説明

飯田工業株式会社により出願された特許

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【課題】木材の組織や特性を損なわず、簡単な構成で、比較的短時間にむらなく、適切な薬剤を有効深さに含浸させ、作業効率の向上も可能な木材改質システムを提供する。
【解決手段】木材改質システム10は、コンベア12A〜12C,木材表面加工機20,処理槽30を含んでいる。木材表面加工機20は、ワークW(プレカット木材)の表面に、液剤の含浸を促進するための表面処理を施すものである。処理槽30には、木材改質剤溶液32が充填されるとともに、ヒータ34が設けられている。該処理槽30内に常圧かつ所定温度下で浸漬されたワークWは、所定時間経過後に引き上げられ、乾燥してから使用される。ワークWの搬送には、コンベア12A〜12Cが利用される。木材改質剤として、ほう素系化合物を高濃度で含有するものを利用することで、効率良く木材に改質剤を含浸させることができる。 (もっと読む)


【課題】近赤外スペクトルにより欠点の有無も含めて複数の評価項目を一度に評価でき、生産性の高い木材の光学式品質評価方法を提供する。
【解決手段】木材Wに近赤外光を照射し、その反射光から得られる近赤外線スペクトルに基づいて木材の強度特性、含水率、及び欠点の有無を同時に評価する。木材の強度特性に関する評価項目としては、曲げヤング係数、動的ヤング係数、及び曲げ強さが挙げられる。さらに、木材の密度も同時に評価できる。近赤外光は、ベルトコンベア上を長手方向に沿って搬送されてくる木材の上方から、該木材の幅方向の全体に亘って照射することが好ましい。木材Wとしては、集成材製造用の木材が好適である。 (もっと読む)


【課題】簡易な方法で木質材料の表層部を圧密化し得る木質材料の表面加工方法を提供する。
【解決手段】矩形板状に形成された木質材料Wは、送材ベルト18上に載置され、一定速度で送られる。常温状態で回転する摩擦ローラ20は、木質材料Wの送材速度よりも大きな周速度に設定される。また、摩擦ローラ20の木質材料Wとの接触部における周速度が、送材方向に対向する向きに設定される。そして、この摩擦ローラ20により、木質材料Wの表面24が圧接状態で摩擦される。すると、木質材料Wの表面24は、瞬間的に高温・高圧状態となって、表層部26が圧密化される。更に、摩擦ローラ20によって摩擦された木質材料Wに対し、シリコーン含有水Aが塗布される。木質材料Wの軟質部14がシリコーン含有水Aを吸収して膨張し、木質材料Wの表面24に凹凸が形成される。 (もっと読む)


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