説明

住友電工ウインテック株式会社により出願された特許

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【課題】発泡や外観不良等の問題がなく長期耐熱性にも優れる絶縁層であって、さらに、PESから形成された絶縁層と同様に耐熱軟化性及び可とう性に優れるとともに、耐薬品性にも優れ、ワニスの含浸によってもクラックが発生しにくい(耐含浸ワニス性に優れる)絶縁層を有する絶縁電線を提供する。
【解決手段】導体1、及び、その外周を直接又は他の樹脂層を介して被覆する絶縁層を有する絶縁電線10であって、前記絶縁層が、ポリエーテルスルホン樹脂(A)と、ポリフェニレンスルフィド樹脂及びポリエーテルエーテルケトン樹脂から選ばれる少なくとも1種の結晶性樹脂(B)とを配合したポリマーアロイからなり、(A):(B)の重量比が50:50〜90:10の範囲内であることを特徴とする絶縁電線。 (もっと読む)


【課題】発泡や外観不良等の問題がなく長期耐熱性にも優れる絶縁層であって、更に、PESから形成された絶縁層と同様に耐熱軟化性及び可とう性に優れるとともに、耐含浸ワニス性にも優れる絶縁層を有する絶縁電線、及び絶縁電線の好適な製造方法を提供する。
【解決手段】導体1、及び、その外周を直接又は他の樹脂層を介して被覆する絶縁層を有する絶縁電線10であって、前記絶縁層が、ポリエーテルスルホン樹脂(A)を主体として形成される下層と、ポリエーテルスルホン樹脂(A)とポリフェニレンスルフィド樹脂及びポリエーテルエーテルケトン樹脂から選ばれる少なくとも1種の結晶性樹脂(B)とを配合したポリマーアロイ、又は、変性ポリエーテルエーテルケトン樹脂を主体として形成される上層からなることを特徴とする絶縁電線、及び押出被覆工程12での引落率が所定の範囲内であることを特徴とする絶縁電線の製造方法。 (もっと読む)


【課題】耐熱軟化性、可とう性及び耐熱変形性に優れるとともに、耐含浸ワニス性(耐薬品性)にも優れ、ワニスの含浸によってもクラックが発生しにくい絶縁層を有する絶縁電線を提供する。
【解決手段】導体1、及び、その外周を直接、又は他の樹脂層を介して被覆する絶縁層を有する絶縁電線10であって、前記絶縁層が、ポリエーテルイミド樹脂にシロキサン基を導入してシリコンエラストマーが示す柔軟性を付与したシリコーン変性ポリエーテルイミド樹脂を主体とする樹脂組成物からなることを特徴とする絶縁電線。 (もっと読む)


【課題】酸成分、アルコール成分、およびイミド酸形成成分を無溶剤下で反応させてポリエステルイミド樹脂を合成する方法を提供する。
【解決手段】酸成分及びアルコール成分を、無溶剤下で混合し、140℃〜180℃に昇温する工程;並びに140〜180℃で、前記イミド酸形成成分として、4、4’−ジアミノジフェニルメタン及びトリメリット酸無水物を添加し、反応させる工程を含む。前記イミド酸形成成分の反応工程を行った後、さらに200〜250℃に昇温する工程を含むことが好ましく、前記イミド酸形成成分の反応工程を行った後、エステル化触媒を添加することが好ましい。 (もっと読む)


【課題】 加熱処理後であっても導体との密着性に優れ、高負荷条件下でも耐軟化性を有する絶縁被膜を形成できる絶縁ワニス、及びこれを用いた絶縁電線を提供する。
【解決手段】 ビスフェノールA型フェノキシ樹脂80〜30質量%及びビスフェノールS型フェノキシ樹脂20〜70質量%のフェノキシ樹脂100質量部、ならびにブロックイソシアネート5〜50質量部を含有する。前記ビスフェノールA型フェノキシ樹脂のガラス転移点は60〜90℃であり、前記ビスフェノールS型フェノキシ樹脂のガラス転移点は100〜150℃であることが好ましい。 (もっと読む)


【課題】 加熱処理後であっても導体との密着性、高負荷条件下での耐軟化性を有する絶縁被膜を形成できる絶縁ワニス、及びこれを用いた絶縁電線を提供する。
【解決手段】 フェノキシ樹脂50〜99質量%及びポリエステルイミド樹脂50〜1質量%のベース樹脂、並びに前記フェノキシ樹脂100質量部に対して硬化剤0〜50質量部を含有する。前記硬化剤は、ブロックイソシアネート化合物であることが好ましい。このような組成を有する絶縁ワニスをプライマー層として用いることが好ましい。 (もっと読む)


【課題】 可とう性、耐熱衝撃性に優れたポリエステルイミド樹脂ワニス、および当該ワニスを用いた絶縁電線を提供する。
【解決手段】 ポリエステイミド樹脂および耐熱衝撃改善用の樹脂としてノボラック型のフェノール変性キシレン樹脂を含む。前記ポリエステルイミド樹脂は、ポリエステルイミド形成成分を、無溶剤系で反応させることにより合成されたものであることが好ましく、この場合、前記ポリエステルイミド形成成分におけるカルボキシル基に対する水酸基のモル比率(OH/COOH)が1.5〜2.5であることが好ましい。 (もっと読む)


【課題】 ヒュージング時に皮膜の発泡を防ぎ、不良品の発生を抑制する。
【解決手段】 加圧により被覆電線10を挟み込む1対の挟持部材22を備え、当該挟持部材22の少なくとも一方が先端に刃24を備えた放熱部材23又は凸部27からなる放熱部材23を備えた接合用補助治具20を用い、被覆電線10の放熱抵抗を下げてヒュージングにより発生する熱を放熱部材23から放出させる。 (もっと読む)


【課題】 耐熱性、機械的強度に優れた絶縁被膜を提供できる樹脂組成物を提供する。
【解決】 フェノキシ樹脂、ブロックイソシアネート、及びチタン系硬化剤を含有し、さらにポリサルファイドポリマーが含有されていることが好ましい。前記ポリサルファイドポリマーは、末端がSH基であり、主鎖が−R1−O−R2−O−R1−S−S−(式中、R、Rは炭素数1〜3のアルキレン基である)の繰り返し単位で構成されていることが好ましい。このような絶縁被覆用組成物をプライマーとして用いることで、耐熱性、機械的強度に優れた絶縁電線を提供できる。 (もっと読む)


【課題】 導体と導体表面に形成される絶縁被膜の密着強度、特に巻線加工が行われる前の状態だけでなく、巻線加工、ワニス含浸処理後も、優れた密着性を示すことができる絶縁被膜を形成できる絶縁被膜用塗料、および当該塗料を用いて形成される絶縁被膜を有する絶縁電線を提供する。
【解決手段】 プライマー層の形成に用いられる絶縁被膜用塗料であって、前記プライマー層を構成する樹脂およびポリサルファイドポリマーを含有する。前記ポリサルファイドポリマーは、末端がSH基であり、主鎖が−R−O−R−O−R−S−S−(式中、R、Rは炭素数1〜3のアルキレン基である)の繰り返し単位で構成されていることが好ましい。また、前記ポリサルファイドポリマーは、前記プライマー層構成樹脂100質量部あたり0.5〜25質量部含有されていることが好ましい。 (もっと読む)


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