説明

山下ゴム株式会社により出願された特許

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【目的】アイドルオリフィスやこれを開閉するバルブ機構等を設けずに、ダンピングオリフィスと脚部付き可動膜だけで2つの共振を発生する2共振タイプの液封防振装置を実現する。
【手段】主液室12と副液室13を仕切る仕切部材11にダンピングオリフィス14と弾性仕切部30を設ける。弾性仕切部30の中央部に設けられた可動膜31下面には脚部35を一体に突出形成し、枠部材40の底部46の上面であるストッパ面48へ垂直に押し当てる。脚部35の外周部と支持壁44の間に第3液室50を形成し、脚部35の下面38をストッパ面48へ押し当てると、第3液室50を密閉して作動液を閉じこめ内圧を高める。脚部35がストッパ面48から離れると、第3液室50は副液室13へ開放され、作動液が第3液室50から流出する。この流出による作動液の流動で共振させ、ダンピングオリフィスにより第1共振に対してこれと異なる第2共振を発生させる。 (もっと読む)


【課題】2つの減衰ピークを発生させ、かつ各減衰ピーク間を広げてブロード化するとともに、減衰ピークを十分に高くする。
【解決手段】主液室16と副液室17を結ぶ第1オリフィス通路22と第2オリフィス通路23を直列で設ける。第1オリフィス通路22は一端が副液室17へ連通するバイパス通路25へ接続するとともに、この接続部にオリフィス弾性部24を設ける。バイパス通路25には主液室16内の作動液の流動によって横断方向へ移動するマス30を設ける。マス30は、所定の周波数のとき、バイパス通路25と副液室17を連通し、他の場合は連通遮断するように流路を切り換える周波数応答バルブを構成する。 (もっと読む)


【課題】既存のオリフィス通路を用いた簡単な構造で共振をブロード化する。
【解決手段】仕切部材に設けたオリフィス通路を、環状溝17で構成し、環状溝17の対向する外周壁16aと内周壁16bに、それぞれ略三角形状をなし頂点21を相手側へ突出する複数の流線変更突起20を交互に配置する。このようにすると、流線A・Bは各流線変更突起20間をジグザグに屈曲し、流動する作動液全体に及ぶ大きな乱流を発生し、大きな流通抵抗を生じるので、液柱共振の共振周波数が変化し、ブロード化する。 (もっと読む)


【目的】既存のオリフィス通路を利用して簡単に共振をブロード化する。
【構成】オリフィス通路8を構成する環状溝17内の副液室側開口18近傍に収容部30を設け、この中に可動体20を収容する。
可動体20は収容部30の長さ方向両端である主液室側ストッパ31a及び副液室側ストッパ31bの間を移動自在であり、外周部に凹凸21を設け、中心部に貫通穴25を設けてあるので、作動液は外周部と環状溝17の内壁間及び貫通穴25を流れ、外周部では凹凸21により乱流を生じ、貫通穴25では絞られるため、全体として大きな流通抵抗を生じ、異なる共振周波数で共振するため、共振がブロード化する。 (もっと読む)


【目的】キャビテーション現象の抑制と高減衰を同時に実現させる。
【手段】主液室と副液室を仕切部材11で仕切るとともに、仕切部材11にダンピングオリフィス通路14と弾性仕切部30を設ける。弾性仕切部30の中央部に設けられた弾性膜部31の下面にストッパ脚部35を一体に突出形成し、枠部材40の支持壁44の押し当て面47へ押し当て、支持壁44、弾性仕切部30及びストッパ脚部35の間に第3液室61を形成し、リリーフ通路60をダンピングオリフィス通路14の主液室側開口24近傍で主液室12へ連通させ、副液室開口62で副液室13と常時連通させる。通常時には、ダンピングオリフィス通路14と第3液室61がそれぞれ液柱共振を発生して共振のブロード化を実現する。過大振幅振動の入力時には、ストッパ脚部35と支持壁44の間を開いて、リリーフ通路60を介して副液室と主液室を連通させ、キャビテーション現象を抑制する。 (もっと読む)


【目的】共振領域をブロード化するとともに、高減衰かつ軽量・コンパクト化する。
【構成】外筒2と内筒3の間をインシュレータ4で弾性的に連結する。インシュレータ4には内筒3の軸方向へ独立した2つのポケット部10を形成し、これを共通隔壁13で区画された第1主液室11及び第2主液室12とする。各第1主液室11及び第2主液室12は第1オリフィス通路17,第2オリフィス通路18で副液室16と連結され、それぞれ異なる周波数で共振させる。共通隔壁13は左右の第1主液室11,第2主液室12から液圧を受けて高バネとなり、高減衰を実現するとともに、軽量・コンパクト化する。 (もっと読む)


【課題】防振ゴムの防振特性を維持しつつ耐久性を改良する。
【解決手段】イソプレン系ゴムからなるゴム成分Aと、ブタジエン系ゴムからなるゴム成分Bと、主としてゴム成分B中に存在するカーボンブラックと、主としてゴム成分A中に存在するシリカと、を含むことを特徴とする防振ゴム組成物。 (もっと読む)


【課題】防振ゴムの防振特性を維持しつつ耐熱性を改良する。
【解決手段】イソプレン系ゴムとブタジエン系ゴムとを含むゴム成分と、カーボンブラックとシリカとを含む補強剤成分と、が配合され、補強剤成分のシリカは、ポリスルフィド系シランカップリング剤によりシリカ粒子の表面が表面処理されたシリカAと、シラン系表面処理剤によりシリカ粒子の表面が表面処理されたシリカBと、を含むことを特徴とする防振ゴム組成物。 (もっと読む)


【課題】ゴム足部とカラー嵌合部との結合部の摩耗、剥離による破損を抑制するマウント構造を提供する。
【解決手段】マウント構造11は、第1の部材(車体固定用ブラケット37)に取付けられる円筒状のインナーカラー(大端カラー72)と、インナーカラー(大端カラー72)の半径方向外方に配置されたアウターリング(大端アウターリング71)と、アウターリング(大端アウターリング71)とインナーカラー(大端カラー72)を複数の部位で結合しているラバー(大端弾性体74)と、突出させたストッパ93と、を備える。ラバー(大端弾性体74)は、ゴム足部102と、ゴム足部102とカラー嵌合部101との結合部103近傍のカラー嵌合部101に形成した突起部104と、を備える。 (もっと読む)


【目的】種々な方向から入力する振動に対して振り子式ダイナミックダンパにおける振り子を追随性よく運動させる。
【構成】エンジンを取付けた第1取付部材1と車体へ取付けられる第2取付部材2を対向配置し、これらの間を弾性体3で連結する。弾性体3は第1弾性体4と第2弾性体5に分割され、これらの境界部にアーム支持部6が設けられ、揺動アーム7の中間部が支持される。揺動アーム7の一端部8は第1取付部材1から下方へ突出する支持突部9へ支持され全方向へ回転可能なジョイント10へ取付けられる。揺動アーム7の他端にはマス11が設けられ、揺動アーム7及びマス11により振り子12を構成する。振り子12はジョイント10により種々な方向から入力する振動に追随して振り子運動する。 (もっと読む)


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