説明

独立行政法人放射線医学総合研究所により出願された特許

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【課題】様々な影響を受けて変化するビーム輸送系内でのビームのずれを簡易な設備により補正するシンクロトロン加速器の制御方法、シンクロトロン加速器、並びに、シンクロトロン加速器を制御するためのコンピュータプログラム及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供すること。
【解決手段】荷電粒子ビームを出射するシンクロトロン加速器の制御方法であって、荷電粒子ビームの加速器軌道上のシンクロビーム軸A1と加速器からの出射ビーム取り出し位置Cにおいて直交する平面P1と、シンクロビーム軸A1及び出射ビームの軸A2を含む平面P2との交線がなす軸A3方向のベータトロン振動数を、シンクロビーム軸A1上で調整することにより、出射ビームの軸方向のずれを補正する。 (もっと読む)


【課題】照射時間を短縮し、照射対象に対する時間の負荷を軽減させるだけでなく、照射精度を向上させることができるようにする。
【解決手段】荷電粒子ビーム2を出射する加速器12と、該加速器から出射された荷電粒子ビームを周期変動する照射対象6に複数回スキャニング照射する照射装置20と、を有する粒子線照射システム10において、前記照射対象をビーム軸方向に分割して層状に形成される各スキャン領域の大きさに対応する照射線量を、前記加速器からのビーム強度を変調(S2)させて供給させるビーム強度変調手段と、該ビーム強度変調手段によって変調された荷電粒子ビームにより供給される前記各照射線量を、前記照射対象の周期変動の変位量が所定位相内にあるゲート期間に、前記各スキャン領域に対してスキャニング照射(S3、S4、S5)させる手段と、を備える。 (もっと読む)


【課題】全方位にわたって放射線を検出するモニタリングポストにおいて、監視対象外成分としての検出データ成分を識別できるようにする。
【解決手段】データ処理部52は入射放射線について方位θ及びエネルギー区分Eを判定する。内外判定部108は、あらかじめ登録された方位判定条件に従って、演算された方位が監視方位であるか非監視方位であるかを判定する。演算された方位が非監視方位であれば、スペクトル処理部104は、入射放射線に対応する検出データ成分を監視対象外成分として除外する置換処理を実行する。 (もっと読む)


【課題】ターゲットでの平坦で一様な線量分布を保障しつつ、照射時間を短縮し、照射対象の負担を軽減できるようにする。
【解決手段】加速器22から出射した荷電粒子ビーム2を照射装置30により照射対象6に照射する粒子線照射システム20の照射パラメータを決定する照射計画方法において、前記粒子線照射システムに起因する照射誤差を推定し、該推定した照射誤差も加味して照射パラメータを決定する。 (もっと読む)


【課題】放射線被ばくによる放射線の生体障害を予防あるいは治療する有効な薬剤を提供する。
【解決手段】トコフェロール、またはトコトリエノール類のエステル誘導体を放射線防護剤として用いる放射線障害の予防あるいは治療。
トコフェロール、またはトコトリエノール類のエステル誘導体を放射線の被ばく前あるいは被ばく後に投与することによって、放射線障害を予防あるいは治療する効果がある。 (もっと読む)


【課題】通常の放射線モニタリングポストに収容可能な、水平方向の周角及び仰角で定義される放射線の全天球型入射方向検出装置を提供する。
【解決手段】入射する放射線に対して周方向に少なくとも一部を重ねて配置された同じ材質の独立した複数のシンチレータ11、12、13と、各シンチレータと光学的に接合された受光素子21、22、23を含む変換部20とを備え、各シンチレータに対して直接入射する放射線と他のシンチレータの影になって間接的に入射する放射線の割合の組み合わせが、周角と仰角で示される入射方向によって変化するようにされている放射線の全天球型入射方向検出装置であって、各シンチレータから得られたスペクトルS1、S2、S3を用いて計算された比率r(r1、r2、r3)と、予め蓄積された応答関数群を比較する手段を備え、周角、仰角を検出する。 (もっと読む)


【課題】境界付近での往復移動や静止を繰り返すことなく、被測定物の汚染の境界(汚染開始位置と汚染終了位置)を短時間に正確に特定することができる表面汚染検査装置及び検査方法を提供する。
【解決手段】放射線検出器11と放射線強度を計数率で表示する演算表示装置13とを備える。演算表示装置は、放射線検出器を被測定物の表面18に沿って移動する際に、放射性物質による被測定物の汚染14の境界を検出する境界検出装置10を有する。境界検出装置10は、計数率Yを一定の時間間隔で順に記憶する計数率記憶手段と、最終の計数率Y(Mは3以上の整数)を含む直前M個の計数率Yと、最終の計数率Yを含む直前N個(NはMより小さい整数)の計数率Yとからそれぞれの近似直線の傾きa,aを演算する傾き演算手段と、直線の傾きa,aから放射性物質による被測定物の汚染の境界を判別する境界判別手段とを備える。 (もっと読む)


【課題】含有量が微量で、励起光の透過性が高い生体試料と同様の特性を有する分析標準を作製する方法を提供することを目的とする。
【解決手段】微小ビーム蛍光X線分析に用いる分析標準の作製方法であって、ベース材料に元素を添加し、攪拌によってベース材料に元素を混和させて混和溶液を生成する混和工程Aと、混和溶液を脱気する脱気工程Bと、混和溶液を穏やかに凍結させる凍結工程Dと、凍結した混和溶液から薄切切片を切り出す切出工程Fとを含む方法を提供する。混和溶液中の気泡をより確実に除去するために、脱気工程Bが、混和溶液を室温で静置する静置工程を含んでもよいし、静置工程が、静置している混和溶液中の気体を吸引装置によって除去する工程を含んでもよい。 (もっと読む)


【課題】主電磁石電源のリップルによってはベータトロン振動の安定領域境界が変動し出射されてしまうという課題を解決する荷電粒子ビーム加速器及びその荷電粒子ビーム加速器を用いた粒子照射システムの提供。
【解決手段】周回軌道からのビーム出射は、安定領域境界を変化させる手段が出射のタイミングで運転されるとともに、RFKO機器(高周波発生装置)8の高周波信号発生部は、周回ビーム中心付近の荷電粒子を共鳴状態にする周波数f1から、安定領域境界内のほぼ最大振幅の荷電粒子を共鳴状態にする周波数f2で掃引され、かつf1>f2の振幅変調波形で制御される。 (もっと読む)


【課題】口腔癌と診断された個々の症例について、頚部リンパ節転移の可能性を早期かつ客観的に予測する方法の提供。
【解決手段】口腔癌の原発病変から採取された試料について、口腔癌が頚部リンパ節に転移する症例からなる転移群と、転移しない症例からなる非転移群との間で発現量が変化する転移予測遺伝子群の発現量を測定する工程と、転移予測遺伝子群の発現量を、転移群および/または非転移群における転移予測遺伝子の発現量と比較することにより、口腔癌が頚部リンパ節に転移する可能性を予測する工程と、を含み、転移予測遺伝子群は、MSR1(NM_138716.1)およびRET(M31213.1)の2つの遺伝子を含むことを特徴とする口腔癌の頚部リンパ節転移予測方法。 (もっと読む)


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