説明

サンアロイ工業株式会社により出願された特許

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【課題】Zn分解法を用いた、Co含有量の高い超硬合金のリサイクル方法において、溶融ZnをCoに好適に溶融、拡散して、超硬合金の回収率を向上させることで好適なリサイクルを達成すること。
【解決手段】溶融Znに、主成分をWCとしバインダ成分をCoとする超硬合金の粉粒を溶融、拡散するに際し、Co-Zn状態図の下に、CoとZnとが液相化する温度で、坩堝に収納されている溶融Znを加圧して、超硬合金の粉粒を溶融Znに浸透させ易くし、かつ、上記溶融Znを、上下動又は落下振動させ、坩堝内の溶融Znが超硬合金の粉粒に良好に溶融、拡散されるように対流させる。その結果、従来よりも大幅に溶融ZnがCoに溶融、拡散され、超硬合金の粉末の回収率が向上し好適なリサイクルが行われるようになる。 (もっと読む)


【課題】 工具として使用した際に生じる摩耗、被加工材による超硬工具への焼付き、加工負荷による超硬工具の破損など軽減し、超硬工具寿命を改善した超硬合金を提供する。
【解決手段】 鉄系金属を主成分とする結合相を3〜30重量%と炭化タングステン
(以下WC)から成る硬質相を有する超硬合金において、該結合金属中に希土類(Sc
,Yを含む)の酸化物の1種類以上を含む酸化物が分散されており、該酸化物が全体に対して0.01重量%以上含有することを特徴とする。 (もっと読む)


【課題】接合又は表面改質の処理が難しい金属材に対してもより長い寿命を有する回転ツールを提供する。
【解決手段】回転ツール100aの素材として、WC−Ni−Cr系の素材が用いられる。鉄の高温安定相はオーステナイトであり、結晶構造は体心立方晶であり、Niの結晶構造も同様であるため、金属相にNiを使用することで、高温強度に優れたものとできる。さらにCrを固溶させたNi−Cr相では、固溶強化による強度向上とともに熱応力・耐酸化性・耐食性に優れた特性を示す。この結果、WC−Ni−Cr系合金では、WC−Co系合金と比較して耐溶着性が大幅に改善される。このため、摩擦攪拌接合時に発生する摩擦抵抗が安定化されるため、接合時の不意の摩擦抵抗増大に伴う(摩擦抵抗+曲げ応力)による応力集中が回避され、回転ツール100aの折損を防止することができる。 (もっと読む)


【課題】 遷移金属元素を強制固溶し、超硬合金原料や触媒用原料に用いるのに適したタングステン合金粉末を提供する。
【解決手段】 コバルト、鉄、マンガン及びニッケルの群から選ばれる少なくとも1種の遷移金属元素がタングステン格子中に固溶されてなり、X線回折図形にbccタングステン相ピークが認められることを特徴とし、式[1]で示される遷移金属固溶タングステン合金粉末にある。
式[1]:M−W(但し、MはCo、Fe、MnまたはNiから選ばれる1種以上を示す)
このタングステン合金粉末を用いると、炭化タングステンの骨格内に、コバルト、鉄、マンガン及びニッケルの群から選ばれる少なくとも1種の遷移金属元素とタングステンと炭素との固溶体相が含まれている遷移金属固溶タングステン炭化物、及びタングステン炭化物分散超硬合金を提供することができる。 (もっと読む)


【課題】 タングステン炭化物として遷移金属元素を強制固溶し、超硬合金原料に用いるのに適したタングステン合金炭化物粉末を提供する。
【解決手段】 コバルト、鉄及びニッケルの群から選ばれる少なくとも1種の遷移金属元素がタングステン格子中に固溶されてなり、X線回折図形にbccタングステン相ピークが認められるタングステン合金粉末を炭化すると、炭化タングステンの骨格内に、コバルト、鉄、ニッケル及びマンガンの群から選ばれる少なくとも1種の遷移金属元素とタングステンと炭素との固溶体相が含まれ、従来のタングステン炭化物分散超硬合金に匹敵する分散超硬合金を提供することができる。 (もっと読む)


【課題】高い耐摩耗性、耐食性、耐酸化性を有し、良好な面粗度が得られる焼結素材を提供する。
【解決手段】焼結素材が、70重量%以上の炭化タングステンと、鉄属金属の炭化物と、IVa族元素、Va族元素、VIa族元素の炭化物、炭窒化物、窒化物、および硼化物から選択される残部と、からなる。また、焼結素材の製造方法が、a)70重量%以上の炭化タングステンと、5重量%未満の鉄属元素と、IVa族元素、Va族元素、VIa族元素の炭化物、炭窒化物、窒化物、および硼化物から選択される残部と、からなる粒状の出発原料を準備する工程と、b)出発原料を1500℃以下の焼結温度で焼結して焼結体を形成するとともに、出発原料に含まれる鉄属金属を炭化する工程と、c)焼結温度以下の温度で、焼結体をHIP処理する工程とを含む。 (もっと読む)


【課題】 耐摩耗性、靭性、耐欠損性、耐熱亀裂性に優れたWC-Co系(本発明におけるWC-Co系とは、WCを主体とする硬質粒子とCoを含む鉄族金属粉とからなるものだけでなく、硬質粒子として周期律表IVa, Va, VIa 族元素のWCを除く炭化物、窒化物、炭窒化物及び硼化物から選択された少なくとも1種を含むものを意味する。)高強度・高靭性の超硬合金を得る。
【解決手段】 M12C型〜M3C型複炭化物(MはTi,Zr,Hf,V,Nb,Ta,Cr,Mo,Wの何れか1種以上と、Fe,Co,Niの何れか1種以上を示す)を表層部の主成分とする WC-Co系圧粉成型体に浸炭処理を行い、その後液相焼結を行って液晶焼結温度を指標として表層WC平均粒度を調整する。 (もっと読む)


【課題】 従来の多孔性材料にはない極めて微細な空隙を有し、材料硬さがHV=1500 以上で、耐摩耗性に優れる複炭化物を含む多孔質焼結体を得る。
【解決手段】 近似球形の造粒粉や焼結粒を使わずに、セラミックス粉と金属粉から成る圧粉成型体を用い、炭化物成分と金属成分から複炭化物を形成する反応を利用して、圧粉成型体中に冶金反応による3次元網目構造を形成可能にする。 (もっと読む)


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