説明

DOWAサーモテック株式会社により出願された特許

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【課題】DLC皮膜などのカーボン皮膜の表面の欠陥が少なく、母材とカーボン皮膜との密着性が良好で、相手攻撃性が低く、摩擦係数が低い硬質皮膜被覆部材およびその製造方法を提供する。
【解決手段】クロムターゲットを使用する処理装置の真空処理室内においてアルゴンガスと窒素ガスを含む雰囲気中でスパッタリングすることによって母材上に厚さ1〜30μmの窒素含有クロム皮膜を形成した後、カーボンターゲットを使用する処理装置の真空処理室内にアルゴンガスと窒素ガスを導入して、アルゴンガスと窒素ガスの全圧に対する窒素ガスの分圧の比が0.23以上、好ましくは0.37以上の雰囲気中において、バイアス電圧−250V以下、好ましくは−280V以下でスパッタリングして、窒素含有クロム皮膜上にカーボン皮膜を形成する。 (もっと読む)


【課題】 焼入室から流入する大気エアで熱処理室の雰囲気が害されることのない熱処理方法を提案する。
【解決手段】 熱処理室3において非減圧下で熱処理した被処理体2を焼入室4において冷却する熱処理方法において、焼入済みの被処理体2を前記焼入室4から取り出す際に、前記熱処理室3から前記焼入室4へのガス導入のための連通を遮断する。これにより、焼入室4側から熱処理室3側へとエアが流入することがなくなるので、熱処理室3の雰囲気が害されることがない。 (もっと読む)


【課題】 摺動特性に優れた処理品が得られる鋼部材の表面処理方法を提供する。
【解決手段】 鋼部材に対してガス雰囲気中で窒化処理を行い鋼部材表面に窒素拡散層を形成し、その後浸硫処理を行う鋼部材の表面処理方法であって、前記窒化処理工程において該鋼部材表面の鉄窒化化合物層の厚さを1μm以下とし、該鋼部材の表面に浸硫処理を行う。具体的には、前記窒化処理工程において処理条件を次のように制御する。雰囲気条件:NH3ガスの分圧が0.01〜0.07、H2ガスの分圧が0.83〜0.90、N2ガスの分圧が残部、処理温度条件:500〜620℃。 (もっと読む)


【課題】 浸炭雰囲気あるいは酸化雰囲気及び高温に加熱される浸炭雰囲気炉で長時間使用した場合にも熱反射率が低下することがなく省エネルギーに寄与し、しかも比較的低コストの熱反射板を提供する。
【解決手段】 熱反射率が50%以上のニッケル基合金超耐熱合金よりなる浸炭雰囲気炉用熱反射板、好ましくは、前記ニッケル基合金超耐熱合金がクロムとアルミニウムを含有すること。 (もっと読む)


【課題】表面の硬度が高く、且つ、内部(芯部)の靭性に優れる焼入れ品を得ることができるガス焼入れ方法を提供する。
【解決手段】 焼入れ温度からワークの芯部がワークの芯部のMs点より高い第1の温度域まで第1の冷却速度でガス冷却する第1の冷却工程と、その後、前記第1の温度域より低い温度域において第1の冷却速度より小さい第2の冷却速度でガス冷却する第2の冷却工程と、を備え、焼入れ後にワークの表面がマルテンサイト組織となり、且つ、ワークの有効硬化層深さが、ワークを焼入れ温度から室温まで第2の冷却速度でガス冷却した場合よりも大きく、ワークを焼入れ温度から室温まで第1の冷却速度でガス冷却した場合と同じか又は小さく、且つ、ワークの芯部の硬度が、ワークを焼入れ温度から室温まで第2の冷却速度でガス冷却した場合と同等になるように、前記第1の冷却速度と前記第2の冷却速度とを制御する。 (もっと読む)


【課題】油焼入れにおける鋼部材の有効比率(有効硬化層深さ/全浸炭深さ)が高く、且つ、内部(芯部)の靭性に優れる焼入れ品を得ることができる焼入れ方法を提供する。
【解決手段】 焼入れ温度からワークの芯部がワークの芯部のMs点より高い第1の温度域まで第1の冷却速度で冷却する第1の冷却工程と、その後、前記第1の温度域より低い温度域において第1の冷却速度より小さい第2の冷却速度で冷却する第2の冷却工程と、を備え、焼入れ後にワークの表面がマルテンサイト組織となり、且つ、ワークの有効硬化層深さがワークを焼入れ温度から室温まで第2の冷却速度で冷却した場合よりも大きく、ワークを焼入れ温度から室温まで第1の冷却速度で冷却した場合と同じか又は小さく、且つ、ワークの芯部の硬度がワークを焼入れ温度から室温まで第2の冷却速度で冷却した場合と同等になるように、前記第1の冷却速度と前記第2の冷却速度とを制御する。 (もっと読む)


【課題】冷却速度を確実に高めることができる焼入れ方法を提供する。
【解決手段】 ワークに対する冷却液の流速が毎秒1m以上となるように前記冷却液中で前記ワークを高速振動させながら冷却する。これにより、沸騰段階ではワークを包み込む沸騰泡が確実且つ効率的に剥ぎ取られ、ワーク表面の冷却液の入れ替えが促進されて冷却速度が速くなる。また、沸騰段階後の対流段階においても、前記高速振動によりワーク表面の冷却液が入れ替わるので、冷却速度が速くなる。 (もっと読む)


【課題】スーティングや異常組織の発生を抑制でき、浸炭時間も短縮できるガス浸炭方法を提供する。
【解決手段】炭化水素系ガスと空気とを用いて生成された変成ガスからCOを低減させた組成に相当する組成を有し、且つ、浸炭処理温度において鋼の平衡状態図におけるγ相の飽和炭素量を超えるカーボンポテンシャルを有する浸炭雰囲気ガスを用い、処理品表面にセメンタイトが析出することがない温度領域で浸炭を行う。 (もっと読む)


【課題】安定した雰囲気で熱処理ができ、且つ、設備コストも低減できるガス浸炭方法を提供する。
【解決手段】炭化水素系ガスと空気と触媒とを用いて変成ガスを生成するとともに、この変成ガスより高いカーボンポテンシャルを有しCO濃度が小さい低CO変成ガスを生成し、前記変成ガス、前記低CO変成ガス、前記変成ガスと前記低CO変成ガスの混合ガスのいずれかを、浸炭のための一連の熱処理工程で雰囲気ガスとして用いる。 (もっと読む)


【課題】直線状の連続式熱処理炉は、長手方向に広いスペースを必要とし、場所を確保する必要がある。また、断熱材の性能および構造に関して検討されたものはあるが、さらに熱効率の高い、省エネルギー炉を提供する。
【解決手段】ワークが炉内空間において搬送され連続的に処理される連続式熱処理炉100であって、前記炉内空間には、前記ワークの搬送方向が略180度変わる折り返しが含まれている。また、前記折り返しより前の炉内空間1における側壁9と、前記折り返しより後の炉内空間2の側壁9が共有されているのがよい。 (もっと読む)


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