説明

山善株式会社により出願された特許

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【課題】液体クロマトグラフィにおいて試料に含まれる各成分の溶出時間をより高精度に導出する。
【解決手段】溶離液がカラムに流入し始めてから溶離液がカラムから流出し始めるまでの時間をt0とし、試料に含まれる成分cの移動度を、試料がカラムに流入し始めた時刻からの経過時間である時刻tの関数R(t/t0)とした場合に、試料がカラムに流入し始めてから成分cがカラムから溶出するまでの溶出時間tを式(1)から導出する。この際、式(1)内の移動度R(t/t0)が式(2)で表される。
【数1】


【数2】
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【課題】ユーザが容易に且つ迅速に分取液体クロマトグラフィを行えるようにする。
【解決手段】薄層クロマトグラフ装置40を備えた分取液体クロマトグラフ装置10であって、薄層クロマトグラフ装置は、TLCプレート20に光を照射する照射部41と、撮像部42と、ディスプレイ49と、ディスプレイに表示された前記画像上においてユーザが初期位置である基準位置、溶離液の到達位置、及び移動度Rfの算出対象となる試料の成分の位置を指定することにより、デジタル画像データに基づき、溶離液の基準位置からの浸透距離及び試料の成分の基準位置からの移動距離を取得し、浸透距離に対する移動距離の比を取ることで移動度Rfを算出する移動度算出部45とを有し、分取液体クロマトグラフ装置は、算出された前記移動度Rfを、クロマトグラフィ条件を算出するために取り込む分取液体クロマトグラフ制御部19を有する。 (もっと読む)


【課題】液体クロマトカラムのサイズによらず、カラムを安定して支持することを可能にする。
【解決手段】カラム取付筒36の先端付近のねじ山とカラム7の突起部3の内面に形成されたねじ溝とが僅かに噛み合った状態で、カラム取付筒36のねじ山と突起部3のねじ溝とが螺合する方向にカラム7を回転させる。カラム取付筒36のねじ山と突起部3のねじ溝とが最も締め付けられ螺合し、カラム取付筒36へのカラム7の突起部3の取り付けが完了したとき、可動プレート35は、移動可能な範囲の最下位置よりも上方に位置している。よって、バネ33a、33bはさらに収縮した状態となっており、元に戻ろうとする復元力によって、可動プレート35を含む可動部材32を下方に付勢する付勢力が発生する。従って、カラム7はカラム配置部15に押し付けられるため、安定して支持される。 (もっと読む)


【課題】溶離液における各成分の混合比の変化に対する試料の移動度Rfの変化率を予め得ておかなくても、適切な移動度Rf0となる溶離液条件でクロマトグラフィを実行することを可能とする。
【解決手段】複数の成分を第1、第2の特定混合比でそれぞれ含む溶離液を用いたときの試料の移動度Rfの第1、第2の実測値を薄層クロマトグラフを行って求める。求められた移動度Rfの第1、第2の実測値を、それぞれ第1、第2の特定混合比に関連付けて格納する(S2)。そして、格納された第1、第2の実測値に基づいて、移動度Rfと溶離液の混合比との一対一の関係を決定する(S3)。次に、決定された関係から、特定移動度Rf0に対する溶離液の混合比を算出する(S4)。しかる後、算出された混合比を有する溶離液をカラムに送液する(S5)。 (もっと読む)


【課題】煩雑な作業を行うことなく溶出時間Trが適切となる溶離液条件での逆相液体クロマトグラフィを実行することを可能とする。
【解決手段】実測値記憶部25aが、第1の濃度制御部22aによって有機溶媒の濃度が制御された溶離液を用いて行われる予備の逆相液体クロマトグラフィにおいて測定される試料の溶出指数T0/Trを、該クロマトグラフィにおける溶離液に含まれる有機溶媒の特定濃度に関連付けて記憶する。また、変化率記憶部25bには、有機溶媒の濃度の変化に対する溶出指数T0/Trの変化率が記憶されている。そして、濃度演算部22aが、実測値記憶部25a及び変化率記憶部25bの記憶内容に基づいて、特定溶出指数T0/Tr0が得られる有機溶媒の濃度を求める。第2の濃度制御部22bは、濃度演算部22aの演算結果に基づいて、有機溶媒の濃度を制御する。 (もっと読む)


【課題】溶離液を分取した後に、溶離液を滴下するノズルの外部を洗浄することを可能とする。
【解決手段】フラクションコレクタは流路管31等を有している。溶離液を滴下する滴下ノズル11にはこれらの流路管を通じてカラムからの溶離液が流入する。滴下ノズル11の下方には、溶離液を分取するための複数の試験管9を収容する容器14が設けられている。滴下ノズル11が洗浄される際には、滴下ノズル11が洗浄位置(破線)まで移動される。洗浄位置には洗浄ノズル12が設置されており、流路管33を介して供給された溶媒が洗浄ノズル12から滴下ノズル11に吹き付けられる。 (もっと読む)


【課題】以前は経験と勘に頼っていた液体クロマトグラフの負荷量やカラムサイズの決定を適切に支援し、作業効率を向上させる。
【解決手段】液体クロマトグラフの制御用パソコンの条件決定支援プログラムは、実行されるとディスプレイにウインドウ71を表示し、事前の薄層クロマトグラフィで実測された各成分の移動度Rf1,Rf2をユーザにテキストボックス72,73から入力させる。なお、この移動度Rf1,Rf2の入力は、スポット指示領域74に描画される薄層板の図形81上で、薄層クロマトグラフィの結果に応じた位置にスポット図形82a,82bをマウスでドラッグ移動することで行うこともできる。移動度Rf1,Rf2の指定後にOKボタン76をクリックすると、各サイズのカラム(S,M,L,・・・)について、好適な分離度(例えば、Rs=1)を実現するための負荷量が計算されて結果表示領域75に表示される。 (もっと読む)


【課題】 耐圧性を高める。
【解決手段】 ほぼ円筒型であり、内部に充填剤40が充填される本体10の一端の開口部11の周囲に形成されているフランジ15と、本体10の開口部11を塞ぐカラム栓20において本体10の内側空洞に挿入される挿入部21に連設されていると共に、挿入部10が本体10内に挿入された状態において本体10のフランジ15と当接するストッパ部23とをクランプ部材30でクランプする。クランプ部材30は、本体10のフランジ15の縁部分及びカラム栓20のストッパ部23の縁部分を全周に亘って一体に挟み込む。また、クランプ部材30は、フランジ15及びストッパ部23の周方向に沿って分割された2つの部材であるクランプ要素31、32で構成されており、且つクランプ要素31、32を固定するための固定部31a、32aが形成されている。 (もっと読む)


【課題】液体クロマトグラフィにおける溶出時間が成分の分離に十分かどうか、不要に長くないかどうかの評価が可能となる。
【解決手段】液体クロマトグラフィに先立って、試料中の成分の移動度に基づいてカラムから成分が溶出する溶出時間が導出される。溶出時間の導出は、溶離液がカラムに流入し始めてから流出し始めるまでの時間t0、試料がカラムに流入し始めてからの時間tに対する試料中の成分cの移動度Rfc(t/t0)を用いた数式72によってなされる。これによって、液体クロマトグラフィが実行される前に、各成分の溶出時間の評価が可能となる。 (もっと読む)


【課題】 煩雑な作業を行うことなく適切な移動度Rf0となる溶離液条件でクロマトグラフィを実行することを可能とする。
【解決手段】 液体クロマトグラフの制御装置1は、薄層クロマトグラフィの分離において複数の成分を特定混合比で含む溶離液4を用いて分離を行ったときの試料3の移動度Rfの実測値を特定混合比に関連づけて記憶するための実測値記憶部25aと、溶離液10における各成分の混合比の変化に対する試料3の移動度Rfの変化率を記憶するための移動度変化率記憶部25bと、実測値記憶部25aに記憶された特定混合比に対する移動度Rfの実測値と、移動度変化率記憶部25bに記憶された移動度Rfの変化率とに基づいて、特定移動度Rf0が得られる溶離液10の混合比を求めるための混合比演算部22aと、混合比演算部22aでの演算結果に基づいて、試料3の移動度Rfが特定移動度Rf0となるようにカラム18に送液される溶離液4の混合比を制御する制御信号を出力するための混合比制御部22bとを備えている。 (もっと読む)


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