説明

豊生ブレーキ工業株式会社により出願された特許

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【課題】パーキングレバーを回動するモータ等の駆動部のブレーキドラム内部への搭載性に優れた電動駐車ブレーキ装置を提供すること。
【解決手段】アンカーブロック17は、側面形状を略S字状とした板状部材で形成されている。これにより、両端部分の間において空間を確保することができる。よって、アンカーブロック17の一端部分をバックプレート15に固定する固定部17a、他端部分をブレーキシュー11a,11bを支承するアンカー部17b、両端部分を連結する中間部分を駆動部20が装着される連結部17cとして形成することができる。これにより、アンカーブロック17および駆動部20は、ブレーキドラム16の回転軸線R方向と直角な方向の配置スペースと比べて余裕があるブレーキドラム16の回転軸線R方向に重ねて配置されることになる。よって、ブレーキドラム16内部への搭載性に優れた駆動部20を構成することができる。 (もっと読む)


【課題】ブレーキシューと回転ドラムとの摩擦熱が従来に比較して速やかに伝達され、且つ、アジャストレバーと直接係合せずにシュー間隙の自動調節が抑制される感温変形部材を有するシュー間隙自動調節機構を備えたドラムブレーキを提供する。
【解決手段】感温変形部材66は、ストラット52のブレーキシュー18側の端部に固定されており、感温変形部材120がストラット112の中央部に配置される従来のものに比較して、制動時におけるブレーキドラム12とブレーキシュー18との摩擦熱が速やかに伝達される。温度上昇に伴って感温変形部材66が変形すると、ストラット52がブレーキシュー20に接近する方向に押圧されるので、ブレーキシュー18、20が拡開しても、感温変形部材66によってストラット52がブレーキシュー18に接近する方向に移動することが防止され、アジャストレバー54と直接係合せずにシュー間隙の自動調節が抑制される。 (もっと読む)


【課題】ホイールシリンダの大きさを大きくしないで、ドラムブレーキの効き性能が向上するドラムブレーキを提供する。
【解決手段】ホイールシリンダ22のピストン70とブレーキシュー20の一端部との間には、バッキングプレート16に固設された軸部材78によりその軸部材78まわりに回動可能に支持されたカム部材80が備えられており、ドラムブレーキ10の制動時において、ピストン70がカム部材80を押圧すると、その押圧する押圧力F2がカム部材80によって第2距離H2から第1距離H1に増加する割合H1/H2の分だけ倍力されてブレーキシュー20の一端部に入力されるので、ホイールシリンダ22の大きさを大きくしないでも、ピストン70が押圧する押圧力F2より大きい力(H1/H2)F2でブレーキシュー20がブレーキドラム12の内周面14に押し付けられ、ドラムブレーキ10の効き性能が従来のドラムブレーキに比較して向上する。 (もっと読む)


【課題】ドラムブレーキの制動時におけるブレーキシューが回転ドラムに当接される当接面積が従来に比較して大きくなり、ドラムブレーキの制動力が従来に比較して向上するドラムブレーキを提供する。
【解決手段】拡開装置20によって第1ブレーキシュー22および24の他端部がブレーキドラム12に当接されると、第1ブレーキシュー22がブレーキドラム12と共に連れ回り、その連れ回りの力F1によって第1ブレーキシュー22の一端部がブレーキドラム12の内周面14に接近するように第1ブレーキシュー22が伝達部材32まわりに回動するので、第1ブレーキシュー22における一端部および他端部がブレーキドラム12に当接されて、ドラムブレーキ10の制動時における第1ブレーキシューがブレーキドラム12に当接される当接面積が従来のブレーキシューに比較して大きくなり、ドラムブレーキ10の制動力が従来に比較して向上する。 (もっと読む)


【課題】ブレーキケーブルの先端部が掛け止められるブレーキレバーの先端部の強度を向上させると共に、そのブレーキレバーの製造時の金属材料の量を少なくさせるブレーキレバーを備えたドラムブレーキを提供する。
【解決手段】突出部48gは、長手貫通穴48cの周辺部におけるバッキングプレート16の内周側の一部がプレス加工の絞り加工によってその一部の厚みを薄くさせてバッキングプレート16に接近する方向に突出させたものであり、従来のように掛止部材54を掛け止めるためにブレーキレバー48の先端部48bに曲成されるための平板状の金属部分を余分に設ける必要がなくなる。また、制動時に突出部48gが掛止部材54によって引張られると、その引張られる方向における突出部48jの厚みD3が、ブレーキレバー48の厚みE1より厚くなり、ブレーキレバー48の先端部48bの強度が従来に比較して向上する。 (もっと読む)


【課題】ブレーキレバーの強度を低下させることなく、ブレーキレバーの基端部をブレーキシューの一端部に回動可能に連結させた際において、ブレーキシューとブレーキレバーとの間の接触状態が安定する連結ピンを備えたドラムブレーキを提供する。
【解決手段】テーパー形状の基端部50bのうち第2貫通穴48cから突出させた端部50gがかしめにより第2貫通穴48cより大径に塑性変形させられて、その基端部50bがブレーキレバー48にかしめ着けられる。そのため、基端部50bの端部50fからその基端部50bにおける第2貫通穴48cの周縁部48eが当接する部分までの基端部50bの径の大きさは、ブレーキシュー18の第1貫通穴32bの径B2より小さいので、ブレーキレバー48がブレーキシュー18に取り付くと、ブレーキレバー48の平板部48bとシューウェブ32の平板部32aとが面接触し、その接触状態が従来に比較して安定になる。 (もっと読む)


【課題】パーキングレバーと軸動部材との組付け性が良好な電動駐車ブレーキ装置を提供すること。
【解決手段】パーキングレバー13の他端には、平面状の第1回転規制部131が設けられ、軸動部材27の一側部には、第1回転規制部131と接合可能な平面状の第1接合面27bが形成されている。さらに、第1接合面27bには、第1回転規制部131の作動面131bと当接する凸部271が設けられている。パーキングレバー13および軸動部材27を裏板15に組付ける場合、裏板15の内面に対しドラム16の回転軸線方向上側からパーキングレバー13を軸動部材27の方向に近付け、パーキングレバー13の第1回転規制部131を、軸動部材27の第1接合面27bに接合させるのみで、パーキングレバー13の他端を軸動部材27の一側部に係合させることができる。よって、パーキングレバー13と軸動部材27との組付け性を向上させることができる。 (もっと読む)


【課題】シューホールドダウン装置を使用せずに一対のブレーキシューをバッキングプレートに拡開可能に支持し、従来に比較してドラムブレーキの部品点数を削減するドラムブレーキを提供する。
【解決手段】アンカ部材28には、先端部46b,46cがブレーキシュー18,20の他端部側に延設された押圧部46e,46fを有し、押圧部46e,46fの弾性復帰力によってシューウェブ32,34をバッキングプレート16に接近する方向に押圧するアンカプレート46が備えられている。そのため、押圧部46e,46fの弾性復帰力によって、ブレーキシュー18,20は、そのシューリム36,38の2つのレッジ部36a,38aを介してバッキングプレート16を押圧するので、従来使用されていたシューホールドダウン装置を使用せずにブレーキシュー18,20がバッキングプレート16に拡開可能に支持される。 (もっと読む)


【課題】前進時および後進時おける回転ドラムの回転を制動する制動力の大きさの差が抑制されるツーリーディング型ドラムブレーキを提供する。
【解決手段】ブレーキシュー20には、ブレーキシュー20の一端部に回動可能に連結された外周側端部58bと固定リンク(第1固定部材)54の先端部54aに回動可能に連結された内周側端部58aとを有し、周方向において内周側端部58aは外周側端部58bより第1ホイールシリンダ22から離れている第1リンク58が備えられる。そのため、ブレーキシュー18の一端部が第1ホイールシリンダ22によりバッキングプレート16の外周側へ移動されると、固定リンク54を介して内周側端部58aが前記周方向において第1ホイールシリンダ22に接近するように第1リンク58は回動され、第1リンク58によってブレーキシュー20の一端部とブレーキシュー18の他端部との間が離間される。 (もっと読む)


【課題】シール部材の耐久性を向上させた液圧装置を提供する。
【解決手段】筒部52aの外周面には、その外周面からシリンダボア48aの内周面側に突き出した環状突部52cが一体に形成されており、その環状突部52cは、シリンダボア48aの内周面全周に密接している。このため、ピストン50がシリンダボア48aの内周面を摺動することにより、シリンダボア48aの内周面に金属粉(摩耗粉)62が発生すると、シール部材52がシリンダボア48aの内周面を摺動する際において、シール部材52のテーパ部52bの外周面が金属粉62が発生したシリンダボア48aの内周面を摺動する前に、シール部材52の環状突部52cによってその金属粉62が発生したシリンダボア48aの内周面からその金属粉62が除去される。これにより、金属粉62によるテーパ部52bの外周面の傷付きが抑制されてシール部材52の耐久性が向上する。 (もっと読む)


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