説明

日本ピストンリング株式会社により出願された特許

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【課題】ピストンとシリンダ内壁面との往復動摩擦を低減させるとともに、当該低減効果を維持することができるピストンリングを提供すること。
【解決手段】ピストンのリング溝に装着され、シリンダライナあるいはシリンダの内壁面と摺動する内燃機関用ピストンリングであって、ピストンリングの外周摺動面のうち、ピストンリングのバレル幅領域には、微小な凹部が複数形成されており、バレル幅領域において凹部が形成されていない凹部非形成領域の面積が、凹部形成前のバレル幅領域の全面積を100%としたときの20〜85%の範囲内であり、バレル幅領域の軸方向切断面のすべてには、凹部非形成領域が存在している。 (もっと読む)


【課題】可変ターボチャージャ用として、摺動部および可動部の高温耐摩耗性に優れたターボチャージャ部品を提供する。
【解決手段】可変ターボチャージャに使用する、可動ノズル機構等の部品の摺動部および/または可動部の表面に、射出成形または圧粉成形で成形され、HRC55〜65の硬さを有し、高温耐摩耗性を具備する合金製焼結体からなる摺動部材を、一体的に接合または嵌合する。ターボチャージャ部品をオーステナイト系ステンレス鋼製、摺動部材をCo基合金製焼結体とすることが好ましい。このような構成のターボチャージャ部品を使用することにより、ターボチャージャの信頼性が顕著に向上するとともに、高合金製部材の使用が部分的となり、高価な合金の使用量を低減でき、部品の低コスト化に大きく寄与する。なお、接合は、銅ろう、Niろうを用いたろう付けとすることが好ましい。 (もっと読む)


【課題】オイルリングのシリンダ内壁面における余分なオイルを掻き落とす機能とシリンダ内壁面に適度な油膜を形成する機能とを十分に発揮し、当該オイルリングの薄幅化によっても製造コストを増大させず、ピストンのオイルリング溝内におけるオイルリングの周方向への回転を確実に防止可能な回転防止用2ピースオイルリング及びそれを用いた2ピースオイルリングの回転防止構造を提供する。
【解決手段】オイルリング本体における下側レールは、内周側の合口部を含むその近傍を切り欠いて形成した切り欠き領域を備え、当該コイルエキスパンダは、その一端側のみに曲げ加工を施して形成した係止部を備え、当該係止部の少なくとも一部分が、当該下側レールの切り欠き領域に配置され、且つ、その先端側をピストンに設けられるドレン孔又はスリット溝に挿入配置して当該オイルリング本体と当該ピストンとを係止する回転防止用2ピースオイルリングを採用する。 (もっと読む)


【課題】耐摩耗性と耐スカッフ性に優れ、かつ相手攻撃性の低い溶射積層皮膜が密着性よく形成されてなるピストンリングを提供する。
【解決手段】Mo粉末とNi基自溶性合金粉末とCu又はCu合金粉末とを少なくとも含む混合粉末を溶射してなる溶射下地層3と、Cuを含有する溶射表面層とをその順で摺動面に形成したピストンリングであって、その溶射下地層3は、50〜80質量%のMoと、1〜12質量%のCu又はCu合金と、残部:Ni基自溶性合金とを少なくとも含有し、溶射下地層3の摺動面に現れるCu又はCu合金相の面積率が0.5〜15%であり、溶射表面層は、70〜100質量%のCuを含有するようにして上記課題を解決した。 (もっと読む)


【課題】鋳込み後の放冷時間が10時間を超えるような緩やかな凝固過程において、良好な強度、硬さを備えることの出来る大型の鋳造製品の提供を目的とする。
【解決手段】この目的を達成するため、A型黒鉛を含む片状黒鉛鋳鉄であって、Mnを3.05質量%以上含有する高Mn系基本組成を備えることを特徴とする大型鋳造製品用の片状黒鉛鋳鉄を採用する。また、この高Mn系基本組成において、Mn含有量とS含有量とのMn/S存在比が6〜800の範囲とすることが、より好ましい。 (もっと読む)


【課題】オイルリングのシリンダ内壁面におけるオイル掻き機能の低減防止を図ることができると共に、製造コストの増大を抑制し、且つ相手攻撃性を抑制することが可能な回転防止用2ピースオイルリング及びそれを用いた2ピースオイルリングの回転防止構造を提供する。
【解決手段】オイルリング本体の略H型状断面におけるウェブ位置と、上側レール又は下側レールの内周端部との間の領域に、当該合口部より所定距離離れた当該内周端部から当該合口端部に対し略平行に所定距離の切り込みを入れて形成した切り込み領域を備え、当該切り込み領域を折り曲げて、ピストンが備えるドレン孔に挿入係止可能な突出部を備え、当該突出部の先端のオイルリング周方向側端面の角部が、面取り加工されているものを採用する。 (もっと読む)


【課題】強度、剛性、耐熱性、寸法精度に優れたものでありながら、軸受としての性能を低下させることなく、転動体を安定して保持可能で、且つ製造コストの削減を図ることができる転がり軸受及びその製造方法を提供する。
【解決手段】円筒形状部材の周壁の周方向に当該転動体を収容して保持するポケットを所定の間隔で複数有する保持器を用いた転がり軸受であって、当該保持器は、金属粉末射出成形により一体的に形成され、当該保持器は、転動体の収容領域を備え、その保持器の外周面から径方向中心に向けて転動体領域の外縁部に圧縮加工を施して、転動体脱落防止構造を形成した転がり軸受を採用する。 (もっと読む)


【課題】ピストンリング溝に装着した場合に圧力リングの上下面がピストン装着時にピストン軸に対して略垂直なフラット面となる圧力リングであって、ブローバイガス量及びオイル消費量の増大を抑制すると共に、製造コストの増大を抑制可能な圧力リングを提供する。
【解決手段】軸方向断面が略矩形形状の下面と外周面とで形成される角部を切り欠いてステップ状とした切り欠き部が設けられ、当該圧力リングは、自由状態において、当該圧力リングの上面が、径方向外方に向かって下方側に傾斜して略皿ばね形状を有し、当該圧力リングの上面の、当該圧力リングの軸に対して垂直な面に対する傾斜角度θが、0°<θ≦2°とした圧力リングを採用する。 (もっと読む)


【課題】アルミニウム合金製ピストンのアルミニウム合金材からなるピストンリング溝に直接装着した場合においても、オイル消費量やブローバイガス量の増大を防止可能なピストンリングを提供する。
【解決手段】ガソリンエンジン用ピストンに装着するピストンリングであって、当該ピストンリングの上面及び下面における表面の負荷長さ率Rmr2が、Rmr2(0.5%,0.2μm)≧30%、及びRmr2(0.5%,0.3μm)≧50%の各条件を満足したものを採用する。 (もっと読む)


【課題】オイルリングのシリンダ内壁面におけるオイル掻き機能の低減防止を図ることができると共に、製造コストの増大を抑制し、作業性に優れる2ピースオイルリングの回り止め構造を提供する。
【解決手段】ピストンに対して2ピースオイルリングを装着した際に、ピストンのドレンホールに挿入配置した回転防止ピンと、当該2ピースオイルリングの合い口部近傍又は合い口部の当該下側リングの下面側からウェブ方向に向けて設けた凹部とを係止することにより、ピストンに装着した2ピースオイルリングのオイルリング溝に沿った回転挙動を防止する構造としたものを採用する。 (もっと読む)


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