説明

機能性木質新素材技術研究組合により出願された特許

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【課題】耐候性に優れるとともに木材本来の美しさをそのままの状態で残す水性木材用塗料を提供することである。
【解決手段】保護コロイドとしてヒドロキシエチルセルロース等を選択し、その水溶液10に粗リグノフェノール誘導体を混入したもの20と、アクリルエマルション30とを配合してなる。アクリルエマルション30として、スチレン変性アクリルエマルションを選択し、粗リグノフェノール誘導体としては、粗リグノ−p−クレゾールを選択した。また、粗リグノフェノール誘導体を1〜15重量%含有することが好ましい。 (もっと読む)


【課題】本発明は、上部金型のインロー部を下部金型のキャビティに挿入し、各通気部材から脱水・脱気することにより、強度と耐水性に優れた紙成形品を得ることを目的とする。
【解決手段】本発明による紙成形品の成形方法及び成形用金型は、上部用通気部材(10)、上部用脱気孔(7)及びインロー部(4A)を有する上部金型(4)と、キャビティ(5)、下部用通気部材(12)及び下部用脱気孔(7A)を有する下部金型(3)とを備え、前記インロー部(4A)を前記キャビティ(5)内に挿入し、前記各通気部材(10、12)及び各脱気孔(7、7A)を用いて脱気・脱水し紙成形品(20A)を成形する方法と構成である。 (もっと読む)


【課題】連続的に効率良く紙料を叩解・離解処理することができるようにする。
【解決手段】本発明に係るパルプの処理装置において、二軸スクリュ押出機E1 は、シリンダ8と、シリンダ内に回転自在に配設された2本のスクリュ7と、2本のスクリュ7を回転させる回転駆動機構6とを備えている。シリンダの上流側に設けられ供給口8aには、計量・排出手段4によって定量供給された紙料1をシリンダ内へ送り込む強制投入手段5が付設されている。シリンダには供給口8aと叩解スクリュ9との間に第1の液体添加ノズル11aが、叩解スクリュ9と離解スクリュ10との間に第2の液体添加ノズル11bがそれぞれ配設されている。供給口より投入された紙料に水を添加して叩解させて繊維を分離・フィブリル化し、ついで多量の水を添加して離解させて繊維を水に均一に分散させた抄紙用パルプスラリー15をスラリー排出手段14より排出させる。 (もっと読む)


【課題】新たなセルロース系ファイバー成形体およびその製造法を提供することを課題とする。
【解決手段】パルプなどのセルロース系ファイバーにグルコマンナンなどの水溶性接着剤や水エマルジョン系接着剤が添加された成形材料から成形される成形体に、成形材料のバインダーとして機能するリグノフェノール誘導体またはリグノフェノール誘導体と部分加水分解された炭水化物との複合体を含有させることにより、成形体の強度や耐水性が向上し、更には寸法安定性も向上する。 (もっと読む)


【課題】相分離変換システムによりリグノセルロース系材料からリグノフェノール誘導体と炭水化物とに分離する改良された分離方法を提供することを課題とする。
【解決手段】リグノセルロース系材料をリグノフェノール誘導体と炭水化物とに相分離変換システムにより分離するに際し、濃酸として、濃リン酸と濃硫酸との混合物を用いることにより、リグノフェノール誘導体の分離・回収収率が向上し、かつコストの面で工業的に有利に分離・回収を実施できる。 (もっと読む)


【課題】リグノフェノール誘導体を利用した新規な樹脂組成物を提供することを課題とする。
【解決手段】木材などのリグノセルロース系材料から得られる、リグノフェノール誘導体もしくは変性リグノフェノール誘導体あるいはリグノフェノール誘導体もしくは変性リグノフェノール誘導体と部分加水分解された炭水化物との複合体と、フェノール樹脂系接着剤などの合成樹脂系接着剤とをアルカリ性水溶液に溶解して得られる樹脂組成物は、接着剤などに使用でき、森林資源である木材などのリグノセルロース系材料を有効利用できる。 (もっと読む)


【課題】漆塗装方法および樹脂組成物を提供することを課題とする。
【解決手段】リグノレゾルシノールなどのリグノフェノール誘導体をジオキサンなどの有機溶媒に溶解し、それに漆を加えて漆塗装することにより、漆の硬化速度が促進され、かつ光沢性などの漆塗膜の本来の望ましい物性が維持される。また、漆、リグノフェノール誘導体および有機溶媒からなる樹脂組成物は、漆塗装はもとより、接着剤などとして使用できる。 (もっと読む)


【課題】リグノセルロース系原料をフェノール誘導体及び酸を用いてリグノフェノール誘導体を生成・回収する方法によって得られた粗リグノフェノール誘導体から、余剰のフェノール誘導体及び残留酸分を効率的に除去する方法を提供する。
【解決手段】本発明の一態様は、リグノセルロース系物質、フェノール誘導体及び酸を反応させた反応混合液を固液分離にかけることによって回収される粗リグノフェノール誘導体を精製する方法であって、粗リグノフェノール誘導体を溶解する溶媒で粗リグノフェノール誘導体を抽出し、抽出液に陰イオン交換樹脂を接触させることを特徴とする方法に関する。 (もっと読む)


【課題】 リグニンを原料として用いて細孔容積が大きく、かつ導電性の高い炭素材料を製造する炭素材料の製造方法を提供することを目的とする。
【解決手段】 鉄族及び白金族から選択される少なくとも一種の元素を含む化合物並びにアルカリ金属及びアルカリ土類金属から選択される少なくとも一種の元素を含む化合物をリグニンに添加して炭化する炭化工程と、前記炭化工程で得られた炭化物の細孔容積を微粉砕処理により増加させる微粉砕工程と、を含む炭素材料の製造方法である。 (もっと読む)


【課題】 代表的な液状のリグノセルロースである砕木パルプはグラインダーやリファナーで丸太やチップを摩砕して製造されるが、製紙用やパルプモールド用であるため、長い繊維束の取得が目的でリグニンや微細なリグノセルロースは廃棄される。また液化木材や液化リグノセルロースでは高温高圧のエネルギーや化学薬品を消費してリグノセルロースを液状化しており、リグノセルロースそのものではない。
【解決手段】 リグノセルロースのチップを水や溶剤と混合し、閉鎖系あるいは循環系の機械やシステムで湿式粉砕することにより、高温高圧のエネルギーや化学薬品を使用することなく、また廃棄物を排出することなく、微細な粒径のリグノセルロース、好ましくは平均粒径30μm以下のリグノセルロースが分散する液状リグノセルロースを得ることができ、乾燥すると強度のある皮膜を形成し、塗料、成型体、繊維処理剤などに利用できる。 (もっと読む)


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