説明

大機エンジニアリング株式会社により出願された特許

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【課題】
海水を代表とする、塩素イオンを含有する水溶液の電解に使用して、塩素の発生を抑えて酸素を発生させることのできる電極であって、チタンの電極基板の上に白金族金属酸化物を含む中間層を有し、表面に陽極活物質であるMn−Mo−W複合酸化物の導電性被覆をアノード電着法により形成した電極において、高い電流密度で長期間電解しても高い酸素発生効率を維持する、高活性で長寿命の酸素発生電極を提供すること。
【解決手段】
チタンの電極基板の上に中間層を形成するのに先立って、フッ酸で処理して酸化皮膜を除去し、つづいて濃硫酸でエッチングして表面粗度を高める。エッチングによりチタン電極基板の表面にできた凹凸に、中間層を形成する白金族金属酸化物が入り込んで密着性が高まるため、陽極活物質の電極基板からの剥離が防止されて長い電極寿命を享受できる。 (もっと読む)


【課題】固体高分子形の水電解装置と燃料電池とを一体化させた可逆セルを複数備えた可逆セル・スタックにおいて,水電解装置運転から燃料電池運転への切り替えを安全,かつ確実に行うために,乾燥状態のばらつきを抑える。
【解決手段】固体高分子形の水電解装置と燃料電池とを一体化させた可逆セルにおける反応ガスが流れるチャネル22に対して,乾燥工程を実施する前に,各可逆セル内部のチャネル22内に不活性ガスを供給し,チャネル入口と出口との圧力差によってチャネル22内部に残留した電解水Dをチャネル内から吹き飛ばして排出する。 (もっと読む)


【課題】
固体高分子電解質膜型の水電解・燃料電池可逆セルの酸素極を改良し、燃料電池としての特性を維持し、水電解時における槽電圧を低下させることができるものを提供する。結果として、往復変換効率が向上した可逆セルが実現する。
【解決手段】
白金微粒子と、BET法により測定される比表面積が45〜70m2/gの酸化イリジウム微粒子との、金属の重量割合でPt:Ir=80〜90:20〜10の混合物からなる触媒を表面に有する酸素極を使用して、水電解・燃料電池可逆セルを構成する。 (もっと読む)


【課題】
固体高分子型セルの構成部材である固体高分子電解質膜の寸法を安定化する方法を提供すること。それによって、電解質膜やMEAに設ける開口部のピッチのずれを防ぎ、使用中に電解質膜にシワが生じることを防止して、セル・スタックの組み立て、保管、輸送を容易にするとともに、流路の狭隘化および閉塞を生じさせないことであり、ひいては、安定で信頼性の高い固体高分子型セルの製造を可能とすること。
【解決手段】
固体高分子電解質膜を、純水、希酸溶液またはアルカリ溶液に浸漬した状態で、100℃以下であるがその固体高分子電解質膜の使用温度を超える温度に加熱処理することによって固体高分子電解質膜を膨張するだけ膨張させる。希酸またはアルカリの溶液で処理した場合には、処理に続いて純水で洗浄する。どちらの場合も、使用の時点まで、処理終了時の温度以下の温度において湿潤状態を維持する。 (もっと読む)


【課題】
不溶性陽極を使用する電解スズメッキによりスズメッキ鋼板を製造する技術の改良。メッキにより消費されるスズイオンを迅速に補給することができるスズイオン補給用のスズ合金と、そのスズ合金を使用したスズイオンの補給方法を提供する。このスズイオンの補給方法を採用した電解スズメッキ法をも提供する。
【解決手段】
スズイオン補給用のスズ合金は、スズ母相とリン化スズSn相とからなり、リンの含有量を、0.1〜10原子%の範囲内としたもの。リン化スズ相は酸素還元能が高く、カソードとして作用し、スズ母相がアノードとしてはたらく。このスズ合金を水中に浸漬し、酸素ガスを吹き込むことにより、スズがイオンとして容易に溶出する。このスズイオン補給方法を採用して電解スズメッキを行なえば、不溶性の二酸化スズの生成を避けてメッキを行なうことができる。 (もっと読む)


【課題】
海水を代表とする、塩素イオンを含有する水溶液の電解に使用して、塩素の発生を抑えて酸素を発生させることのできる電極であって、チタンの電極基板の上に白金族金属酸化物を含む中間層を有し、表面に陽極活物質であるMn−Mo、Mn−WまたはMn−Mo−W複合酸化物の導電性被覆をアノード電着法により形成した電極において、中間層を構成する白金族金属酸化物の量を低減したものを提供する。
【解決手段】
中間層を、白金族金属(M)の酸化物と、タングステン(W)の酸化物との混合物で形成する。各酸化物の存在量は、中間層の面積当たり、金属元素基準で、つぎの範囲からえらぶ。
M:1×10-3〜2×10-3mol/m2未満−W:1×10-3〜15×10-3mol/m2またはM:2×10-3〜10×10-3mol/m2−W:0.1×10-3〜15×10-3mol/m2 (もっと読む)


【課題】 固体高分子形の水電解装置と燃料電池とを一体化させた可逆セルにおいて,運転モードの切り替えを安全,かつ確実に行い,効率の良い運転を実現する。
【解決手段】 固体高分子形の水電解装置と燃料電池とを一体化させた可逆セル1において,水電解装置運転から燃料電池運転への運転モードの切り替えにあたって,可逆セル1内部の流路に不活性ガス供給源31から不活性ガスを供給して,可逆セル1の内部を乾燥させる。乾燥状況は,交流抵抗測定器35によって給・集電板2,3間の抵抗上昇に基づいて判断し,抵抗上昇値が適切な範囲内になったら,制御装置34がガスの供給を停止させ,以後燃料電池運転が開始される。 (もっと読む)


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