説明

神港精機株式会社により出願された特許

51 - 54 / 54


【課題】 耐面圧性を含め密着性の高い硬質炭素膜を実現する。
【解決手段】 基材10上に、当該基材10と相性の良い中間層としての金属膜12が、スパッタリング処理によって形成される。そして、この中間層12上に、シリコンを含有する高濃度シリコン含有硬質炭素膜(高濃度層)14が、プラズマCVD処理によって形成される。さらに、この高濃度層14上に、当該高濃度層14よりも少なめのシリコンを含有する低濃度シリコン含有硬質炭素膜(低濃度層と言う)16が、同プラズマCVD処理により形成される。そして、高濃度層14および低濃度層16が、一連の硬質炭素膜18を成す。このように硬質炭素膜18に含まれるシリコンの量が基材10から遠くなるに連れて減少することで、当該硬質炭素膜18の耐面圧性を含めた密着性が向上する。 (もっと読む)


【課題】 量産しても各冷却能力をほぼ均一とする。
【解決手段】 チャンバー2内に熱板8が設けられている。熱板8は、被処理物16が載せられる面8aを有し、被処理物16を加熱するための電熱ヒータ10が熱板8の内部に設けられている。熱板8の下方には冷却板18が設けられている。冷却板18は、熱板8の下面に接触可能な上面18aを有し、熱板8に対してシリンダー24によって進退可能である。冷却板18の上面18aには、複数の溝32が形成されている。この溝32に真空排気ポンプ40が接続されている。電熱ヒータ10が通電され、被処理物16を加熱した後、冷却板18の上面18aを熱板8の下面に接触させた状態で、真空排気ポンプ40を駆動して、冷却板18の上面18aを熱板8の下面に密着させて、熱板8を冷却する。 (もっと読む)


【課題】 実用的なBN膜を生成する。
【解決手段】 各被処理物36,36,…は、自公転機構28によってプラズマ領域68に順次搬送される。そして、このプラズマ領域68において、坩堝22に収容されたホウ素材と、ガス管58を介して導入される窒素ガスと、を材料とするBN膜が生成される。このとき、各被処理物36,36,…には、バイアス電力として、直流成分Vdcが重畳された高周波電力Ebが供給される。なお、直流成分Vdcが大きく変動すると、BN膜の破壊、ひいては剥離を誘発するが、この成膜装置10においては、電圧制御回路66によって当該直流成分Vdcの変動が抑制される。従って、剥離を生じない、実用的なBN膜を生成することができる。 (もっと読む)


【課題】 密着性の高い被膜を生成するべく、被処理面の変質や変形を防止しつつ当該被処理面を洗浄する。
【解決手段】 この表面処理装置10は、真空槽12を有している。この真空槽12にガス管58を介してアルゴンガスが導入され、カソード40にカソード電力Ecが供給されると、カソード40から熱電子が放出される。この熱電子は、アノード電圧Vaが印加されたアノード42に向かって加速され、アルゴンガス粒子に衝突する。これによって、プラズマが発生し、このプラズマ中のアルゴンイオンが被処理物36の表面に照射され、当該表面が洗浄される。ここで、イオン照射により被処理物36に流れる電流が5.6mA/cm以下となるように、アルゴンガスイオンの圧力、カソード電力Ec、アノード電圧Vaおよびカソードバイアス電圧Vcbを設定すれば、変質および変形を防止できる。 (もっと読む)


51 - 54 / 54