説明

株式会社リガクにより出願された特許

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【課題】1次X線によって全反射蛍光X線分析装置の内壁などから散乱X線や不純線が発生してもそれらが検出器に入射するのを防止して、正確な分析ができる全反射蛍光X線分析装置を提供する。
【解決手段】本発明の装置1は、円板状の試料Sの表面に微小な入射角度で1次X線14を入射させ、発生する蛍光X線15の強度を検出器16で測定する全反射蛍光X線分析装置1であって、試料Sを移動させることにより、試料Sの表面における任意の測定部位を検出器の視野F内に移動させるステージ21と、試料Sの背面側に配置されており、ステージ21に支持され、ステージ21の移動にしたがって移動し、検出器の視野Fの一部分だけを試料Sが占める場合に、検出器の視野Fの残部を占めるX線遮蔽カバー61とを備えている。 (もっと読む)


本発明は、少なくとも1つの周期内において個々の層がその表面に形成された基材を含む多層構造を提供する。周期は、珪化マグネシウム(MgSi)を含む第1の層と、タングステン、タンタル、コバルト、ニッケル、銅、鉄、クロム、及びこれらの元素の合金、酸化物、ホウ化物、珪化物及び窒化物、珪素、炭素,炭化珪素、ホウ素、及び炭化ホウ素の少なくとも1つを含む第2の層とを含む少なくとも2つの層と、を有する。周期が3つの層を含むものであれば、第2の層が珪素、炭素,炭化珪素、ホウ素、及び炭化ホウ素の1つを含み、第3の層がタングステン、タンタル、コバルト、ニッケル、銅、鉄、クロム、及びこれらの元素の合金、酸化物、ホウ化物、珪化物及び窒化物の1つを含み、第2の層は第1の層と第3の層の間に配置される。周期が4つの層を含むものであれば、第4の層は珪素、炭素,炭化珪素、ホウ素、及び炭化ホウ素の1つを含み、第3の層は第2の層と第4の層の間に配置され、第4の層が多層周期nの第3の層と多層周期n−1の第1の層との間に配置される。
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【課題】検量線を短時間に容易に作成できるようにして、定量分析を短時間に容易に行うことができるようにする。
【解決手段】被検試料をスキャン読取りすることによって回折強度プロファイルを求め、そのプロファイルに含まれているピーク波形の積分量を求め、検量線に基づいてその積分量から含有量を判定する定量分析方法である。含有量既知の標準試料に対して広いスキャン範囲(11.0°≦2θ≦13.2°)で所定の読取りステップ幅(0.02°)で測定を行って回折線プロファイルP1〜P5を求め、その読取りステップ幅ごとの測定量(I)を標準試料ごとに記憶し、被検試料の測定結果に基づいて定量測定スキャン範囲を決め、記憶した標準試料についてのステップ幅ごとの強度データについて、定量測定スキャン範囲と同じ範囲(γ≦2θ≦δ)の積分値を演算によって求め、その積分値と標準試料の既知の含有量とによって検量線を求める。 (もっと読む)


【課題】EI処理に基づく質量分析及びソフトイオン化処理に基づく質量分析の両方の測定データを有効に活用することにより、混合ガスの定性分析をリアルタイムで高精度で行う。
【解決手段】EI処理によって第1ガスから得られたイオンの強度を質量分析してファイル1に記憶し(S1)、第1ガスと同じ成分を有する第2ガスからソフトイオン化処理によって得られたイオンの強度を質量分析してファイル2に記憶し(S2)、ソフトイオン化測定データから分子量を親イオンによって判定する(S3)。判定された分子量に対応するマススペクトルをNISTデータベースに基づいて読出し(S6)、ステップS1でファイル1に記憶したイオン強度データとステップS6で読み出されたNISTデータとを比較し(S13)、その比較結果に基づいて第1ガスの成分分子を判定する(S15)。 (もっと読む)


【課題】測定によって得られるスペクトルプロファイルのテーリングを抑制し、バックグラウンドを低減させて、高感度、高精度で分析することができるX線分析装置を提供する。
【解決手段】全反射蛍光X線分析装置1は、X線管11によって1次X線14が照射された試料Sから発生する2次X線15の強度を検出する半導体検出器16と、半導体検出器16にバイアス電圧を供給するバイアス電源17と、バイアス電源17を制御して半導体検出器16に供給するバイアス電圧を所定のスケジュールにしたがって切断する制御装置20とを備える。 (もっと読む)


【課題】基底基準吸収回折法による定量法において基底板から正確な回折線強度情報を得ることを可能にすることにより、極めて正確な検量を行うことができるX線回折定量装置を提供する。
【解決手段】物質Sの重量をX線を用いて測定するX線回折定量装置において、物質Sを物質保持領域As内に保持するフィルタ33と、物質Sに照射するX線を発生するX線源Fと、物質Sで回折した回折X線を検出するX線検出器20と、フィルタ33におけるX線照射面の反対側に設けられ物質保持領域Asよりも小さい基底板31と、X線源Fから見てフィルタ33の背面側の領域であり且つ基底板31の外周側面の周りの領域に設けられた空間領域41とを有するX線回折定量装置である。基底板31の周囲に空間領域41を設けたことにより、空間領域41を形成している試料板29Cからの回折線によって基底板31からの回折線に誤差変動が生じることを防止できる。 (もっと読む)


【課題】円板状の試料の縁近傍の周辺部における任意の測定部位について正確な分析ができる全反射蛍光X線分析装置を提供する。
【解決手段】全反射蛍光X線分析装置1は、円板状の試料の表面Saに微小な入射角度θで1次X線14を入射させ、発生する蛍光X線15の強度を検出器16で測定する。検出器16に対する試料Sの初期位置を検知する初期位置検知手段20と、試料の表面Saにおける測定部位52を検出器16の視野F内に移動させるステージ21と、初期位置検知手段20で検知した初期位置ならびにステージ21による移動の方向および量に基づいて、検出器16の視野F内における測定部位52の測定面積Mを算出し、算出した測定部位の測定面積Mおよび測定した測定強度Iに基づいて、単位面積Mあたりの測定強度I×(M/M)を算出する算出手段31とを備えている。 (もっと読む)


【課題】迅速に3次元的な位置情報を得ることで効率的に精度の高い検査を行うことができるX線検査装置およびX線検査方法を提供する。
【解決手段】被検査体SにX線を照射するX線源110と、被検査体SのX線透過像を、それぞれ異なる照射角度範囲で検出する複数の検出領域を有するX線検出器140と、被検査体を移動可能に支持する移動用ステージ120と、を備え、移動用ステージ120は、一つの被検査体Sに対し複数の照射角度範囲のX線透過像を検出できるように被検査体Sを移動させて、検査を行う。これにより、一つの被検査体Sについて、異なる照射角度範囲のX線透過像が得られ、複数のX線透過像から3次元的な位置情報を得ることができる。また、一回の検出で複数の検出領域についてX線透過像のデータを得て、効率的に精度の高い検査を行うことができる。 (もっと読む)


【課題】X線管の位置調整を、簡単かつ容易に短時間ですることができる全反射蛍光X線分析装置およびその装置に用いるプログラムを提供する。
【解決手段】全反射蛍光X線分析装置1は、X線管11から出射され分光素子13、14で単色化された1次X線15、16を、所定圧のパージガス雰囲気において試料台22に載置された試料Sに入射させ、発生する蛍光X線20の強度を測定する検出器19を有し、試料台22を検出器19の入射面直近から退避させる退避手段23と、X線管11の位置を調整するX線管位置調整手段21と、X線管11、検出器19、退避手段23およびX線管位置調整手段21を制御する制御手段30とを備え、制御手段30が、1次X線15、16がパージガスGで散乱された散乱X線17、18の強度を検出器19に測定させながら、X線管位置調整手段21に測定強度が最大になる位置にX線管11を調整させる。 (もっと読む)


【課題】システム自体と基板の汚染を防止する蛍光X線分析システム、それに用いるプログラムを提供する。
【解決手段】蛍光X線分析システム100は、基板1を測定する蛍光X線分析装置40と、基板1の被測定物2を反応性ガスにより溶解する気相分解装置20と、溶液で被測定物2を回収して基板1の表面に保持する試料回収装置30と、基板1を、蛍光X線分析装置40から気相分解装置20へ、気相分解装置20から試料回収装置30へ、および試料回収装置30から蛍光X線分析装置40への搬送を行う搬送装置50と、蛍光X線分析装置40、気相分解装置20、試料回収装置30および搬送装置50を制御するとともに、被測定物2の測定値が所定の分析閾値未満の基板1であるか、否かを識別する制御装置60とを有する制御装置60とを備える。 (もっと読む)


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