説明

イチカワ株式会社により出願された特許

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【課題】オープンタイプ用のベルトでは片面コートベルトの基材層と樹脂層の熱収縮量の差、並びに、シートトランスファー用ベルトでは片面コートベルトの基材層と樹脂層の熱収縮量の差により生ずるベルト端縁部のカールを減少させるか無くすことのできる抄紙用ベルトを提供する。
【解決手段】本願ベルト1は、マシン走行時の基材層の下部或いは上部に樹脂層を形成してなる抄紙用ベルトにおいて、前記樹脂層の中央部に対する幅方向両端部を、0.5mmの厚さになるように研磨するか、あるいは端縁で0.5mmの厚さになるように中央側から連続的テーパー状に研磨したことを特徴とし、片面コートベルトでのバイメタル現象を起こり難くしたものである。 (もっと読む)


【課題】 汚れが落ち易く且つ湿紙の受け渡し時における良好な紙離れ機能を備え、更に湿紙表面の平滑化機能に優れた抄紙搬送フェルトおよび該抄紙搬送フェルトを備えた抄紙機のプレス装置を提供すること。
【解決手段】 抄紙搬送フェルト100は、基層11と、基層11の湿紙W側の表面に形成された第1バット層13Aと、基層11のロール側またはシュー側の表面に形成された第2バット層13Bと、細繊維に分割された複数の分割繊維15Aおよび当該細繊維の間に含浸された高分子弾性材25を含み且つ、細繊維および高分子弾性材25が湿紙Wと直接接触するように第1バット層13Aの湿紙W側の表面に形成された湿紙接触繊維層15と、第1バット層13Aと湿紙接触繊維層15との間に配置された親水性不織布層23と、を備える。 (もっと読む)


【課題】基体の表面平滑性を損なうことなく、高い連結強度で基体を連結することができる、抄紙用プレスフェルトの連結方法を提供すること。
【解決手段】連結方法は、基体20の互いに連結すべく突き合わせられた側端上に跨がるように熱接着シート50を配置し、さらにその上に補助シート60を配置し、加熱体70を補助シート60に当て、補助シート60を介して熱接着シート50を加熱し、熱接着シート50を補助シート60とともに基体20に接着させ、その後、基体20に、バット繊維をニードルパンチにより絡合一体化させることからなる。この方法により、補助シートを使用しない場合に見られた加熱体への接着がなくなり、基体の表面平滑性を損なうことなく、作業性の向上及び面接着による均一で且つ高い連結強度で基体を連結することができる。 (もっと読む)


【課題】 ニードルパンチ処理により基布とバット繊維とが良く絡み合い、バット繊維が基体に強く固着し、かつ表面平滑性の優れた抄紙用フェルトの提供。
【解決手段】 ニードルパンチにより容易に裂ける単糸、特に切断伸度が5〜25%であるポリプロピレンの単糸を経糸または緯糸の少なくとも一方に使用した織布を基布とし、これにニードルパンチを行ない、裂け目を利用して短繊維のバット繊維を絡み合わせて植毛させてなる抄紙用フェルト。 (もっと読む)


【課題】 汚れが落ち易く且つ湿紙表面の平滑化機能に優れたシュープレス用の抄紙搬送フェルトおよび該抄紙搬送フェルトを備えたシュープレス型抄紙機のプレス装置を提供すること。
【解決手段】 シュープレス用の抄紙搬送フェルト100は、基層11と、基層11の湿紙W側の表面に形成された第1バット層13Aと、基層11のロール側またはシュー側の表面に形成された第2バット層13Bと、分割繊維15Aを含み且つ湿紙Wと直接接触するように第1バット層13Aの湿紙W側の表面に形成された湿紙接触繊維層15と、を備える。分割繊維15Aは、ロールおよびシューにより加圧されることにより分割される。 (もっと読む)


【課題】 より一層優れた耐摩耗性、耐永久歪、耐クラック性、耐圧縮疲労性等を備える製紙機械用ベルトを提供する。
【解決手段】 ポリウレタンと基体とからなる製紙機械用ベルトにおいて、該ポリウレタンが、ウレタンプレポリマーと、硬化剤と、前記ウレタンポリマーと前記硬化剤との合計量に対し0.5〜25質量%の割合で非反応性のポリジメチルシロキサン液状物とを配合してなる混合物を硬化させたものであることを特徴とする製紙機械用ベルト。 (もっと読む)


【課題】圧縮回復性及び厚み保持性に優れた抄紙用プレスフェルト及びその製造方法を提供すること。
【解決手段】抄紙用プレスフェルト10は、基体20、繊維集合体30、及び立体編物の層40からなる。この抄紙用プレスフェルト10は、湿紙接触面11と、機械接触面12とを具えている。立体編物の層40は、2枚の編地44,46と、2枚の編地44,46を連結する連結糸48からなり、湿紙接触面11と機械接触面12のいずれとも間隔を置いて配置される。この連結糸48の少なくとも一部が2枚の編地44,46を筋交いに連結する筋交い構造とすることにより、連結糸が筋交いに配列されていない立体編物の層を設ける場合と比べ、圧縮回復性に優れ、且つ長期間にわたり、厚みを保持できる抄紙用プレスフェルトを提供することができる。 (もっと読む)


【課題】MD方向糸及びCMD方向糸がともに単糸のみからなる織布で基体が構成され、且つ、寸法安定性及び耐脱毛性に優れ、ツララ現象を抑制することができる抄紙用フェルトを提供すること。
【解決手段】抄紙用フェルト10は、基体20と、基体20に一体化されたバット層30からなり、基体20は、MD方向糸22及びCMD方向糸24がともに単糸のみで構成された織布からなる。基体20をヒートセットしMD方向糸22にクリンプを付与することにより、寸法安定性及び耐脱毛性に優れ、ツララ現象を抑制することができる抄紙用フェルトが得られる。 (もっと読む)


【課題】 高速の抄紙機械運転をしても潰れにくく、使用開始後、速やかな抄紙安定性があり、耐久性に富み、しかも表面平滑性の良い抄紙用フェルトの提供。
【解決手段】 基体の湿紙側に最上層である第1層、最上層に接する第2層、第2層に接する第3層の少なくとも3層構造の短繊維から成るバット繊維層を設け、各バット層のバット繊維の平均短繊維繊度が、第1層は0.5〜6dtex、好ましくは1〜3dtex、第2層は1.5〜15dtex、好ましくは3〜10dtexで第1層よりも粗く、第3層は6〜30dtex、好ましくは10〜15dtexで第2層よりも粗い繊維である抄紙用フェルト。
バット繊維がポリアミド繊維である場合、その硫酸溶液粘度(O.25g/50m1,JIS一級95%硫酸)の25℃における絶対粘度が、第1層のバット繊維は、60〜70mPa・S、第2層及び第3層のバット繊維は80mPa・S以上であることが好ましい。
また第2〜3層のバット繊維は相互に交絡しつつ基体に対して貫通しているが、第1層のバット繊維は第2層及び第3層に交絡しつつ基体に対して貫通していない状態であることが好ましい。 (もっと読む)


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