説明

株式会社東北バイオマス技研により出願された特許

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【課題】乳酸から乳酸エステルを合成する反応を、酵素触媒を用いて行うことにより、合成エネルギーの削減および副反応の抑制を実現し、乳酸エステルの合成コストを削減する。
【解決手段】乳酸の酸性による酵素の失活を抑制する効果のある極性溶媒、エーテル、ケトン類を反応溶媒として用いることによって、乳酸による酵素の失活を抑制し、その結果、乳酸濃度が1.0M〜2.5Mという高い条件および長期間連続の反応においても、酵素を触媒とした乳酸エステルの合成を可能とするものである。 (もっと読む)


【課題】乳酸を水と混ざらない有機溶媒によって抽出し、それを逆抽出することなく(すなわち水相に戻さずに)直接にエステル合成反応を行なう方法を提供し、乳酸精製の収率および経済性を高める。
【解決手段】粗製乳酸液1から、水と混ざらずに乳酸を溶解・混和する能力を有する有機溶媒2を用いて乳酸を抽出し、得られた乳酸を含む抽出液を分離し、これに合成用アルコール3を加えて混合した後、エステル合成反応を触媒するリパーゼやエステラーゼなどの酵素を固定化したカラムによってエステル合成を行って、乳酸エステル4を製造する。 (もっと読む)


【課題】粗製乳酸などの発酵生成物を外圧ろ過方式で精密ろ過するための新規有用な手法を提供する。
【解決手段】有機酸発酵により得られた粗製有機酸を精製して有機酸を製造する際に該精製の前処理として行われる精密ろ過方法において、粗製有機酸を含む処理原液を中空ろ過膜の外側から内側にろ過する外圧方式を採用し、且つ、中空ろ過膜の膜面の有効ろ過部付近に付着した汚染物を除去することによりろ過能力を維持させる。付着汚染物の除去は、処理原液をジェット噴流にしてジェット噴出装置22からろ過膜12、特にその上方部に吹き付けることによって行うのが効果的である。また、処理原液を槽11中で撹拌することも付着汚染物除去に有効である。 (もっと読む)


【課題】粗製乳酸を、電気エネルギー消費量や薬品使用量を極小化し、排水処理も不要であるような新規な手法によって精製する。
【解決手段】粗製乳酸をpH3以下に調整して膜1で逆浸透膜処理することにより糖類を濃縮側C1に移行させて分離除去し、この透過液P1をpH8〜10に調整して膜2で逆浸透膜処理することにより、主として低濃度アンモニア水からなる透過液P2と乳酸アンモニウムを主体とする濃縮液C2を得る。この濃縮液C2からアンモニアを除去して乳酸に精製する。膜1,2には架橋ポリアミド系複合膜を用いることが好適である。 (もっと読む)


【課題】
澱粉質の酸添加法による液状化処理において、反応時における撹拌の動力エネルギーを削減し、かつ液状化工程における澱粉質濃度を上げ、さらには後段処理の冷却のためのエネルギーの削減をも可能にする液状化澱粉質の製造方法および乳酸の製造方法を提供する。
【解決手段】
澱粉質を含む原料を乳酸で加水分解して液状化させる液状化澱粉質の製造方法であって、原料および乳酸を含む水を撹拌して液状化させた後、原料を追加して撹拌し液状化させる。このとき、原料および水の総重量に対し0.5重量%以上の乳酸を用い、15%以上の澱粉質濃度となるまで液状化を行う。 (もっと読む)


【課題】
乳酸の製造コストを下げることにより、ポリ乳酸の価格を低廉にし、ポリ乳酸の利用拡大を図ることができ、さらに、環境への悪影響を抑えることができる。
【解決手段】
pH調整剤としてアンモニアを用いて乳酸アンモニウムを生じる乳酸発酵を行い、得られた粗製乳酸を精製して乳酸を製造する乳酸製造方法であって、粗製乳酸の水溶液に溶存するアンモニアまたは遊離アンモニウムイオンを除去した後にイオン交換または電気透析を行う。溶存するアンモニアまたは遊離アンモニウムイオンの除去は、乳酸発酵後のアンモニアを含んだ粗製乳酸を100kPa以下好ましくは50kPa以下の減圧状態において、充填物を詰めた気液分離塔に通液して行う。 (もっと読む)


【課題】在庫管理費用の抑制と生産の効率化を図ることができるポリ乳酸生産システムおよび生産方法ならびにポリ乳酸生産支援システムおよび生産支援方法を提供する。
【解決手段】複数の乳酸発酵工場で、一連の乳酸発酵工程、乳酸エステル合成工程および前記ラクチド合成工程のうち少なくとも乳酸発酵工程を実施する。ポリ乳酸生産工場で、各乳酸発酵工場により製造されたポリ乳酸原料を搬入して、一連の乳酸エステル合成工程、ラクチド合成工程およびポリ化合成工程のうち各乳酸発酵工場において実施される工程より後の工程をすべて実施する。 (もっと読む)


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