説明

一般財団法人川村理化学研究所により出願された特許

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【課題】 マイクロ流体デバイス内で物質の膜分離が可能で、かつ、透過速度の違いで分離する系や分離膜の分離能が小さい系においても、高度の分離が可能な膜分離デバイス及び膜分離方法を提供すること。
【解決手段】 流体に含まれる二以上の物質を相互に分離するデバイスであって、流体を流入させる流入口を有し、第一物質と第二物質に対する分離特性が互いに異なる第一分離膜と第二分離膜がそれぞれ流路壁に設けられてなり、且つ、第一分離膜と第二分離膜との膜表面間の平均距離が1〜200μmの範囲にある供給側流路と、第一分離膜を介して供給側流路1と接合され、第一分離膜を透過する流体を流出させる第一流出口を有する第一透過側流路と、第二分離膜を介して供給側流路と接合され、第二分離膜を透過する流体を流出する第二流出口を有する第二透過側流路とからなる分離ユニットを一以上有する膜分離デバイス。 (もっと読む)


【課題】 均一な三次元周期を持って配列した細孔を有し、構造安定性及び耐薬品性に優れた強固な構造を有する無機酸化物周期構造体、およびこれら構造体の簡便な製造方法を提供すること。
【解決手段】 無機酸化物の構造体中に、孔径が20nm〜10μmの範囲にある細孔が三次元周期を持って配列し、隣接する細孔の中心間を結ぶ線上の無機酸化物厚さが5nm〜10μmの範囲にある無機酸化物周期構造体、及び有機高分子化合物微粒子をコア部、架橋した親水性有機高分子化合物をシェル部として有するコア−シェル粒子を、水系溶媒に分散させたゾルを得る工程、該ゾルに金属系アルコキシドを加えてゾル−ゲル反応させ、架橋した親水性有機高分子化合物と、生成する無機酸化物とが一体化された複合体中に、前記コア部が三次元周期を持って配列した構造体を得る工程、該構造体を焼結して無機酸化物周期構造体を得る工程からなる製造方法。 (もっと読む)


【課題】 シリカナノチューブが高度に集積化されたシリカナノチューブ会合体、及び、該会合体を短時間で簡便に製造する方法を提供すること。
【解決手段】 シリカナノチューブが相互に会合した多分岐状構造からなるシリカナノチューブ会合体、及び、(1)直鎖状ポリエチレンイミン骨格を有するポリマーを溶媒に溶解させた後、水の存在下で析出させ、直鎖状ポリエチレンイミン骨格を有するポリマーの結晶性ポリマーフィラメントを得ると共に、前記結晶性ポリマーフィラメントからなるヒドロゲルを得る工程、(2)前記ヒドロゲルとアルコキシシランとを接触させることにより、前記結晶性ポリマーフィラメントとシリカとの複合体からなる有機無機複合会合体を得る工程、及び(3)前記有機無機複合会合体中の結晶性ポリマーフィラメントを除去する工程を有するシリカナノチューブ会合体の製造方法。 (もっと読む)


【課題】 アニオン性物質とのイオンコンプレックス形成効率が高く、アニオン性物質との親和性の良い、線状のカチオン性ブロックを有する分子鎖をグラフト化したポリビニルアルコール系グラフト共重合体及びそのグラフト共重合体の製造方法を提供すること。
【解決手段】 ポリビニルアセテート又はポリビニルエチルエステルなどのポリビニルアルキルエステルを主鎖とし、ポリ(エチレンイミン)構造単位を有する直鎖状ポリマー鎖を側鎖として有するグラフト共重合体。 (もっと読む)


【課題】 流体デバイスに接続して、或いは組み込んで使用することができる微小精留装置、及びマイクロ流体デバイスで取り扱い可能な微量試料の精留方法を提供すること。
【解決手段】 原液から含有成分を精留する精留装置であって、気体流通領域と液体流通領域とそれらを隔てる多孔質隔膜が設けられた精留管と、気体流通領域を原液の沸点より高い温度に加熱する温度調節器とを有し、気体流通領域に前記原液から発生させた蒸気を流し、該蒸気のうちの沸点の高い成分が前記多孔質隔膜を透過して液体流通領域で液化して該液体流通領域に充満した状態で、液化した液体が気体流通領域中の蒸気の流れ方向に対して向流で流れ、且つ沸点の低い成分が液体流通領域から多孔質隔膜を透過して気化し、気体流通領域に還流することにより成分を精留する精留装置。 (もっと読む)


【課題】有機成分と無機成分が均一に分布し、良好な球形度を有しさらに粒子径の揃った有機無機ハイブリッド粒子を提供する。
【解決手段】アニオン性基を有する樹脂と、多価金属アルコキシドの反応ゲルを含有する有機無機ハイブリッド粒子であって,前記多価金属アルコキシドとして、(1)多価の金属に直接結合する官能基すべてが,炭素数1から8のアルコキシ基である多価金属アルコキシドまたはその重縮合物、及び(2)多価の金属に直接結合する官能基の少なくとも一つが,炭素数1から8のアルキル基、または(置換)フェニル基であり、かつ、多価の金属に直接結合する官能基の少なくとも一つが炭素数1から4のアルコキシ基である多価金属アルコキシドまたはその重縮合物を併用する。 (もっと読む)


【課題】 基材と優れた密着性を有し、力学物性や耐熱性が高く、かつ透明性に優れた防曇性積層体、および極短時間で且つ均質な塗膜を形成可能な防曇性積層体の製造方法を提供すること。
【解決手段】 水溶性有機ポリマーと、水膨潤性粘土鉱物とが三次元網目を形成してなり、厚さが1〜500μmの範囲にある透明ゲル乾燥体層を基材表面に有する防曇性積層体、及び非水溶性の重合開始剤を水媒体中に分散させた溶液中で、水膨潤性粘土鉱物の共存下において、水溶性のアクリル系モノマーをエネルギー線の照射により反応させることからなる有機無機複合ヒドロゲルの製造方法。 (もっと読む)


【課題】 広い範囲の粘土鉱物含有率において、粘土鉱物が有機高分子中に均一に分散し、優れた力学物性を示す有機無機複合ヒドロゲル、およびその乾燥物を簡便に短時間で製造できる製造方法を提供すること。
【解決手段】 非水溶性の重合開始剤(d)を水媒体(c)中に分散させた溶液中で、水膨潤性粘土鉱物(b)の共存下において、水溶性のアクリル系モノマー(a)をエネルギー線の照射により反応させることからなる有機無機複合ヒドロゲルの製造方法。 (もっと読む)


【課題】 バルブを開いた状態から閉じる時の応答速度を向上させることにより、その時の逆流量を減少させ、該バルブをダイヤフラム式ポンプ機構やプランジャ式ポンプ機構の吐出側逆流防止バルブとして用いた場合に、吐出量の低下や、該ポンプ機構の駆動周波数に対する吐出量の直線性の低下を抑制すること。
【解決手段】 毛細管状の流路を有するマイクロ流体デバイスであって、前記流路の途中に該流路を遮断するための堰状構造を有し、該堰状構造部及び該堰状構造を含む近傍の領域が固着しておらず且つ流路内の流体圧力により流路を開放して流体を流通する流路開放部が設けられてなり、該流路開放部に相対する流路外部に該流路開放部を圧迫するように圧迫部材が設けられてなることを特徴とするマイクロ流体デバイス。 (もっと読む)


【課題】 流路と成すべき部分の一部が表面に開口した開口部が形成されたデバイス形成用部材の二以上を接着剤により積層するにあたり、流路と成すべき部分に接着剤の接触や残存を生じさせない積層型マイクロ流体デバイスの製造方法を提供すること。
【解決手段】 流路と成すべき部分の一部が表面に開口した開口部が形成された二以上のデバイス形成用部材を、互いに積層してなる積層型マイクロ流体デバイスの製造方法において、転写用支持体上に活性エネルギー線硬化性接着剤を塗布して未硬化塗膜を得た後、得られた塗膜をデバイス形成用部材に転写して開口部相当部位のみ硬化させ、次いで該未硬化塗膜を互いに接着すべきデバイス形成用部材の少なくとも一方に転写して、開口部同士が連絡するように合わせて他方のデバイス形成用部材を積層した後、転写した未硬化塗膜を硬化させて接着する工程、からなる積層型マイクロ流体デバイスの製造方法。 (もっと読む)


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