説明

九州石油株式会社により出願された特許

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【課題】流動接触分解装置などの蒸留塔において、塔下部のインターナルの構造を変更することなく、蒸留塔下部でのフラッディング現象を抑制して、既設の蒸留塔の処理能力を高めることができるようにする。
【解決手段】気体状の原料炭化水素を導入して精留分離する蒸留塔の塔底液の一部を抜き出し、塔下部のバッフルトレイ3の異なる高さ位置に戻す2本以上の循環配管7A、7Bを設け、これら循環配管に流れる塔底液を冷却する冷却器8、9を設ける。循環配管の本数をN(Nは、2以上の整数である。)とし、すべての循環配管を流れる塔底液総量を1としたとき、循環配管1本当たりに流れる塔底液を0.5/N〜1.5/Nとし、塔底液の温度を350〜400℃から100〜250℃に冷却して戻す。 (もっと読む)


【課題】深絞りアスファルトを燃料油として十分利用でき、トータルな燃料単価の低下及び燃焼関連設備(公害防止装置を含む)の省略化・合理化を図る。
【解決手段】アスファルトを含む減圧残渣油を溶剤脱瀝する溶剤脱瀝装置9と、該溶剤脱瀝装置9で生ずる脱瀝油を接触分解して白油化する流動接触分解装置8と、溶剤脱瀝装置9で発生する深絞りアスファルトを燃料油として用いる燃焼発電設備部16とを備える。深絞りアスファルトは、粘度調整油を混合して200℃乃至300℃に加熱処理することにより、パイプ輸送が可能な粘度を有する液体燃料性状に調整する。深絞りアスファルトは、燃焼発電設備部16のバーナー元で加熱処理して、粘度100乃至1000cst(@180℃)の範囲に適宜調整される。 (もっと読む)


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