説明

有限会社シモダ技術研究所により出願された特許

11 - 13 / 13


【課題】調合水として電解質イオン水を用いたグラウト材でありながら、ブリージングや材料分離が殆どなく、流動性が良くて粘着性に優れたグラウト材を提供すること。
【解決手段】構造物内や地盤内の空隙、或いは構造物と地盤との境界面に存在する空洞に注入充填するグラウト材であって、セメント類と一次鉱物粒子と電解質イオンを含んだ水とを主成分とするモルタルに、グラウト中の水分に対して硫酸バン土をAl2 3 含有8.1%換算で5〜15容量%添加して、粘着性を付与した構成とする。セメント中に含まれる水酸化カルシウム等のアルカリ成分と硫酸バン土に含まれる酸性アルミニウム塩とが反応することで、多量の水を包含した粘着性の水酸化アルミニウムゲルが生成され、このゲルがグラウト中の水分を包含するので、ブリージングを減少させ、粘着性の付与により材料分離を防止し、流動性が良くて粘着性に優れた特性を発揮する。 (もっと読む)


【課題】空洞充填材として優れた性能を備えたグラウトを提供すること。
【解決手段】構造物内の空洞、地盤内の空洞、或いは構造物と地盤との境界面に発生した空洞に注入充填する際に用いられるグラウトであって、セメント類を主成分とする流動状の懸濁液に非流動化剤を加えて、下記の条件〔A〕及び条件〔B〕を満たすようにする。〔A〕非加圧下で流動しないこと。
〔B〕0.0005〜0.005N/mm2 の加圧下で流動化すること。
これにより、細い注入管を通しての圧送が容易であり、かつ、小さな空洞にもきめ細かく充填することができる。また、圧送時及び注入後における硬化時に材料分離を起こしたり地下水による希釈を受けたりすることがないにも関わらず、目的の範囲に確実に注入充填することが可能となる。 (もっと読む)


【課題】シリカゾルグラウトを用いた注入方法において、地盤の酸性化に対する有効な解決策がないのが現状である。
【解決手段】水ガラス(A液)と硫酸(B液)とを注入時に混合して得たゲルタイム3〜180分の酸性シリカゾルグラウトに、水中に投入した場合に中性領域(PH5.8〜8.6)のPH値を安定して呈する酸中和剤を作用させ、地盤内で中性領域で固結させ、地盤を中性化させる。 (もっと読む)


11 - 13 / 13