説明

東海園イリゲーション株式会社により出願された特許

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【課題】 撒水氷結法による凍霜害を防止する方法では、凍霜害を受ける恐れのある低温状態において撒水を継続し、強制的に農作物の表面に氷を形成する必要があるが、凍霜害防止装置の電源の遮断、電源電圧の低下あるいは圃場の温度を測定する温度センサの不具合などから撒水が停止される恐れがあり、その結果撒水が停止し、農作物が凍霜害の被害を受けるという問題がある。
【解決手段】 撒水開始温度設定手段と、撒水停止温度設定手段と、圃場温度を測定する温度センサと、撒水動作を制御する制御回路とを備える凍霜害防止装置に、装置の異常を検出する異常検出手段を設けて、異常検出手段が異常を検出した場合に撒水動作となるように構成した。これにより、圃場への撒水が絶えることなく継続し、農作物の凍霜害の被害を防ぐことができる。 (もっと読む)


【課題】 撒水氷結法による凍霜害防止装置において間欠撒水動作で稼動させることは使用水量を低減するためには有効な方法であるが、著しい圃場の温度低下の際には、供給水量が不十分となるために農作物を守るための氷結状態を速やかに形成できず、その結果農作物に低温障害が発生するという問題がある。
【解決手段】 圃場の温度が著しく低下した際に間欠散水動作から連続散水動作に移行する圃場温度(連続撒水温度)を設定しておき、実際に圃場温度が低下して連続撒水温度に達した際には間欠散水動作から連続撒水動作に移行する。著しい圃場の温度低下による農作物の被害を防ぐことができる。 (もっと読む)


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