説明

公益財団法人東京動物園協会により出願された特許

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【課題】 採集時の環境に近い状態を維持したまま水圧等に大きな変化を与えることなく、深海性生物等の高水圧域に生息する生物を採集時の小型圧力容器から他の圧力容器乃至は大型の圧力水槽へ移し替え可能に構成する。
【解決手段】 第1の圧力容器1を第2の圧力容器乃至は大型の圧力水槽2の上側又は横側に設置し、貫通路3を第1の圧力容器1と第2の圧力容器乃至は圧力水槽2の間に連通させて設け、貫通路3の内部空間を水密状に保って給水設備8から供給する注水により、貫通路3の内部水圧を第1の圧力容器1と同等に調圧すると共に、貫通路3の内部圧により開閉弁5を容器の内方に開いて第1の圧力容器1を開放可能に構成した。 (もっと読む)


【課題】加圧水槽内の水圧を所定水圧に簡便に調整維持することができる共に加圧水槽内の海水交換も容易にできさらに海水を循環使用できるようにした深海性生物の飼育用加圧水槽装置を提供する。
【解決手段】加圧水槽1の給水側と排水側にそれぞれ圧力調整弁4,9を設け、給水側の圧力調整弁4を水槽内の所定水圧より若干高めに設定し、排水側の圧力調整弁9は水槽内の所定水圧と同圧に設定して、給水側と排水側の圧力調整弁4,9による圧力差を利用することにより、水槽内に沈降する深海性生物の糞や給餌器13から供給された餌等の残渣などを水槽内の海水の一部と共に水槽外に排水し、加圧水槽外に排水された海水はろ過槽11と冷却槽か12らなる受水槽3に送られびこの受水槽内の清浄な海水を加圧ポンプ2で汲み上げて加圧水槽内に高圧の海水を供給する深海性生物の飼育用加圧水槽装置。 (もっと読む)


【課題】 生簀等の自然環境下でマグロ類の産卵を待つのではなく、陸上の飼育水槽内でマグロ類を飼育し、水槽内の環境を人工的にコントロールすることによってマグロ類の産卵を確実に誘発させることができるようにしたマグロ類の産卵誘発方法を提案する
【解決手段】 マグロ類を飼育する水槽内の水温を所定期間低下させて低水温を経験させた後、急激に水温を上昇させてマグロ類の個体に温度刺激を与えることにより産卵を誘発することを特徴とする。
詳細には、水槽内の水温を19℃以下にし、マグロ類の個体に対して1日当り0.2℃以上の平均昇温速度による水温上昇を経験させるようにして温度刺激を与え、産卵を誘発させる。
更に詳細には、水槽内の通常水温を20〜21℃とし、所定期間水温を19℃以下にしてから、マグロ類の個体に対して1日当り0.2℃以上の平均昇温速度による水温上昇を経験させ、最終的に水槽内の水温を23〜27℃とするようにする。 (もっと読む)


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