日本ピストンリング株式会社により出願された特許
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軽金属合金鋳包み用鉄系部材
【課題】軽金属合金で鋳包む際に、割れの発生を防止でき、軽金属合金鋳包み性に優れた鉄系部材を提供する。
【解決手段】アルミニウム合金等の軽金属合金に鋳包まれて使用される鉄系部材であって、少なくとも相対する二面に、好ましくは平面形状が直径A(mm)の円形状を呈し、深さB:0.05〜2.0mmで、かつB/Aが0.005〜1で、隣接する凹部の中心間の距離CがA<C≦2.5Aである、複数の凹部を有する。部材の表面は、最終的に、ショットブラスト処理が施された面とすることが好ましい。また、鉄系部材を、鉄系粉末をプレス成形−焼結工程を施して得られた鉄系焼結体とすることが好ましい。
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摺動部材
【課題】CrN皮膜の機械的特性をさらに向上させた摺動部材を提供する。
【解決手段】イオンプレーティング法により窒化クロムを主成分とする皮膜が摺動面に形成された摺動部材であって、その皮膜は、CrNの{200}面を主配向とするものであり、ホウ素を0.05質量%以上20質量%以下含有し、空孔率が0.5%以上20%以下であるように構成して、上記課題を解決した。なお、皮膜は、酸素と炭素のいずれか一方又は両方の含有量が15質量%以下であるように構成することが好ましく、内燃機関用ピストンリングとして好ましく用いられる。
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コイルエキスパンダ
【課題】本発明は、ピストンへの組み付け時の脱落等の不具合の発生を防止することができ、かつ、その周方向の張力分布が均一であるコイルエキスパンダを提供することを主目的とするものである。
【解決手段】上記目的を達成するために本発明は、少なくともピストンリング本体と、上記ピストンリング本体をその径方向外側に押圧付勢するコイルエキスパンダとから構成される組合せピストンリングに用いられるコイルエキスパンダであって、上記コイルエキスパンダは、自由状態において、重複部を有する略円形状であることを特徴とするコイルエキスパンダを提供する。
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シリンダライナ
【課題】シリンダブロックとの密着性・熱伝導性が良く、加工容易、軽量・省スペースにする。
【解決手段】シリンダライナ外周周方向へ凸状体を形成し、軸方向断面の形状は、基準面上の点Wとシリンダライナの外周方向の点Xからの第一辺と、基準面上の点Yとシリンダライナの外周方向の点Zからの第二辺と、点Xと点Zからの第三辺と、から構成され、かつ、4つの点W、X、Y、Zを直線で結ぶことにより形成される仮想四角形の、第一辺と第二辺は、ともに仮想四角形の面積を縮小する方向に湾曲しており、第三辺は、仮想四角形の面積を拡大する方向に湾曲しており、第一辺上の頂点からW−Xまでの距離、および第二辺上の頂点から仮想四角形の一辺Y−Zまでの距離Aが、0.01〜0.3mmであり、第三辺上に位置する頂点から仮想四角形の一辺W−Yまでの距離Bが、0.1〜1.0mmであり、距離AとBとの比B/Aが、0.3〜100である。
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A型黒鉛を含む鋳鉄並びにそのA型黒鉛を含む鋳鉄の鋳造方法及びそのA型黒鉛を含む鋳鉄を用いたシリンダライナ
【課題】従来の鋳鉄材料に比べ、より優れた切削加工性能を備え、特にシリンダライナの用途に好適な鋳鉄材料の提供を目的とする。
【解決手段】上記目的を達成するため、炭素が2.9質量%〜3.6質量%、ケイ素が2.0質量%〜2.5質量%、マンガンが0.5質量%〜1.0質量%、リンが0.03質量%〜0.3質量%、硫黄が0.01質量%〜0.13質量%、銅が0.03質量%〜0.6質量%、クロムが0.03質量%〜0.3質量%、スズが0.001質量%〜0.3質量%及び/又はアンチモンが0.001質量%〜0.2質量%であり、残部が鉄及び不可避的不純物からなることを特徴とし、図に示すような鋳鉄組織を備えるA型黒鉛を含む鋳鉄を採用する。そして、このA型黒鉛を含む鋳鉄を用いた高品質のシリンダライナを提供する。
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鋳包み用鋳鉄部材並びにその鋳包み用鋳鉄部材の製造方法及びその鋳包み用鋳鉄部材製品
【課題】従来のシリンダライナ等の鋳包み用鋳鉄部材に比べ、アルミニウム材マトリクスとの密着性を向上させうる鋳包み用鋳鉄部材の提供を目的とする。
【解決手段】上記課題を達成するため、高圧アルミニウムダイキャスト法を用いて鋳包み加工に供される鋳鉄部材であって、当該鋳鉄部材は、その表面にアルミニウム材との密着性を向上させるための改質被覆層を備え、且つ、その表面粗さ(Ra)が5μm〜150μmであることを特徴とした鋳包み用鋳鉄部材を採用する。そして、前記改質被覆層は、アルミニウム系被覆層、マグネシウム系被覆層、スズ系被覆層、亜鉛系被覆層、銅系被覆層のいずれかを用いる。また、この改質被覆層の形成には、金属箔を用いる製造方法を提供する。
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ピストンリングとピストンリング溝との双方又はいずれか一方の摩耗を評価する摩耗試験装置
【課題】実機で使用される状態に極めて近似した状態でピストンリング、ピストンリング溝の評価を行うことができるピストンリングとピストンリング溝との双方又はいずれか一方の摩耗を評価する摩耗試験装置の提供。
【解決手段】偏心回転部12は運動変換部を介してピストン相当部40に接続されている。ピストン相当部40の外周面にはピストンリング溝40c〜40eが形成され、ピストンリング2A〜2Cが一本ずつ装着されている。ピストン相当部40の外周面に対向する位置にはシリンダ相当部50が設けられ、シリンダ相当部50の内周面は、ピストンリング溝40c〜40eに装着されたピストンリング2A〜2Cの外周摺動面に摺動する。偏心回転部12が偏心回転することにより、ピストン相当部40のピストンスラップ運動とピストン相当部40の軸方向の往復運動が同時に実現できる。
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組合せオイルリング
【課題】組合せオイルリングにおいて、温度変化に応じた適正なオイルコントロール機能を確保すると共に張力減退率の抑制を図る。
【解決手段】ピストン14の外周面にリング溝44,45,46を形成し、このリング溝44,45,46にトップリング51、セカンドリング52、オイルリング53を嵌合し、このオイルリング53にて、リング形状をなす上下のレール61,62を有するオイルリング本体63に、このオイルリング本体63を径方向外方に押圧付勢する形状記憶合金からなるコイルエキスパンダ64を装着すると共に、芯金として冷媒Cが封入された円筒リング65をこのコイルエキスパンダ64の中心部に貫入する。
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ピストンリング
【課題】ピストンリングにおいて、内燃機関の運転状態に拘らず安定したガスシール機能を確保すると共に、周方向における面圧の均一化を図ることで摺動面の摩耗を抑制可能とする。
【解決手段】ピストン14の外周面にリング溝44,45,46を形成し、このリング溝44,45,46にトップリング51、セカンドリング52、オイルリング53を嵌合し、このトップリング51にて、合口隙間Sをもって対向する合口端面51a,51bから周方向に沿って所定長さを有する合口端部領域A1,A2を除く周方向における中間領域Bで、内周部57a,57bを外周部56a,56bより熱膨張率の高い材料により形成する。
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シリンダライナとピストンリングの組み合わせ
【課題】シリンダライナとピストンリングの組み合わせで軽量化、低フリクション化、摩耗低減する。
【解決手段】シリンダライナ1の組成を、珪素:23.0〜28.0質量%(以下同じ)、マグネシウム:0.80〜2.0、銅:3.0〜4.5、鉄:0.25以下、ニッケル:0.01以下、残部:不可避不純物及びアルミニウムとし、その内周面の表面粗さをRz=0.5〜1.0μm、Rk=0.2〜0.4μm、Rpk=0.05〜0.1μm、Rvk=0.08〜0.2μm、とし、一方、ピストンリングの組成を、炭素:0.6〜0.7、クロム:12〜14、モリブデン:0.2〜0.4、珪素:1.0以下、マンガン:1.0以下、残部:不可避的不純物及び鉄とし、直径5.0μm以下の炭化物を、面積率が4〜10%の割合で含有せしめ、その外周摺動面の表面粗さをRz=0.8μm以下、Rpk=0.15μm以下とする。
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