説明

日本真空光学株式会社により出願された特許

1 - 9 / 9


【課題】良好な光学特性を示す実用的なテラヘルツ帯光学素子を提供すること。
【解決手段】周波数が1〜6THzのテラヘルツ帯にあるテラヘルツ光の透過率が30%以上の値を示す基板11の少なくとも一方の表面に、前記テラヘルツ光に対して相対的に低い屈折率を示す低屈折率層と相対的に高い屈折率を示す高屈折率層とを交互に積層した構成の積層体14を配置してなるテラヘルツ帯光学素子であって、前記の積層体14が、ダイヤモンドライクカーボンからなる低屈折率層12と、この低屈折率層に隣接する二酸化チタンからなる高屈折率層13との組み合わせを含むことを特徴とするテラヘルツ帯光学素子。 (もっと読む)


【課題】第一には所望の分光放射分布の波長領域の分光強度を他の領域へ影響を及ぼすことなく調整ができると共に、急峻な分光強度の変化特性にも対応できる光学機構を備えた光源装置を提供すること、更には光源ランプのスペクトル特性の器差や経年変化があってもそれを補正することができる光源装置を提供することにある。
【解決手段】本発明の分光放射分布の調整が可能な光源装置は、所望の分光放射分布に光源装置からの出力光の分光放射分布を一致させる手段として光源と光学素子が組み合わされたものにおいて、単数または複数の特定波長帯域を透過または反射する斜入射多層膜ミラーを使用して光源からの該特定波長帯域を該斜入射多層膜ミラーの反射、透過により除去する手段と、これに新たに用意した光量が調整された光を前記斜入射多層膜ミラーで透過、反射により合波する手段を備え、前記特定波長帯域の光を適度に補うことにより光源装置の出力光の分光放射分布の調整を可能とした。 (もっと読む)


【課題】R(赤)、G(緑)、B(青)の各波長の光の透過率に優れ、その変動が抑制されると共に、生産性に優れる液晶プロジェクタ用基板を提供すること。
【解決手段】基板本体2と、前記基板本体2上に積層された積層膜3とを有する液晶プロジェクタ用基板1であって、前記積層膜3が前記基板本体2側から順に高屈折率膜3(H)と低屈折率膜3(L)とが交互に3層ずつ計6層積層されたものであり、かつ前記積層膜3の膜厚が155nm以上250nm以下であるもの。 (もっと読む)


【課題】高いS偏光反射率かつ高いP偏光透過率の偏光分離特性を有する平板の偏光ビームスプリッタを搭載した光利用効率の高い光ヘッド装置を提供する。
【解決手段】光ヘッド装置の偏光ビームスプリッタは、透光性基板の表面に屈折率の異なる少なくとも2種以上の膜材料からなる多層膜が成膜され、斜入射光線の入射角に伴う反射帯の立ち上がり・立ち下がりの偏光透過特性の違いを利用し、互いに直交する偏光成分を透過・反射させるとともに、互いに長、短波長を中心波長とする2つの反射帯多層膜層をその分離面に設け、短波長反射帯の長波長側立ち上がりと長波長反射帯の短波長側立ち下がりを近接させ、それぞれの反射、透過偏光特性を乗ずることにより偏光分離有効波長域を拡げる。 (もっと読む)


【課題】気密容器にはんだ付けが可能な光学素子を、極めて容易に製造する方法を提供すること。
【解決手段】下記の工程からなる、透光性基板の表面に周囲が金属膜で囲まれた光学フィルタ膜を備える光学素子の製造方法:透光性基板の表面に光学フィルタ材料膜を形成する工程、光学フィルタ材料膜の表面に保護膜を形成する工程、基板の光学フィルタ膜を形成する表面領域の周囲の領域の基板表面層を、その上の光学フィルタ材料膜および保護膜と共に切削して除去することにより、基板の前記表面領域に保護膜で被覆された光学フィルタ膜を残す工程、保護膜の表面及び保護膜の周囲の基板表面に金属材料膜を形成する工程、および保護膜を溶媒と接触させて溶解させ、保護膜をその上の金属材料膜と共に除去することにより、光学フィルタ膜の周囲に金属膜を残す工程。 (もっと読む)


【課題】本発明は多層膜からなる偏光子の有効な偏光分離波長領域を、入射角の制限や使用できる材料を持つ屈折率の制限のもとで拡大し、さらに特定の複数の波長の直線偏光だけを透過するといった選択性を同時に有する機能を単独で実現できる多層膜偏光子を提供しようとするものである。
【解決手段】本発明の多層膜偏光子は、屈折率の異なる少なくとも2種類以上の膜材料からなる多層膜に、斜入射光線の入射角に伴う反射帯の立ち上がり・立ち下がりの偏光透過特性の違いを利用し、互いに直交する偏光成分を透過・反射させる多層膜偏光子において、互いに長、短波長を中心波長とする2つの反射帯多層膜層をその分離面に設け、短波長反射帯の長波長側立ち上がりと長波長反射帯の短波長側立ち下がりを近接させ、それぞれの反射、透過偏光特性を乗ずることにより偏光分離有効波長帯を拡げるものとした。 (もっと読む)


【課題】積層数及び総膜厚を減少させながら、特に長波長の赤外光を大幅に遮蔽することができ、さらには成膜時の屈折率変動に対しても分光特性を安定化させるとともに、可視光の分光透過率のリップルを減少させた赤外線遮蔽膜を提供する。
【解決方法】透明な赤外線吸収膜と誘電体膜とが交互に積層されてなる交互多層膜部分と、この交互多層膜部分に隣接するようにして設けられた、少なくとも2種以上の誘電体膜が交互に積層してなる誘電体多層膜部分とから赤外線遮蔽膜を構成する。 (もっと読む)


【課題】 設計が簡単であり、表面の機械的強度や耐水性に優れた赤外光透過フィルタを提供すること。
【解決手段】 赤外光透過性基板の一方の面に、屈折率が2.10〜2.30の硫化亜鉛薄膜と屈折率が3.00以上の高屈折率薄膜とを最上部に高屈折率薄膜が配置されるように交互に積層し、その上にさらに屈折率が2.01〜2.30のダイヤモンドライクカーボン薄膜を積層してなる赤外光透過フィルタ。 (もっと読む)


【課題】 大きなサイズの基板の表面に均一な厚みの薄膜を形成するために好ましく用いることのできる簡単な構成の薄膜蒸着装置を提供すること。
【解決手段】 基板の中心位置の回りを基板平面に沿って回転するように基板を保持することのできる基板ホルダと、この基板ホルダの対向位置に設定された蒸発源設置領域とを内部に備えた真空槽からなる、基板表面に薄膜を蒸着により形成する装置において、基板の半径よりも長い長さを持つ細長い一もしくは二以上の蒸着遮蔽板が、基板が保持される領域の外側に設置された支点により、所定の周期にて先端部が基板の中心位置を覆うように移動する上記支点を中心にする回転運動もしくは揺動運動が可能なように設置されていることを特徴とする薄膜蒸着装置。 (もっと読む)


1 - 9 / 9