説明

日本ピストンリング株式会社により出願された特許

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【課題】複数の金属射出成形体を接着して複合成形体とする金属粉末射出成形体の接着方法および該複合成形体を焼結して高い接合強度を有する金属複合焼結体とする金属複合焼結体の製造方法を提供する。
【解決手段】好ましくは脱脂処理を施された、複数の金属射出成形体の接合界面に、少なくとも一つの成形体を構成する金属粉末と同種の金属粉末と水溶性糊状物質とを水で希釈したペースト状の塗布液を塗布し接着して複合成形体とし、さらに焼結処理を施して金属複合焼結体とする。水溶性糊状物質としては、澱粉質糊状物質とすることが好ましい。
【効果】金属射出成形体の変形による接合不良を回避でき、さらに塗布作業が容易となるとともに、ハンドリング作業時に発生する接合面のズレ等を防止でき、接合強度が高く、しかも寸法精度の高い複合焼結体を容易に製造できる。 (もっと読む)


【課題】オイルリング表面へのオイルスラッジ前駆体及び/又はオイルスラッジの付着を抑制するため、基材に対して密着性の良い撥油性及び撥水性を有する塗布膜を生産性よく形成してなる内燃機関用オイルリングを提供する。
【解決手段】オイルリング表面へのオイルスラッジ前駆体及び/又はオイルスラッジの付着を抑制するための撥油性及び撥水性を有する塗布膜13が、オイルリング10の少なくとも一部に設けられており、その塗布膜13を、油との接触角が75°以上であり、かつ水との接触角が100°以上であり、50原子%〜70原子%のフッ素と2原子%〜5原子%のケイ素を含有するようにして上記課題を解決した。 (もっと読む)


【課題】アルミニウム合金製シリンダブロックとの相互の界面での密着性をより安定的に向上させ、且つ熱伝導効率を向上させるアルミニウム合金等で鋳包みに使用される鋳鉄製のシリンダライナ等に適用可能な溶射皮膜付鋳鉄部材の提供を目的とする。
【解決手段】上記課題を達成するため、当該鋳鉄部材は、炭素が3.2〜4.4wt%、ケイ素が0.8〜2.6wt%、マンガンが0.1〜2.4wt%、硫黄が0.001〜0.2wt%、リンが0.01〜0.6wt%残部が鉄及び不可避的不純物からなる組成の鋳鉄部材で構成され、この鋳鉄部材の表面に、厚さ5μm〜160μmの溶射皮膜を備え、且つ、当該溶射皮膜形成後の溶射面の表面粗さRaが4μm〜170μmとして、アルミニウム材マトリックスとの密着性及び熱伝導性を向上させたことを特徴とした鋳包み用溶射皮膜付鋳鉄部材を採用する。 (もっと読む)


【課題】ピストンリングが摺動する領域において、ピストンリングとシリンダの内壁面との往復動摩擦を低減することができるシリンダを提供すること。
【解決手段】ピストンリングを備えるピストンが内壁面を摺動するシリンダにおいて、前記シリンダの内壁面のうち、前記ピストンの上死点における最下位のピストンリングのリング溝の下面位置から、前記ピストンの下死点における最上位のピストンリングのリング溝の上面位置までの間の領域である行程中央部領域に複数の凹部をシリンダの軸方向に所定の間隔をもって形成し、前記間隔を、シリンダ内壁面を摺動するピストンリングの中で、その外周摺動面のシリンダ軸方向長さが最も小さいピストンリングの外周摺動面のシリンダ軸方向長さよりも小さくし、前記行程中央部領域の面積を100%としたときの、全凹部の面積の合計が15〜70%の範囲内とし、前記シリンダの内壁面の、前記行程中央部領域以外の領域には前記凹部を形成しない。 (もっと読む)


【課題】シール性及び耐摩耗性に優れた内燃機関用のコンプレッションリング及び内燃機関用ピストン構造の提供を目的とする。
【解決手段】上記課題に対し、外側リングの内周側に同心円状に内側リングを重ねて配置したコンプレッションリングとし、当該内側リングは、その外径が当該外側リングの内径より大きく、内側リングの内径が当該外側リングの内径より小さく、且つ、内側リングの内周面と当該リング溝のリング溝底面とが接触可能なリング幅Aを有し、当該外側リングは、ピストン軸方向の一面側の内周側に、内側リングを載置可能な内周方向に沿った段差面であるピストン軸に対して径方向の幅Bのインナーカット部を備え、当該ピストン軸に対して径方向における外側リングと内側リングとの径方向重なり距離が、幅Bのインナーカット部に対し、内側リングのリング幅Aの(1/2)A以上を接触載置した内燃機関用のコンプレッションリングを採用した。 (もっと読む)


【課題】実稼動時においてピストンリング全周の面圧が均一となるようなピストンリングを提供すること。
【解決手段】ピストンリング1は略円形状をなし、外周摺動面2及び内周面3に交わる上面及び下面と略円形状を半径方向に分断する合口部4とを備え、シリンダ中心5と内周面3との距離が最大となる最外点の位置が合口部4の両端の中点から44.6°乃至46.1°である。さらに、ピストンリング1はシリンダ中心5からシリンダ中心5と最外点までの距離(Rmax)を、シリンダ中心5から合口部4の両端の中点とシリンダ中心5とを通る基準軸上であって中点から180°回転させた箇所に位置する対蹠点までの距離(R180)で除した値(Rmax/R180)が1.044乃至1.053であってシリンダ中心5から合口部4の一端までの距離(R合口)を、シリンダ中心5から対蹠点までの距離(R180)で除した値が1.032乃至1.040である。 (もっと読む)


【課題】アルミ二ウム合金に鋳包まれて使用される鉄系粉末焼結体製プリフォームを提供する。
【解決手段】断面が半円弧状または円弧状で中心軸方向に沿って連続形成される内周面に複数の大きな内側溝11aと、隣接する該大きな内側溝の間に複数の小さな内側溝11bとを設ける。大きな内側溝は、互いに対向する二つの平坦部と該二つの平坦部の間を連続するように形成された溝底部とからなり、平坦部の長さA(mm)が0.1mm〜1.0mmで、溝幅B(mm)が0.5〜10.0mmで、隣接する各溝幅中心間の間隔Pが、1.5Bmm以上10Bmm以下であり、かつ互いに対向する二つの平坦部が成す角度η(°)が10°以下とすることが好ましい。また、小さな内側溝11bは、溝深さd(mm)が0.05〜1.0mmで、小さな内側溝の溝幅中心間の間隔で0.02mm以上とすることが好ましい。 (もっと読む)


【課題】オイルシール機能と摩擦力低減機能とを共に向上させるオイルリング本体を得るための製造方法を提供する。
【解決手段】オイルリング本体2と、このオイルリング本体2と同一径のリング状スペーサ11とを交互に配し、シリンダ軸方向からみて、当該オイルリング本体2を構成する第1レール及び第2レールと当該リング状スペーサ11とを密着させて、その外周が略真円となるように治具の回転軸に整列固定させる配列ステップと、当該オイルリング本体2を構成する第1レール及び第2レールと当該リング状スペーサ11の外周面に研磨部材を押圧した状態で、オイルリング本体2と当該リング状スペーサ11とを交互に整列固定した当該回転軸を駆動させ、当該第1レール及び第2レールのシリンダライナ内壁面と接触する外周摺動面の接触領域の円周端部を面取り加工するR加工ステップとを備える。 (もっと読む)


【課題】ピストンリングが摺動する領域において、ピストンリングとシリンダの内壁面との往復動摩擦を低減することができるシリンダを提供すること。
【解決手段】ピストンが内壁面を摺動するシリンダにおいて、前記シリンダの内壁面のうち、前記ピストンの上死点における最下位のピストンリングのリング溝の下面位置から、前記ピストンの下死点における最上位のピストンリングのリング溝の上面位置までの間の領域である行程中央部領域に複数の凹部を形成し、前記行程中央部領域の面積を100%としたときの、全凹部の面積の合計を1〜80%の範囲内とし、かつ、当該行程中央部領域における、シリンダ周方向の全ての断面には、前記複数の凹部のうち少なくとも一つの凹部を形成し、前記シリンダの内壁面の、前記行程中央部領域以外の領域には前記凹部を形成しない。 (もっと読む)


【課題】シリンダライナ内壁面との間に生じる摩擦力を低減することによる燃費の向上と共にオイル消費の低減を図ることができる内燃機関用オイルリングの提供を目的とする。
【解決手段】オイルリング本体の内周面に形成されるコイルエキスパンダ収容凹部には、その内周方向に沿って、掻き落としたオイルをピストン裏面へスムーズに戻すためのオイル戻し溝部が形成され、当該オイル戻し溝部は、オイルリング本体の径方向断面において、径方向深さをAとし、ウェブの径方向厚さをBとした場合、A/B=0.22〜0.77であり、且つ、当該オイル戻し溝部は、オイルリング本体の径方向断面において、シリンダ軸方向高さをXとし、コイルエキスパンダ収容凹部の略半円状部の円弧長さをYとした場合、X/Y=0.04〜0.5であることを特徴とする内燃機関用オイルリングを採用する。 (もっと読む)


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