説明

サイモン・エル・エル・シーにより出願された特許

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複数の免疫原を含む、自発的に抗原性を補強する免疫原性組成物であって、各免疫原は、リポペプチドキャップ、ユニバーサルTヘルパー配列、及びHIV−1 Tatの免疫優勢B細胞エピトープを含む。免疫原は、1種以上のリンカー配列及び/又は極性荷電アミノ酸配列も含む。各免疫原のHIV−1 TatのB細胞エピトープは、アミノ酸配列V−D−P−Xaa7−L−Xaa9−P−W−Xaa12−Xaa13−Xaa14−Xaa15−Xaa16−アミド(配列番号1)を有し、式中、Xaa7、Xaa9、及びXaa12のアミノ酸位置は、特定アミノ酸残基の選択肢から選択され、Xaa13〜Xaa16のアミノ酸位置は、存在しなくても特定アミノ酸残基の選択肢であってもよい。リポペプチドは、ジパルミトイル−S−グリセリルシステイン又はトリパルミトイル−S−グリセリルシステイン又はN−アセチル(ジパルミトイル−S−グリセリルシステイン)であり、それぞれ任意の中性アミノ酸リンカーを有する。少なくとも4個の荷電極性アミノ酸の任意の極性配列は、免疫原の溶解性を高め、リポペプチドキャップのカルボキシ末端に位置付けられて中性リンカーアミノ酸が隣接していてもよく、又は免疫原のどこかに位置付けられる。組成物において、各免疫原は、HIV−1 Tatの免疫優勢エピトープのアミノ酸位置Xaa7、Xaa9、又はXaa12におけるアミノ酸変異によって他の免疫原と異なっている。そのような組成物は、被験者を免疫するために使用する場合、付帯的アジュバントを用いることなく、複数のHIV−1 Tat変異体に対する幾何学的平均力価が1,000,000より大きい抗HIV−1 Tat抗体を誘導することができる。 (もっと読む)


単一の単離された抗体又はその抗体フラグメントは、HIV−1の複数の株及びサブタイプ中に発現されるHIV−1 Tatタンパク質のエピトープ内の複数の変異配列と結合する。この「汎エピトープ」抗体は、株に関わらず、HIV−1感染の治療的及び予防的な組成物並びに治療において、有用である。この汎エピトープ抗体は、生物試料中のTatタンパク質量の測定に基づく、HIV−1レベルを検出するためのアッセイにおいて有用である。 (もっと読む)


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