説明

植田製油株式会社により出願された特許

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【課題】稚魚期の生残率を向上させ、成長率および肥満度においても十分満足でき、しかも、すじこ油に比べ安価な脂質源を配合したマグロ属魚類用人工配合飼料を提供することを目的とする。
【解決手段】魚頭部を主原料として採油された魚原油から調製された魚由来リン脂質画分を脂質源として配合した人工配合飼料。 (もっと読む)


【課題】魚油などの水産動物油に対してトランス酸の生成をできるだけ少なくするように低温での水素添加を円滑に進めることを可能とし、しかも実用性を損なわないようにして比較的簡単な操作によって効率よく水素添加油脂を製造し、またはそのような水産動物油含有の水素添加油脂を得ることである。
【解決手段】水産動物油20〜80質量%と、ヨウ素価が前記水産動物油より低く水産動物油を含まない食用油80〜20質量%との混合油またはエステル交換油を水素添加し、この水素添加によるトランス酸の増加量が18質量%以下であるように水素添加によるヨウ素価の低下量1単位当たりの油脂温度上昇率が0〜0.5に調整して水産動物油含有水素添加油脂を製造する。ヨウ素価が前記水産動物油より低く水産動物油を含まない食用油は、水素添加の速度が遅いので、相対的に水産動物油の水素添加反応が速く起こり、混合油またはエステル交換油は、水産動物油の単独の場合に比べて低温で速やかに水素添加し、その間のトランス酸の増加は抑制されて、トランス酸の増加を抑制しながら充分に水素添加ができる。 (もっと読む)


【課題】本発明は、商業上利用しやすい原料からスフィンゴミエリン、及びDHAが結合したグリセロリン脂質を共に含有するリン脂質を提供することを目的とする。さらに、スフィンゴミエリンに結合している脂肪酸に特徴があり、その構造が明確でそれぞれの含有量が調整されたリン脂質を得ることができる方法を提供することも目的とする。
【解決手段】カツオやマグロなどの魚頭部を主原料として採油された魚原油を利用し、魚油を精製する前に適切に処理することで効率的にリン脂質を分別・回収する。 (もっと読む)


【課題】加熱後の酸化に対する安定性が良好であり、しかも独特の硬化油の風味を有し、かつトランス異性体の可及的に少ないフライ用油脂を得ることである。
【解決手段】食用油脂に対する水素添加を60〜75℃の温度範囲内で行いヨウ素価を5以上低下させ、かつ前記水素添加によるトランス酸増加量が5%以下であるようにヨウ素価の低下量1単位当たりの油脂温度上昇率を0.2〜0.5に調整した水素添加油脂を、20質量%を超え100質量%以下含有するフライ用油脂とする。充分な水素添加が行なわれており、しかも温度を制御しながら水素添加反応を行なって硬化させた油脂を採用したことにより、酸化に対する安定性および風味が良好な状態になり、しかもトランス異性体の含有量の少ないフライ用油脂となる。 (もっと読む)


【課題】トランス酸量ばかりでなく、飽和脂肪酸含量を制限したカレーやシチュウに用いるルウなどの即席調理食品に用いられる油脂として、スパイスの利き方に調和を持たせられるものとし、特に香りを引き立たせる効果を有する即席調理食品用油脂組成物とすることである。
【解決手段】水素添加油脂の配合量が50〜100%であり、かつ構成脂肪酸中の飽和脂肪酸含量が40〜65質量%である即席調理食品用油脂組成物において、前記水素添加油脂が、構成脂肪酸中にトランス酸を1〜10質量%含有するものであり、かつ水素添加される際に低下するヨウ素価1に対するトランス酸の増加量が0.10〜0.25%となるように調製され、かつ水素添加される原料油脂に対するトランス酸の増加量が0.5〜5%であるように調製された水素添加油脂を採用する。低トランス酸含有量で飽和脂肪酸含量を制限した即席調理食品にスパイスの風味付け効果を持たせることができる。 (もっと読む)


【課題】本発明は、原材料コストを削減しつつ、製パン性を維持しながら、パン本来のやわらかさを持ち、口どけの良い食感を有するパン類を製造する方法を提供することを目的とする。また、より風味の良いパン類を製造する方法を提供することも目的とする。
【解決手段】コーンペネトロ値が40〜550であるショートニング、マーガリン等のような可塑性油脂組成物に対し水溶性成分をあらかじめ混合させた後、パン生地に添加することを特徴とするパン類の製造法。 (もっと読む)


【課題】本発明は、油脂類および油脂食品に簡便に用いることができる、L−アスコルビン酸脂肪酸エステルを高濃度に含有する酸化防止剤製剤を提供する。さらに詳しくは、油脂を過度に加熱することなく均一に溶解することができ、添加する際の取り扱いが簡便で、添加した油脂あるいは油脂食品の風味も損なわない酸化防止剤製剤を提供する。
【解決手段】L−アスコルビン酸脂肪酸エステルを溶解させる基材としてエタノールとジアシルグリセロール含有液状油脂を併用することで、製剤の油脂への添加時にエタノールの揮発が起こってもL−アスコルビン酸脂肪酸エステルの結晶の析出が生じず、液状の油脂にすばやく分散し溶解できる。 (もっと読む)


【課題】トランス酸が従来の油脂より大幅に低減されていながらも、酸化安定性にも優れ、乳化食品に使用した素材が本来もつ風味や呈味を生かし、添加された着香料をも引き立たせるような乳化食品用油脂およびそれを用いた乳化食品とすることである。
【解決手段】トランス酸を2〜10質量%含有する部分水素添加油脂からなり、総脂肪酸における炭素数18の1価不飽和脂肪酸の含有量が40質量%以上、炭素数18の飽和脂肪酸の含有量が15質量%以下、分子内に二重結合を2以上含む多価不飽和脂肪酸の含有量が20質量%以下、炭素数18の1価不飽和脂肪酸の総質量(A)に占める炭素数18の1価トランス酸量(T)の質量比(T/A)が0.02〜0.1に調製されてなる乳化食品用油脂とし、さらにこの乳化食品用油脂を5〜100質量%含有するマーガリン、ファットスプレッド、クリーム、ドレッシングまたはフラワーペーストからなる乳化食品とする。 (もっと読む)


【課題】トランス酸を極力発生させない水素添加油脂の製造方法を提供する。
【解決手段】多価不飽和脂肪酸を含む油脂に対し、ニッケル触媒の存在下で水素添加反応を行なう水素添加油脂の製造方法とし、水素添加反応の温度が60〜75℃でありかつ水素添加反応系に対する冷却熱量もしくは水素供給量または両方を調整し、水素添加反応で低下したヨウ素価の1単位当りにおけるトランス酸の発生量が0.25重量%以下にする。前記調整を行なうには、反応容器7内の温度を感知する温度センサー9および水素の供給路6に接続された圧力センサー10を設け、これらの温度情報および圧力情報に基づいて制御信号を発信する電子コントローラ11を設け、この電子コントローラ11により循環ポンプ17の動作および流量調整弁15の動作を制御して反応系Aに対する冷却熱量および水素供給量を調整可能とした水素添加油脂の製造装置とする。 (もっと読む)


【課題】コクとクリーミー感に優れ、しかも口溶け性がよくて、すっきりとした食後感を併せ持ち、また一時的に急激な温度変化や凍結状態に至っても、その特性が損なわれないヒートショック耐性や冷凍耐性にも優れたクリーム用油脂組成物を提供する。
【解決手段】トランス脂肪酸の含有量が2重量%以下のクリーム用油脂組成物からなり、この油脂組成物のトリアシルグリセロール組成は、下記の式を満たすと共に、同式中の記号で示す分子種のP2U型を5〜15重量%、PU2型を10〜25重量%含有し、かつLa2Mu型およびU3型を含有するものであり、P3型は0.5重量%以下に調整され、かつトリアシルグリセロール含有量の総計が50重量%以上であるクリーム用油脂組成物。
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