説明

光洋サーモシステム株式会社により出願された特許

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【課題】微細クラックや機械的特性の低下を生じさせることなく浸炭処理の処理時間を短縮することができる浸炭焼入方法を提供する。
【解決手段】本発明は、はだ焼鋼からなる被処理部材を浸炭焼入するための浸炭焼入方法であり、前記被処理部材を処理温度である1050℃〜1350℃まで加熱する加熱工程と、前記被処理部材を前記処理温度で保持し、前記被処理部材表面の炭素濃度がJE線未満又はAcm線未満となるように調整された浸炭雰囲気で浸炭処理を行うとともに、前記浸炭処理によって炭素が拡散した範囲である拡散層の炭素濃度を0.6wt%以下にする浸炭工程と、前記浸炭工程の後、所定の焼入温度に降温し、焼入れを行う一次焼入工程とを備えている。また、前記一次焼入工程後の前記被処理部材を1000℃以下かつA3線又はAcm線より高い温度で保持する保持工程と、前記保持工程の後、焼入れを行う二次焼入工程とを備えている。 (もっと読む)


【課題】生産効率の向上と処理品質の向上とを両立させることが可能となる連続拡散処理装置を提供する。
【解決手段】複数枚の板状の被処理物を載せる搬送台50と、直線状に延びる筒状の加熱炉1と、加熱炉1内に搬送台50を順次搬入し、加熱炉1内を搬送した搬送台50を順次搬出する搬送装置2と、加熱炉1内を通過する搬送台50に載せた被処理物を加熱する加熱装置3と、加熱炉1内の搬入部11から搬出部12までの間を、搬送方向に複数のゾーンに区画している複数の隔壁部材7と、ゾーン毎に個別にガスを供給すると共に、当該ゾーン毎に個別にガスを排出するガス給排装置4とを備えている。 (もっと読む)


【課題】熱処理した被処理物を処理容器から取り出して冷却可能であり、処理容器から冷却部への被処理物の流通によってバルブの流体シールが受ける熱の影響を少なくすることができる熱処理装置を提供する。
【解決手段】熱処理装置1は、水平方向の一側部に被処理物の排出口27を有する処理容器11を備え、この処理容器11内に収容された被処理物を熱処理する熱処理部2と、処理容器11における排出口27よりも低位に配置され、熱処理済みの被処理物を冷却する冷却部3と、起立姿勢に配置され、処理容器11の排出口27と冷却部3との間で被処理物を流通させる流通管49と、流体シールを有するとともに、流通管49に設けられたバルブ50と、を備える。 (もっと読む)


【課題】被処理物を搬送する際に、当該被処理物の処理品質に悪影響を与えるような粉塵の発生を抑えることが可能となる連続拡散処理装置を提供する。
【解決手段】複数枚の板状の被処理物Wを載せる搬送台50と、搬送台50を搬入する搬入部から当該搬送台50を搬出する搬出部まで直線状に延びる筒状の加熱炉1と、加熱炉1内に搬送台50を順次搬入し加熱炉1内を搬送した搬送台50を順次搬出する搬送装置2と、加熱炉1内を通過する搬送台50に載せた被処理物Wを加熱する加熱装置3と、加熱炉1内に拡散処理のためのガスを供給するガス供給装置41とを備えている。搬送台50は、転がり軸受60により加熱炉1の底面を転がる車輪部52を備えている。 (もっと読む)


【課題】被処理物の拡散処理を連続的に行うことができる構成でありながら、被処理物の大きさとは関係のない要因によって、加熱炉が大型化するのを防ぐことが可能となる連続拡散処理装置を提供する。
【解決手段】複数枚の板状の被処理物を載せる搬送台50と、直線状に延びる筒状の加熱炉1と、加熱炉1内に搬送台50を順次搬入し、加熱炉1内を搬送した搬送台50を順次搬出する搬送装置2と、搬送台50に載せた被処理物を加熱する加熱装置3と、加熱炉1内に拡散処理のためのガスを供給するガス供給装置41とを備えている。搬送装置2は、搬入部11の上流側に位置する搬送台50を押すことにより当該搬送台50を加熱炉1内へ搬入すると共に、搬入した搬送台50によって、先に搬入されている搬送台50を搬出部12側へ押して加熱炉1内を列状として搬送する。 (もっと読む)


【課題】焼入処理するワークの種類が頻繁に変更される場合であったとしても、迅速に処理を開始することができ、作業効率を高める。
【解決手段】焼入装置は、焼入油2を貯留する油槽1と、この油槽1内の焼入油2に浸漬したワークWの外周面9に対向するように当該ワークWを中心として配置されている噴出口7を有し当該噴出口7から当該外周面9に対して焼入油2を噴射する複数の噴射手段3とを備えている。さらに、噴出口7をワークWに対して接近及び離反させる位置調整機構4と、この位置調整機構4を制御することによりワークWに対する噴出口7の位置を設定する位置制御部5とを備えている。 (もっと読む)


【課題】ワークの浸炭処理時の熱損失を抑制することができ、従来よりもエネルギーの消費量を低減させることができる浸炭処理装置を提供する。
【解決手段】浸炭処理装置1の処理室10の殻壁11および誘導加熱コイル20とワークWとを区画して処理室内を対流する浸炭雰囲気ガスがワークW側から処理室10の殻壁11側および誘導加熱コイルW側へ流動するのを規制する筒状の方向規制部材31を設けた。これにより、浸炭雰囲気ガスと、殻壁11および誘導加熱コイル20との間の熱交換を抑制する。 (もっと読む)


【課題】簡易な構成によって、換気システムの換気量を最適に制御することが可能な熱処理装置を提供する。
【解決手段】熱処理装置10は、ヒータ20、参照負荷率演算部(CPU50)、換気量調整部16、および換気量制御部(CPU50)を備える。ヒータ20は、炉体12の内部に配置され、ワーク18を加熱するように構成される。参照負荷率演算部(CPU50)は、ヒータ20の参照負荷率を演算する。換気量調整部16は、換気システム11の換気量を調整する。換気量制御部(CPU50)は、参照負荷率演算部(CPU50)の演算結果に基づいて、換気量調整部16を制御する。換気量制御部(CPU50)は、ヒータ20の参照負荷率の増加に応じて換気システム11の換気量を増加させる一方で、参照負荷率の減少に応じて換気システム11の換気量を減少させる。 (もっと読む)


【課題】ワークのサイズおよび形状にかかわらず、焼入処理されにくい箇所の発生を防止し、焼入歪のバラツキを抑えることが可能な油焼入装置を提供する。
【解決手段】油焼入装置10は、エレベータ124、エレベータ昇降部126、油槽撹拌ユニット22、油中噴射機構、およびCPU50を備える。油槽撹拌ユニット22は、油槽120内の焼入油122を撹拌し循環させるように構成される。油中噴射機構は、先端がワーク100の外周面に対向するように配置された複数の噴射ノズル250を備える。CPU50は、エレベータ昇降部126、油槽撹拌ユニット22、および油中噴射機構の動作を制御するように構成される。そして、CPU50は、油冷期間の一部または全部において、エレベータ昇降部126、油槽撹拌ユニット22、および油中噴射機構を動作させる。 (もっと読む)


【課題】ワークに対する乾燥処理を適切なタイミングで終了することによって余分な乾燥処理を行うことを防止し、省電力化を図ることが可能なバッチ式乾燥装置を提供する。
【解決手段】バッチ式の乾燥装置10は、炉体12、ヒータ22、循環ファン24、ワーク支持ユニット15、ロードセル20、およびCPU50を備える。ワーク支持ユニット15は、ワークを回転可能に支持するように構成されており、回転テーブル16および回転駆動部18を有する。ロードセル20は、炉体12の外部に配置され、ワーク14を含むワーク支持ユニット15の総重量を計測するように構成される。CPU50は、乾燥処理時に、ロードセル20の計測結果を監視し、この計測結果に基づいてヒータ22、循環ファン24、および回転駆動部18の動作を停止させ、かつ、表示部66に処理完了の表示を行う。 (もっと読む)


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