説明

株式会社ナカボーテックにより出願された特許

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【課題】海洋環境において防食性を高めつつ比較的安価に構成することができる被覆構造およびこの被覆構造を用いる海洋鋼構造物を提供する。
【解決手段】海水環境で用いられる鋼管杭1であって、この鋼管杭1は、炭素鋼からなる鋼管2の外周に、ペトロラタム系防食材からなる防食層3が設けられ、この外側にさらに電気的絶縁部4が設けられ、さらにこの外側に耐海水性ステンレス鋼からなる被覆部材5が設けられて構成されている。被覆部材5は、耐海水性ステンレス鋼からなる板材が鋼管2の外周に巻き付けられてその端部どうしがラップされた(重ねられた)ものであって、この被覆部材5のその重なった端部どうしがチタンからなるリベット6により固定されている。 (もっと読む)


【構成】 海水路102の壁面に対して防汚パネル(10)を形成する際には、先ず、海水路102の壁面に対してレール部材36を並べて取り付ける。そして、防汚パネル部材12をレール部材36の上に載置して、防汚パネル部材12を牽引ワイヤ70に取り付ける。それから、牽引ワイヤ70で牽引することによって、防汚パネル部材12をレール部材36に沿って滑らせて、所定の取り付け位置まで移動させる。そして、これを繰り返すことによって、複数の防汚パネル部材12が各々の取り付け位置に到達すると、防汚パネル部材12をレール部材36の上に載置した状態のまま、隣り合う防汚パネル部材12どうしを連結して海水路102の壁面にアンカ止めする。
【効果】 防汚パネル部材をその取り付け位置まで簡単かつ正確に移動させることができ、しかもパネル部材の設置作業が容易となる。 (もっと読む)


【構成】 防汚パネル部材の連結構造10は、複数の防汚パネル部材12を海水と接する構造物の壁面に取り付けて連結部材14,42で連結し、防汚パネル16を形成するものである。防汚パネル部材12どうしを連結部材14,42で連結する際には、複数の防汚パネル部材12を所定の間隔を隔てて配置し、構造物102の壁面にアンカ止めする。そして、隣り合う防汚パネル部材12に跨るように連結部材14を配置し、一方のパネル部材12の連結方向の一方端部、および他方のパネル部材の連結方向の他端部に対して連結部材14を押し当てて、壁面にアンカ止めする。これにより、隣り合う防汚パネル部材12の第1陽極要素22どうしが連結部材14の第2陽極要素32によって電気的に接続される。
【効果】 防汚パネル部材どうしの連結作業が簡単で、かつ防汚パネルの陽極体の通電性を長期間に亘って安定的に確保することが可能である。 (もっと読む)


【構成】 パネル取付部材10は、海水の電気分解によって海生生物の壁面への付着を防止する防汚システム(100)に用いられる。パネル取付部材10は、ステンレス鋼などによって形成されるレール部38および固定具取付部40を含む。レール部38は、板状の第1片42と第1片42の一方側端から立ち上がる第2片44とを有する。また、レール部38の内面側には、絶縁体48が設けられる。このようなパネル取付部材10は、レール部38の内面側に防汚パネル(12)の端部を嵌め込むようにして壁面に固定される。
【効果】 陰極および陰極用導電体として機能できると共に、防汚パネルの端部を固定する端部固定部材としても機能し、防汚パネルの脱落や剥離を防止することができる。 (もっと読む)


【構成】 防汚パネル部材10は、基板20および陽極要素22を含み、複数が連結されることによって防汚パネル(12)を形成する。基板20は、絶縁材によって形成され、本体24、第1嵌合部26、および隣り合う第1嵌合部26と嵌合される第2嵌合部28を含む。陽極要素22は、本体24の表面側を覆い、かつ第1嵌合部26を覆うまで延びると共に、第2嵌合部28を覆うまで延びるように基板20に貼り付けられる。
【効果】 防汚パネルを形成したときに、陽極要素の端縁が露出しないので、陽極要素の捲れが防止され、陽極体の通電性を長期間に亘って安定的に確保できる。 (もっと読む)


【課題】アルミニウム合金製トラフへの海生生物の付着防止効果が大きく、メンテナンスも容易な海生生物付着防止パネルを提供する。
【解決手段】パネル状に形成されるとともに、開口部を備える第1電極板と、絶縁材により第1電極板と絶縁された状態で、開口部から露出するように設けられ、第1電極板と直流電源を介して電気的に接続される第2電極板と、を備えることを特徴とする海生生物付着防止パネルを用い、直流電源を、マイナス出力と陰極板とをダイオードを介して通電可能に接続し、プラス出力と陽極板とを通電可能に接続して電解する。 (もっと読む)


【構成】 防汚パネル部材10は、基板20および陽極シート要素22を含み、複数が連結されることによって防汚パネル(12)を形成する。基板20は、絶縁材によって形成される平板部24、平板部24の第1端26および第2端28のそれぞれに形成される第1嵌合部32および第2嵌合部38を含む。陽極シート要素22は、平板部の表面側を覆い、かつ端部が第1嵌合部32および第2嵌合部38まで延びるように基板20に貼り付けられる。防汚パネル部材10では、第1嵌合部32と第2嵌合部38とを嵌合することにより、隣り合う陽極シート要素22の端部同士が基板20によって均一に押し付けられて面接触する。
【効果】 隣り合う陽極シート要素の端部同士が均一に押し付けられて面接触するので、陽極シートの通電性を長期間に亘って安定的に確保できる。 (もっと読む)


【課題】鋼管矢板の従来の被覆防食の欠点を改良し、より良い防食効果をより安価なコストで実現できる鋼管矢板の被覆防食方法を提供すること。
【解決手段】防食層を内側に有する保護カバーで鋼管矢板の鋼管部を被覆防食する鋼管矢板の被覆防食方法において、前記保護カバーを2分割し、その保護カバー同士をリベットにより固定、連結する。好ましくは、さらに、鋼管矢板の鋼管部を連結する連結部に、鋼管矢板法線に対して垂直にスタッドボルトを固定し、該スタッドボルトに、前記連結部の形状に合わせて成形され且つ防食層と一体化した連結板を嵌め込み、さらに前記保護カバーの一端に予め形成されたフランジ部を嵌め込み、ナットで固定することにより、連続した保護層と防食層を形成する。 (もっと読む)


【課題】コンクリート構造物中の鋼材表面に供給される溶存酸素の供給速度を、IRの影響や白金表面に形成される酸化還元系の影響がなく、容易に評価することができる方法、及び、該方法により評価した鋼材表面への溶存酸素の供給速度によって、必要復極量を設定することができるコンクリート構造物中の鋼材の電気防食管理方法を提供すること。
【解決手段】コンクリート構造物中の鋼材表面に白金電極を設置し、該白金電極をカソードとして一時的に通電することにより白金電極表面から水素ガスを発生させ、通電オフ後の白金電極の電位減衰曲線を測定して、通電オフ時から白金電極の電位経時変化の変曲点までの時間を求め、該時間によって、コンクリート構造物中の鋼材表面への溶存酸素の供給速度を評価する方法、及び、該方法を利用したコンクリート構造物中の鋼材の電気防食管理方法。 (もっと読む)


【課題】量産品の永久磁石を用いて、任意の寸法で安価に製造でき、十分な磁気吸引力を発揮し、海洋や河川などに設置される鋼管杭、鋼矢板などの金属構造物に、電気防食用流電陽極を堅固に固定することができる磁気吸着装置を備えた電気防食用流電陽極を提供すること。
【解決手段】金属構造物(10)防食電流を通電するための陽極本体(1B)と、該陽極本体を前記金属構造物に固定するための磁極分散型磁気吸着装置(A)とを備えた電気防食用流電陽極(B)であり、前記装置(A)が、吸着面(11)に一方の磁極をもち、背向面に他方の磁極をもつ板状乃至角柱状の永久磁石(1)と、前記永久磁石を所定の間隔を置いて隣り合う磁極が互いに異極となるように複数個配列して凹部(21)に収容したトレー状の凹形ヨーク(2)と、前記永久磁石の間隔を所定に保つために前記凹形ヨークの凹部に固着した中仕切りヨーク(3)とを備える。 (もっと読む)


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