説明

ヴィレックス メディカル コーポレイションにより出願された特許

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治療核酸の標的細胞への送達のための方法および組成物が提供される。核酸分子を封入、結合、もしくは標的細胞に運搬するためのキメラ抗原が提供され、標的細胞において、該キメラ抗原および核酸は、例えば、受容体仲介エンドサイトーシスにより内在化される。キメラ抗原は、核酸相互作用ドメイン、標的結合ドメイン、および標的抗原を含み得る免疫応答ドメインを有する。標的化は、一般に、特定の標的細胞受容体のための標的結合ドメインの特異性により提供されるが、また、免疫応答ドメイン内に標的化抗原を包含することにより提供され得る。キメラ抗原および核酸(siRNAであり得る)の組み合わせ送達は、特定の適用において、例えば、ウイルスに対する宿主免疫寛容を破壊すること、または免疫刺激を提供することにおいて相乗作用を示し得る。
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本明細書では、抗原に対する免疫応答の誘導を目的とする、C型肝炎ウイルス(HCV)抗原および免疫グロブリンのFcフラグメントを含むキメラ抗原を開示している。宿主免疫系に免疫応答ドメイン(HCVコア、エンベロープ、または非構造タンパク質フラグメントからのHCV抗原)および標的結合ドメイン(Fcフラグメント)を提示することにより、免疫応答は高められる。標的結合ドメインを介して、抗原提示細胞は、キメラ抗原を内在化およびプロセッシングすることにより、抗原を提示し、それによって体液性および細胞性免疫応答を誘導する。
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抗原に対して免疫応答を引き出すための組成物および方法が、本明細書において開示される。具体的には、本化合物および方法は、本来は宿主により「自己」抗原として認識される外来性の抗原に対して免疫応答を引き出し、従って、これらの抗原に対する宿主の寛容を破壊する。免疫応答ドメインと、抗体フラグメントを含む標的結合ドメインを含むキメラ抗原を宿主免疫系に提示することは、外来性または寛容化された抗原に対する免疫応答を増強する。抗原提示細胞は、キメラ抗原を取り込み、処理し、提示して、所望の抗原に対して体液性免疫応答と細胞性免疫応答の両方を引き出す。 (もっと読む)


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