日本ピストンリング株式会社により出願された特許
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粉末射出成形体用バインダーおよび粉末射出成形体の脱脂方法
【要 約】
【課 題】超臨界流体(例えば超臨界二酸化炭素)脱脂を施される粉末射出成形体用として好適な、粉末射出成形体用バインダーを提供する。
【解決手段】ワックス成分および/または潤滑性付与成分とプラスチックス成分と植物油の合計量100体積%に対し、ワックス成分および/または潤滑性付与成分を30〜45体積%と、プラスチックス成分を30〜50体積%と、さらに植物油を5〜40体積%と、を配合する。ワックス成分としてパラフィンワックスまたはマイクロクリスタリンワックスが、潤滑性付与成分としてステアリン酸またはステアリン酸ステアリルが、プラスチックス成分として、ポリプロピレン、ポリエチレンまたはエチレン−酢酸ビニル共重合体が好ましい。植物油の一部に代えて、界面活性付与成分を配合しても良い。これにより、超臨界二酸化炭素を脱脂媒体として粉末射出成形体の脱脂を行うことができ、しかも脱脂処理後の粉末射出成形体強度が高く、脱脂による粉末射出成形体の変形や、ハンドリング時の破損等を防止できる。
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カムシャフトおよびカムシャフトの製造方法
【課題】本発明は、シリンダヘッドとの摺動摩擦を低減することができるカムシャフトを提供することを主目的とするものである。
【解決手段】上記目的を達成するために本発明は、内燃機関のシリンダヘッドに回転自在に支持されるカムシャフトであって、上記カムシャフトには、上記カムシャフトの軸方向の遥動を防止するために上記カムシャフトのジャーナル部脇に形成された凸部であり、上記シリンダヘッドに接する、一または二の遥動防止凸部が形成されており、上記遥動防止凸部の、上記シリンダヘッドと摺動する側面であるスラスト部には、上記シリンダヘッドの一部と転がり摺動する転がり摺動部が形成されていることを特徴とするカムシャフトを提供する。
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ピストンリング
【課題】耐摩耗性、ガスシール性および油かき性を同時に満たすことが可能であり、かつその摺動面に形成された硬質皮膜自体が剥離することのないピストンリングを提供すること。
【解決手段】外周面に凹部が形成された母材と、前記凹部に設けられる硬質皮膜と、からなるピストンリングにおいて、前記ピストンリングの径方向に垂直な断面において、前記凹部を、母材の上下面のいずれか一方から他方に向かって、ピストンリング外周面に平行に延びる第1の面と、前記第1の面の一端からピストンリング外周面に向かって延びる第2の面と、から構成し、前記凹部に硬質皮膜を設けることで、ピストンリング外周面を、硬質皮膜が形成されている部分と母材が露出している部分とが存在し、前記凹部を形成する第2の面とピストンリング外周面とは10〜30°の角度をもって接しているようにする。
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内燃機関用エンジンのピストン及び内燃機関用エンジンのピストンとピストンリングの組合せ
【課題】エンジンの吸気工程やエンジンブレーキ使用時等の燃焼室が負圧になる場合の潤滑油消費量を十分抑制することができる内燃機関用エンジンのピストン及び内燃機関用エンジンのピストンと、圧力リング2本、オイルリング1本からなる3本リング構成のピストンリングの組合せを提供する。
【解決手段】オイルリングが装着されるオイルリング溝にはピストン内部空間と連通する貫通孔が設けられているとともに、セカンドリング溝に係る孔を、セカンドリング溝底のピストン上下方向下部側からサードランドの上部に跨るように開口し、ピストン上下方向に垂直に、かつピストン内部空間へ向けて直線的に連通する貫通孔として設けた内燃機関用エンジンのピストンとする。このようなピストンと、所定の範囲内の合口隙間を設けた圧力リングを有する3本リング構成のピストンリングとを組合せる。
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ピストンリング
【課題】熱伝導性と耐熱へたり性に優れ、例えば内燃機関用のオイルリングやセカンドリングとして適用可能なピストンリングと、さらに優れた耐熱へたり性を備え、トップリングとしても適用可能なピストンリングを提供すること。
【解決手段】C、Si、Mn、Crを所定範囲で含有し、これら含有量から次式(1)及び(2)により算出されるパラメータA及びBの値がそれぞれ9.0以下及び10.8以上の調質鋼から成るピストンリングとする。特に、トップリング向けのピストンリングとしては、C、Mn、Cr含有量の下限値を高め、Si含有量の上限値を減じると共に、パラメータBの値を14.0以上とする。
A=8.8Si+1.6Mn+1.7Cr ・・・ (1)
B=36C+4.2Si+3.8Mn+4.5Cr・・・ (2)
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シリンダヘッド補強部材
【要 約】
【課 題】耐久性に優れたシリンダヘッド補強部材を提供する。
【解決手段】平板状に配置した複数のバルブシート部とそれらの間を連結する連結部とを一体的に構成した鉄基焼結体とする。これにより、バルブシート間(弁間)での亀裂の発生が防止され、耐久性に優れたシリンダヘッドとすることができる。このシリンダヘッド補強部材は、鋳包み工法でシリンダヘッドに装着することが好ましい。鋳包み工法によれば、補強部材を薄肉化できるという利点がある。また、バルブ当たり面側の表面に複数の凸部を配することが好ましい。これによりシリンダヘッド本体へ装着後に行う切削加工負荷の軽減が可能となる。また、少なくとも外周側表面の表面粗さをRzで20〜100μmとすることが、シリンダヘッド本体との密着性向上の観点から好ましい。
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圧力リング
【課題】合口部の面厚上昇を抑制し、より高性能・高負荷のエンジンに対応した圧力リングの提供。
【解決手段】略円形状を成しシリンダに対し摺動する外周面3と、ピストンに対向する内周面4と、略円形状半径方向に分断する一つの合口部2とを備え、合口部2の端面に開口して始端とし該半径方向と交差する方向に延出されるスリット1aが形成され、スリット1aの終端位置1cにおける終端距離Aが、リング厚さa1の0.40倍以上、0.70倍以下に構成され、スリット1aの始端位置における始端距離Xが、終端距離A以下に構成され、スリット1aの始端位置1bから終端位置1cまでの円形状の中心角が3°以上20°以下に形成されると共に、スリット1aの厚さがリング厚さa1の0.01倍以上0.30倍以下に形成されている圧力リングを提供する。
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鋳包み用鋳鉄部材並びにその製造方法及び鋳包み用シリンダライナ
【課題】鋳鉄製の内燃機関のシリンダライナ等を、アルミニウム合金等で鋳包む際の、相互の界面での密着性をより安定させ、且つ、従来と比してより製造コストの低い製品の提供を目的とする。
【解決手段】上記課題を達成するため、粗化した外周壁面を備える円筒形状の鋳包み用鋳鉄部材であって、当該外周壁面は、周方向に高速回転する円筒形状の鋳鉄部材の当該外周壁面に、溶融金属の溶滴を衝突させ瞬間凝固した溶滴スプラッシュを付着させて形成した複数の突起部で粗化した溶射被膜を備えることを特徴とする鋳包み用の鋳鉄部材を採用する。そして、その前記突起部は、針状、海綿形状、板状形状の溶滴スプラッシュ形状を含んで構成されたものである。
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摺動部材
【課題】摺動部表面に靱性、耐摩耗性の両方を兼ね備えた皮膜を形成し、摺動部材の耐摩耗性及び耐剥離性の向上した摺動部材の提供を目的とする。
【解決手段】上記課題を達成するため、窒化クロムを主成分とする皮膜が摺動面に形成された摺動部材において、前記皮膜は、空孔率0.05%〜3%未満の緻密皮膜と、空孔率3〜15%のポーラス皮膜とを交互に積層した3層以上の多層構造を備えることを特徴とする摺動部材を採用する。そして、前記緻密皮膜は、そのビッカース硬さが1600HV0.05〜2500HV0.05の範囲にあるもの、前記ポーラス皮膜は、そのビッカース硬さが1000HV0.05〜2000HV0.05の範囲にあるものを用いることが好ましい。
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摺動部材及びその製造方法
【課題】低コストであり、且つ、摺動面に形成されたイオンプレーティング皮膜の耐剥離性と母材の耐摩耗性が良好な摺動部材及びその製造方法を提供する。
【解決手段】C:0.50〜0.60質量%、Si:1.20〜1.60質量%、Mn:0.50〜0.80質量%、Cr:0.50〜0.80質量%、Cu:0.20質量%以下、P:0.03質量%以下、S:0.03質量%以下、残部:鉄及び不可避不純物からなる母材、又は、C:0.69〜0.81質量%、Si:0.15〜0.35質量%、Mn:0.30〜0.90質量%、P:0.03質量%以下、S:0.03質量%以下、残部:鉄及び不可避不純物からなる母材の少なくとも摺動面に、イオンプレーティング皮膜を形成する摺動部材の製造方法であって、そのイオンプレーティング皮膜の形成時の処理温度を400℃以上480℃以下の範囲内とすることにより、上記課題を解決する。こうして得られたピストンリングは、その母材のビッカース硬度が450HV0.1以上である。
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