説明

住友電工スチールワイヤー株式会社により出願された特許

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【課題】コンクリート構造物の補強用途などに利用されるケーブルの止水の信頼性を高めること、特に、長尺のアンカーテンドンを構成したときにも信頼性の高い止水が行われて腐食因子の内部への浸入が防止されるようにすることを課題としている。
【解決手段】各々が防食加工された複数本の緊張材2を撚り合わせてひとつに束ね、最外周の隣り合う緊張材2間にケーブルの外径を均す整形材3をケーブルの全長に亘って配置し、ケーブルの少なくとも片端において各緊張材間の隙間と整形材3の周囲の隙間を埋める止水材4を300mm以上の長さ範囲に亘って配置し、緊張材の束の外周に合成樹脂のシース6、潤滑剤7、第2シース8を設けた。止水材4に代えて各緊張材間の隙間と整形材の周囲の隙間をケーブルの全長に亘って充填材5で埋めてもよい。 (もっと読む)


【課題】鋼線を環の一部が開口した形状に曲げ加工した際、環の軸方向における鋼線の端部同士のずれ(歪み量)を小さく、かつその歪み量のばらつきを小さくできる鋼線を提供する。
【解決手段】鋼線1の横断面形状は、互いに対向する短辺と長辺とを有する異形状である。その鋼線1は、外力が作用しない無負荷時に、上記短辺側に湾曲している。特に、鋼線の長さ1m当たりの湾曲量αが、−5mm以上であることが好ましい。湾曲量αは、鋼線1の長さ方向の一端側を位置決めし、当該一端側において上記長辺側に接する平面を基準としたとき、当該基準から当該長さ方向の他端側までの垂直距離である。 (もっと読む)


【課題】先端部分(アンカー体長部)がプレグラウトされているアンカーテンドンをアンカー孔に挿入する場合において、アンカー体長部と自由長部との境界部分の損傷を防止する。
【解決手段】アンカー体長部30は、クレーンで吊り上げた際にグラウトで固められたアンカー体長部に影響が生じない十分な剛性部材である先端部支持体40で支持し、自由長部31は可撓性部材である中間部支持体41で支持した状態で搬送する。これらの先端部支持体40と中間部支持体41とは連結されており、しかも、該中間部支持体41は、撓みが所定の曲率半径以下にならないような構造となっている。これらの支持体40,41によってアンカー体長部と自由長部との境界部分が保護され、その損傷を防止することができる。 (もっと読む)


【課題】伸線加工性及びゴム組成物との接着性に優れたゴム補強用金属線を提供する。
【解決手段】金属芯線と、芯線を覆うCu,Zn,Coを含む被覆層とを有し、被覆層の表面から半径方向の内部に深さ15nmまでの表層の組成が、Cu:60at%以上69at%未満、Co:0.5at%以上5.0at%以下であることを特徴とするゴム補強用金属線により上記課題が解決される。 (もっと読む)


【課題】ワイヤソー用ワイヤの強度等は維持しつつ、そのコストの低廉化を図る。
【解決手段】0.68〜0.75質量%のCと、0.10〜0.50質量%のSiと、0.30〜0.90質量%のMnと、0.025質量%以下のPと、0.025質量%以下のSと、0.2質量%以下のCuと、を含有し、残部がFeおよび不可避不純物からなる線材をパテンティング処理および伸線処理することで、線径が0.16mm以下であり、引張強さが3300〜3800MPaであるワイヤソー用ワイヤを得る。従来の高炭素ワイヤに比べて炭素量が少ないため、原材料コストを抑えられる。炭素量が少なく加工性が向上しているため、伸線工程での断線が少なく歩留まりが向上するとともに、仕上げ伸線前のパテンティング処理を太径で長さの短い状態でおこなえるため、処理コストも抑えられる。 (もっと読む)


【課題】ばね特性及び導電性に優れる斜め巻きばね、及びばね特性及び導電性に優れる斜め巻きばねが得られる斜め巻きばね用線材を提供する。
【解決手段】斜め巻きばね2は、芯線11と、この芯線11の外周に設けられた外側層12とを具える複合線材1から構成される斜め巻きばね用線材を螺旋状に巻回して構成されている。芯線11は、オーステナイト系ステンレス鋼から構成され、外側層12は、銅や銅合金などから構成される。この芯線11と外側層12とのビッカース硬度Hvの差が350以上であり、硬度差が十分に大きい。そのため、芯線11は相対的に高硬度・高強度であり、この線材1からなる斜め巻きばね2は、高強度で非線形性に優れる。外側層12は相対的に柔らかいことから、斜め巻きばね2をコネクタ接続の接点部材に用いた場合、変形などしてコネクタ部材との接触面積を十分に確保でき、接触抵抗の低下により、斜め巻きばね2は、導電性に優れる。 (もっと読む)


【課題】プレグラウト層2への硬化剤4aの主添加をPC鋼線材1の緊張時として、プレグラウト層2の硬化が望まれる始期とする。
【解決手段】PC鋼線材1と、そのPC鋼線材1の外周にそのPC鋼線材1を収納するように配されたプレグラウト層2と、そのプレグラウト層2の外周を被うシース3を有するプレグラウトPC鋼材10である。プレグラウト層2内にはそのグラウト硬化剤4aを皮膜4bで包んだカプセル4を混入する。そのカプセル4の皮膜4bは、PC鋼線材1の緊張力によって初めて破壊される強さである。このプレグラウトPC鋼材10は、コンクリートに埋設し、そのPC鋼線材1を緊張・定着時の緊張力でもって、カプセル皮膜4bを破壊してその中の硬化剤4aをプレグラウト層2内に流出して硬化させる。この緊張・定着時から、硬化剤のグラウト層への流出が始まって硬化が進行するため、硬化剤に即効性のものを使用できて工期の短縮を図ることができる。 (もっと読む)


【課題】切削速度に優れたソーワイヤーを提供する。
【解決手段】互いに逆向きに突出する一対の頂部2,3からなる波形のくせが単一の平面上に連続するように、2次元にくせ付けられたソーワイヤー1によって上記課題が解決される。 (もっと読む)


【課題】オイルテンパー線と遜色ない耐へたり性や疲労強度を有する硬引き線及びその製造方法並びにばねを提供する。
【解決手段】質量%で、C:0.50〜0.70%、Si:1.00〜2.50%、Mn:0.50〜1.00%、Cr:0.50〜2.00%を含有し、残部がFe及び不可避的不純物からなる硬引き線である。この硬引き線は、その横断面の伸線後ブロック径の最大値が円相当径で2.0μm以下である。さらに硬引き線の化学成分として、質量%で、V:0.05〜0.50%、Co:0.02〜1.00%、Ni:0.02〜1.00%、及びMo:0.05〜0.50%よりなる群から選択された少なくとも一種を含んでもよい。 (もっと読む)


【課題】 コイリングの際の折損を抑えることができる上、コイリング後には耐久性及び耐へたり性に優れた高強度バネが得られる高強度バネ用鋼線を提供する。
【解決手段】 Cを0.50〜0.70質量%、Siを1.8〜2.2質量%、Mnを0.50〜0.90質量%、Crを0.50〜0.80質量%、及びVを0.10〜0.20質量%含み、残部が不可避不純物を除いてFeからなり、引張強度が2000〜2100MPa、降伏比が0.70〜0.80であり、好適には旧γ結晶粒の粒度番号が11番以上である高強度バネ用鋼線あって、窒化相当熱処理後の降伏比が0.90〜0.95である。この高強度バネ用鋼線を実際に成形加工及び窒化処理した後の降伏比も0.90〜0.95となる。 (もっと読む)


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