説明

加納商事株式会社により出願された特許

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【課題】溶液流延法による製膜においてTダイのリップ先端にメヤニが付着することを防止ないし抑制して、長時間運転による長尺フィルム製造を可能にする。
【解決手段】Tダイ10の一対のリップ18,19に各々少なくとも一つの冷媒流路30,31をTダイの幅方向に延長形成し、該冷媒流路を流れる冷媒でリップ間隙20から吐出直前の溶融樹脂を冷却する。リップ先端から吐出直後の溶融樹脂温度が低くなり、内部圧力も小さくなるので、吐出直後の圧力解放による破裂・四散が抑制され、メヤニがリップ先端に付着することを防止ないし抑制する。さらに、上側リップの冷媒流路に流す冷媒温度よりも下側リップの冷媒流路に流す冷媒温度の方を低くするように温度制御して、リップ間隙から吐出直後の溶融樹脂に所望の湾曲を与えることにより、メヤニ付着防止効果をより一層高める。 (もっと読む)


【課題】PVA原反フィルムなどの製膜に際してフィルム幅方向の加熱ムラを無くし、厚さムラが無いフィルムを製造する。
【解決手段】Tダイ内部の流路およびマニホールドの両側において、縦方向カートリッジヒーター孔16を幅方向に適当間隔で複数形成すると共に、Tダイ内部の流路およびマニホールドの両側に幅方向に延長する幅方向カートリッジヒーター孔17を少なくとも一対形成し、これら縦方向カートリッジヒーター孔および幅方向カートリッジヒーター孔に各々カートリッジヒーターを挿入して、Tダイ内部を流れる溶融樹脂を幅方向に均等に加熱するようにした。幅方向カートリッジヒーター孔は締付ボルト28と干渉しないように該締付ボルトの上方または下方において幅方向に延長している。幅方向カートリッジヒーター孔に代えてTダイを幅方向に貫通する熱媒体流路を形成して、該流路に熱媒体を流動させるようにしても良い。 (もっと読む)


【課題】溶液流延法による製膜においてTダイのリップ先端にメヤニが付着することを防止ないし抑制して、長時間運転による長尺フィルム製造を可能にする。
【解決手段】Tダイ10の一対のリップ18,19の先端はいずれも流路面に対して直角なフラット面を持たない鋭角形状に形成されているので、該先端面へのメヤニ付着が防止される。上側のリップ19の先端を下側のリップ18の先端より1.0mmを越えない寸法だけリップ間隙に沿って短く形成することにより、吐出直後の原料樹脂溶液に好ましい湾曲形状を与え、メヤニ付着防止効果をさらに高める。さらに、Tダイの全体またはリップ部のみを変角させる機構を付設して、リップ間隙の傾斜角度を調整可能とし、流延方向を最適化する。 (もっと読む)


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