説明

株式会社香西鉄工所により出願された特許

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【課題】レーザー溶接を行う場合は、溶接すべき両母材の突合部にギャップがあると該ギャップ部分をレーザービームが通り抜けてしまう(溶接不良となる)が、ギャップがある状態でもレーザービームが通り抜けないようにしたレーザー溶接方法を提供する。
【解決手段】2つの母材1,2の各突合面11,21間にルートギャップSを設けた状態で各突合面間にレーザービームRで溶融した溶融金属を供給しつつ溶接開始位置から溶接終了位置側に向けて順次連続して溶接するようにしたレーザー溶接方法において、各突合面11,21を溶接するに当たって、該突合面11,21を溶接開始位置から溶接終了位置に向かうに従って所定角度だけ下向きに傾斜させた状態で行うことにより、ルートギャップSのある状態でも両母材1,2の突合面11,21を確実に溶接し得るようにしている。 (もっと読む)


【課題】レーザー溶接を行う場合は、溶接すべき両母材の突合部にギャップがあると、該ギャップをレーザービームが通り抜けてしまい(溶接不良となる)、両母材の突合部をギャップなしにするために両突合面を隙間なしに突合させるための加工(例えばI型継手加工)をするにはその加工が非常に面倒である。
【解決手段】2つの母材1,2の突合面11,21をレーザービームRにより溶接開始位置から溶接終了側に向けて順次連続して溶接するようにしたレーザー溶接方法Iおいて、2つの母材の突合面間にルートギャップSがある状態で、該ルートギャップSにおける溶接開始位置に溶可材3を充填し、その溶可材充填位置を溶接開始位置としてルートギャップSの全長をレーザービームRで連続的に溶接していくことにより、ルートギャップのある状態でも両母材の突合面を確実に溶接し得るようにしている。 (もっと読む)


【課題】T形継手及びL形継手において十分な強度性能が得られるようにした溶接継手構造を提案する。
【解決手段】第1接合材1の一方の側面1aに対して第2接合材2の端面2bを略直交方向から突合せてこれら両者を溶接にて接合して得られる溶接継手構造において、第1接合材1の一方の側面1aに該一方の側面1a上に開口する嵌入凹部3を形成し、該嵌入凹部3に第2接合材2の端部2aを嵌入させた状態で、第1接合材1の他方の側面1b側に配置した溶接熱源Hから一方の側面1a側に向けて溶接熱を加えるように構成する。係る構成によれば、第1接合材1における嵌入凹部3の底壁面3aから側壁面3bにかけての屈曲部分と、第2接合材2の端面2bから側面2cにかけての屈曲部分が、溶融金属層を介して溶融接合されるとともに、該溶融金属の一部が第1接合材1の接合面1aと第2接合材2の側面2cとの隅部に適度に現出してここに良好な形体で隅肉が形成され、溶接強度に優れた信頼性の高い溶接接合構造が得られる。 (もっと読む)


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