説明

有限会社カイテックにより出願された特許

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【課題】ポリカーボネート(PC)やポリスチレン(PS)の成形品は、有機溶剤に対し敏感で容易に浸蝕されスクリーン印刷等の加工を実施すると成形品の表面にクラックや白化肌荒れ他の外観異常現象をよく発生する。
この外観異常現象の発生を、印刷加工前の成形品に貼付、使用される表面保護フィルムから抑制防止すること
【解決手段】生産工程が1工程のみの、Tダイ又は丸ダイの多層共押出成膜装置から得ら
れる基材層と粘着層とから成る積層体の表面保護フィルムにおいて、粘着層の粘着性樹脂
中に以下のブリーディング(浸み出し)成分を少なくとも1種以上配合すること。
‐炭素数が12以上の高級脂肪酸化合物、又はその誘導体
(塩類、アミド類、エステル類など)、或は高級アルコール (もっと読む)


【課題】基材層と粘着層とから成る積層体が簡易な工程で生産が出来、得られた積層体は在来のポリエチレン系のものより薄膜であり、高透明で、Fish Eye他の品質欠陥も少なく外観良好である事。
粘着層の粘着力は低いものから高いものまで調整が出来、初期粘着力が良好であり、保管後も、また150℃までの高温使用時にも積層体が被着体表面から浮いたり、或は引剥がしが難しくなったりせず、糊残りなどの汚染もないこと。
【解決手段】生産工程が1工程のみのTダイ共押出法により、以下「層構成」の積層体と
すること。
‐基材層は外側にプロピレン系重合体を位置させ、最外層として
‐粘着層は熱可塑性の軟質樹脂(エラストマー)をベースとした粘着性樹脂(以下(1)又は(2))を最内層として配置する。
(1)自己粘着性の軟質オレフィン系重合体
(2)テルペン系、ロジン系樹脂等の粘着付与剤を配合の粘着性樹脂 (もっと読む)


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