説明

日本フエルト株式会社により出願された特許

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【課題】樹脂を用いて加工されており、適度な通気性が維持されるため、優れた搾水性を有する製紙用フェルトを提供する。
【解決手段】基布1と、その製紙面に積層された表バット層2と、走行面に積層された裏バット層3と、を備え、表バット層2の厚さ方向に、少なくとも1層の樹脂脱落防止用織布4が配設されており、樹脂脱落防止用織布4の目合いが0.5〜3.0mmであり、少なくとも表バット層2及び樹脂脱落防止用織布4が樹脂加工されている製紙用フェルト100であり、表バット層2は、基布1に積層された表内バット層21と、表内バット層21に積層された表外バット層22とを有し、樹脂脱落防止用織布4は、表内バット層21と表外バット層22との間に介装されていることが好ましい。 (もっと読む)


【課題】 基布を2枚以上積層してなる基体を含む製紙用フェルトにおいて、基体の製紙面側の面の平滑性を向上させる。
【解決手段】 製紙面側基布7及び走行面側基布8を積層してなる基体2にバット繊維層3をニードリングした製紙用フェルト1であって、製紙面側基布7は、経糸11と緯糸(12とを織り合わせて形成され、緯糸は、モノフィラメント糸であり、経糸は、2本のフィラメントを撚り合わせた撚り糸であり、緯糸の丈方向における単位長さ当たりの本数は、経糸の前記単位長さ当たりの撚り数の2倍以上とし、経糸は、緯糸を丈方向に横切るナックル部において、撚りが緩められて製紙面側基布の厚み方向に各フィラメントが互いに重なり合わないように配置された弛緩部17と、互いに隣接する緯糸間において、弛緩部よりも撚りが集中した撚り部18とを有することを特徴とする。 (もっと読む)


【課題】 基布を巻回積層した基体にバット繊維層をニードリングした製紙用フェルトにおいて、搾水性や耐久性を損ねることなく、基布マークや基布端部マークが生じ難い製紙用フェルトを提供する。
【解決手段】 経糸11と12とを交絡させて形成した帯状の基布2を、環状に巻回積層して形成した基体3と、基体にニードリングされたバット繊維層4とを有する製紙用フェルト1であって、経糸は、2〜6本の直径が0.13mm〜0.32mmのフィラメントを撚り数6回/25.4mm以下で撚り合わせた撚り糸であり、外層側端部17は、その外層側端縁19が基体の幅方向に対して5°〜30°の角度をなし、内層側端部18は、その内層側端縁20が外層側端縁と平行になると共に、基体の丈方向において、外層側端部と10mm以内の範囲で重なる、または、外層側端部から5mm以内の範囲で離間していることを特徴とする。 (もっと読む)


【課題】製紙用フェルトの内部構造を変化させることなく表面性状を幅方向における各部において変化させ、湿紙の運搬性を向上させる。
【解決手段】基布2と、前記基布にニードリングによって絡合され、製紙面5を形成するバット繊維層3とを有する製紙用フェルト1であって、前記製紙面が、幅方向における各部分において異なる条件の研磨処理がなされた研磨面を含み、幅方向において表面粗さが異なる。 (もっと読む)


【課題】 フィラメントの撚り糸を含む製紙用フェルトの基布において、フィラメントの撚り糸のクリンプを抑制する。
【解決手段】 丈方向に沿って延在し、交互に配列された複数の上経糸6および下経糸7からなる経糸8に、幅方向に沿って延在する複数の緯糸9を交絡させた基布2を有し、基布の製紙面側および走行面側にバット繊維をニードリング一体化させた製紙用プレスフェルトであって、緯糸のそれぞれが、複数のフィラメントを撚り合わせた撚り糸であり、上経糸が、緯糸を連続して3本以上製紙面側に跨いだ後、その連続して跨いだ本数以下かつ2本以上の緯糸を連続して走行面側に潜る単位組織をもって緯糸に交絡され、下経糸が、緯糸を連続して3本以上製紙面側に潜った後、その連続して潜った本数以下かつ2本以上の緯糸を連続して走行面側に跨ぐ単位組織をもって緯糸に交絡されていることを特徴とする。 (もっと読む)


【課題】 耳部に端末保護処理が施した製紙用シームフェルトにおいて、シーム部の丈方向における引張応力の集中を抑制することを課題とする。
【解決手段】 丈方向における端縁1a,1b同士がシーム部21によって連結された製紙用シームフェルト1であって、当該シームフェルトの幅方向における両端部をなす耳部24のシーム部から丈方向に所定距離の範囲は、耳部の破壊を防止するための端末保護処理が施されていない非端末保護処理部31とし、前記耳部の他の範囲は前記端末保護処理が施された端末保護処理部30とすることを特徴とする。また、非端末保護処理部が、シーム部から丈方向に1cm以上50cm以下の長さをもって設けられているようにするとよい。また、丈方向における端縁の幅方向端部をなす隅部が切除されているとよい。 (もっと読む)


【課題】耳部の摩耗や製紙の平滑性の低下を招くことなく、耳部における湿紙のピックアップ特性が継続使用により変動することを抑制することができるようにする。
【解決手段】表内バット繊維層3は、製紙用フェルトの幅方向の両端に所定の幅Wを有して長手方向に延在する耳部5と、この耳部の間に配された中央部11とを備え、耳部は、中央部と比べて、バット繊維間の間隙が大きくなるように形成されており、製紙用フェルトによって湿紙が搬送されるとき、該湿紙の幅方向両端部の一部が耳部に平面視で重なるように所定の幅が設けられるよう構成する。 (もっと読む)


【課題】内部摩耗の抑制と適正な通気性を保持すると共に、より優れた製紙面側織物層の平滑性が得られる抄紙用ワイヤーを提供する。
【解決手段】抄紙用ワイヤー1は、製紙面側経糸11及び製紙面側緯糸20により構成された製紙面側織物層と、走行面側経糸及び走行面側緯糸により構成された走行面側織物層と、を有すると共に、該製紙面側織物層と該走行面側織物層とが接結緯糸50により接結され、製紙面側組織は、S本の製紙面側緯糸21、第1の接結緯糸30、S+1本の製紙面側緯糸22、第2の接結緯糸40がこの順に隣接した緯糸配置の繰り返し単位U1を有する。接結緯糸30は、接結緯糸構成糸31及び接結緯糸構成糸32からなり、接結緯糸構成糸31は製紙面側経糸11を1本おきに織り込む織部を有する糸であり、接結緯糸構成糸32は製紙面経糸11を1本おきに織り込む織部を有しない糸である。 (もっと読む)


【課題】フェルトの圧縮(つぶれ)、汚れ等による加圧時の通水性の低下を防止する製紙用フェルトとその製造方法を提供する。
【解決手段】製織布4を少なくとも1層以上有する基布にバット繊維3が積層されて絡合一体化される製紙用フェルト100であって、製織布の一層の製紙面側又は走行面側のバット繊維との境界もしくは製織布内には、空隙を有した樹脂層2が形成されており、樹脂層は、第1緯糸および第1経糸の一方もしくは両方に織り込まれ、第1経糸5および第1緯糸6を形成する高融点樹脂の融点温度よりも低い融点温度の低融点樹脂が少なくとも一部に配された第2経糸8および第2緯糸の一方もしくは両方が、低融点樹脂の融点温度よりも高く、高融点樹脂の融点温度よりも低い温度で加熱、冷却されることで形成され、空隙17は、第2経糸および第2緯糸の一方もしくは両方に沿って硬化した低融点樹脂との間に形成される構成としている。 (もっと読む)


【課題】フェルトの端部同士を互いに接合するために前記フェルトの端部にループが設けられたフェルトにおいて、ループ内に挿通された芯線の端部の抜け止め作業を簡単に行うことができるように構成された接合用芯線の抜け止め構造及び方法を提供する。
【解決手段】フェルト1の端部2同士を互いに接合するために前記フェルト1の端部2にループ3が設けられたフェルト1であって、前記フェルト1の端部2の近傍7には厚さ方向に貫通された貫通孔5が形成されており、前記貫通孔5には、前記ループ3を交互にかみ合わせて形成された共通孔6に挿通された芯線4の端部4aが挿通されるように構成する。 (もっと読む)


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