説明

株式会社丸川により出願された特許

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【課題】 柑橘類の果実に付着あるいは浸透している農薬を除去し、果実に含まれる機能性成分を含む安全で風味豊かな柑橘類の製造方法と食品
【解決手段】 柑橘類を冷凍処理することにより、果実の結合組織を凍結変性させ果実の組織と結合して存在している農薬の結合を緩め、農薬を可溶化させ、果実組織より容易に分離することができる。また、有機溶媒による洗浄あるいは超臨界、亜臨界の操作を行わないので、脂溶性の機能性有用成分は果実組織中に残存する。
従来柑橘の機能性が研究され有用であることが知られていたが、果実全体をペースト化すると、農薬が残存し利用することが出来なかった。この発明により柑橘果実を凍結し果実組織を凍結変性させ、加熱、水洗し農薬を除去することができ、機能性のある農薬を含まない柑橘加工品を作ることが出来た。 (もっと読む)


【課題】柑橘類の苦味質ナリンギンを除去し機能性を持つヘスペリジンを含む柑橘食品素材の製造方法とその素材により製造した食品。
【解決手段】柑橘を冷凍処理することにより、結合組織を凍結変性させ果皮中の不溶 性ペクチンと結合している苦味質のナリンギンを可溶化させ、果皮組織より容易に分離することができる。また、脂溶性フラボノイドのヘスペリジはペクチン、たんぱく質と結合して部分的に可溶化しているが、凍結変性により、その結合が破壊され、機能性のヘスペリジンは果皮組織中に残存する。
選別洗浄をして凍結処理をした柑橘を流水解凍し、果皮と果肉を分別し、果皮を加熱処理し苦味質のナリンギンを除き、目的の大きさに裁断し糖類と果汁、ホロ磨砕物,VC、クエン酸などと共に加熱加工して柑橘風味料を作ることが出来る、この素材を利用して機能性をもつ食品を製造する事が出来た。 (もっと読む)


【課題】うなぎの風味を備えた食品を作るうなぎ風味料およびその製造法。
【解決手段】選別した、うなぎの頭に茶または茶抽出物、カテキン、ポリフェノールと処理し、うなぎ白焼き加工機で直火で150℃10分焼く、次いで100〜90℃で10分に調整された蒸し機で蒸熱処理を行なう、処理したものを冷却し、裏漉し機で、固形物を除去し、風味料をつくる。うなぎ頭を外部より直火加熱あるいは高温環境で処理を行なうことにより、外部に付着する微生物、酵素を失活除去する。次に頭部内部に残存する微生物、酵素を蒸熱処理により失活除去する。うなぎの皮部、皮下層を構成するゼラチン、たんぱく質を添加した茶抽出物あるいはカテキン、ポリフェノールにより凝集させ、物性を改良し、魚臭成分を除去しうなぎ風味料を作ることができる。 (もっと読む)


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