説明

独立行政法人農業生物資源研究所により出願された特許

81 - 90 / 200


【課題】イネにおいてBRのシグナル伝達に関与する遺伝子を単離することを課題とする。
【解決手段】BR内生量の低いbrd1変異体に代表的なブラシノステロイドであるブラシノライド(BL)を添加し、3時間及び24時間後に発現レベルが上昇する遺伝子の単離を試みた。マイクロアレイ解析の結果、3時間後、24時間後共にブラシノライド非添加コントロールに比べて2倍以上発現の増加している遺伝子AK071601を見出した。AK071601を過剰発現するイネを作製し、形態等に変化が見られるかどうか確認を行った結果、T0世代のOsBU3過剰発現カルスの生育が、コントロールと比較して顕著に促進することが確認された。またT1種子はOsBU3の転写量に応じて長さ、幅共に大きくなった。更に生育後期では、OsBU3過剰発現イネにおいて節間の異常な伸長が認められた。 (もっと読む)


【課題】種子休眠性向上遺伝子、種子休眠性向上マーカー遺伝子、種子休眠性が向上したコムギ品種を育種する方法及び種子休眠性が向上した形質転換植物体を提供する。
【解決手段】種子休眠性向上遺伝子、種子休眠性向上マーカー遺伝子、並びに、ゼンコウジコムギとその他のコムギを交配して子孫を得る交配ステップと、その子孫のゲノムDNAにおいて、種子休眠性向上マーカー遺伝子の存在の有無を検出する検出ステップと、検出ステップにおいて、種子休眠性向上マーカー遺伝子の存在が検出された場合に、その子孫を種子休眠性が向上したコムギ品種であると判断して選抜する選抜ステップとを含む、種子休眠性が向上したコムギ品種の育種方法、及び、種子休眠性向上遺伝子を発現可能に保持する形質転換植物体。 (もっと読む)


【課題】遺伝子ターゲッティング法による高濃度のトリプトファンを含有する植物体の製造方法及び当該方法により製造される植物体等を提供することを課題とする。
【解決手段】遺伝子ターゲッティング法に用いるベクターの設計にあたり、S126Fの点変異がライトボーダー側に位置するように設計した。S126Fの変異をT-DNAのライトボーダー(RB)側に配置することにより、相同配列領域が短くならざるを得ない場合でも、効率よく遺伝子ターゲッティング個体を得られることが確認された。
またOASA2遺伝子の遺伝子ターゲッティングに成功した個体を選抜する際、これまでに報告されていた濃度より高い500μMの5MTを利用することが効果的であることがわかった。このようにして得られた遺伝子ターゲッティング個体は、イネ葉身において約8.62nmol/mgの遊離トリプトファンを蓄積している。これは野生型の遊離トリプトファン含量の約130倍であった。 (もっと読む)


【課題】植物の種子内にCoQ10を高蓄積させる。
【解決手段】ペプチド伸長因子遺伝子のプロモーターと、当該プロモーターの制御下に発現可能なデカプレニルジホスフェート合成酵素遺伝子とを有する発現カセットを導入してなり、種子中にユビキノン10を蓄積する。 (もっと読む)


【課題】従前の判定方法と比べて、工程時間が短く、かつ作業効率に優れた標的遺伝子を含む種子を判定する方法を提供すること。
【解決手段】種子を粉砕することなしに溶媒と混合し、種子を溶媒から分離して、種子由来の核酸を含有する抽出液を得る工程;並びに
前記抽出液に含まれる核酸を、標的遺伝子の配列を含む30〜100塩基長の二本鎖核酸を増幅し得る核酸増幅反応に供して、前記種子が前記標的遺伝子を含む場合には、二本鎖核酸増幅物を得る工程
を含む、標的遺伝子を含む種子を判定する方法。 (もっと読む)


【課題】タンパク質の糖鎖付加に関わる、鱗翅目及びナス目α1,3−フコシルトランスフェラーゼを単離・同定すること、並びに鱗翅目及びナス目において前記α1,3−フコシルトランスフェラーゼの発現を抑制することによって、本来非ヒト型糖鎖を付加する動植物タンパク質生産系においてヒト型糖鎖を付加したタンパク質を生産する方法を提供する。
【解決手段】 α1,3−フコシルトランスフェラーゼ活性を抑制する方法であって、鱗翅目においてα1,3−フコシルトランスフェラーゼ活性を抑制するDNAを細胞内に導入する工程と、当該細胞内で前記DNAを発現させる工程とを有する方法。 (もっと読む)


【課題】カメムシ目昆虫に対して幼若ホルモン活性を有する新規な光学活性エポキシ化合物および該製造方法の提供。また、該光学活性化合物を有効成分とする昆虫制御剤の提供。
【解決手段】下記一般式(I)で示される光学活性化合物。下記一般式(I)中、R、R、R、RおよびRは独立に、フッ素置換されていても良い炭素数1〜5のアルキル基、アルケニル基、もしくはアルキニル基、または水素原子、エチニル基、ブタ−1−エン−3−イン−1−イル基、もしくはアジ化メチル基であり、Rは炭素数1〜5のアルキル基、イソプロピル基、またはプロパルギル基である。*は不斉炭素を表す。
(もっと読む)


【課題】本願発明は、幼若ホルモン(JH)に応答して転写を誘導するJH応答エレメント(JHRE)、JHREを用いたJHアゴニストおよびアンタゴニストのアッセイおよびスクリーニング方法、ならびにJHアゴニストおよびアンタゴニストを用いた遺伝子発現制御システムを提供する。また本発明は、JHに高い応答性を有する遺伝子、蛋白質、並びにそれらの利用等を提供する。
【解決手段】JHに対して顕著な応答性を有し、下流の遺伝子の転写をJHに応答して誘導することができる配列(JHRE)を同定した。このJHREは、JHおよびそのアナログに対して用量依存的な転写誘導活性を示し、異種プロモーターと組み合わせて使用することも可能であった。またこのJHREを用いて、哺乳動物細胞を用いたJH誘導発現系を構築することにも成功した。本発明を利用すれば、培養細胞等を用いて、JHアゴニストおよびアンタゴニストのアッセイやスクリーニングを効率よく実施することが可能となる。 (もっと読む)


【課題】本発明は、紙独自の風合いを維持しつつ、耐酸性及び耐水性に優れる耐酸耐水性紙シート及びその製造方法を提供すること。
【解決手段】本発明は、天然繊維を含む紙に、含蝋シェラックを硬化させた硬化含蝋シェラックが付与された耐酸耐水性紙シートであって、硬化含蝋シェラックの付与量が4〜59μg/mmである耐酸耐水性紙シートである。 (もっと読む)


【課題】種子に特異的活性を有するプロモーターおよび種子に外来タンパク質を発現させる方法を提供することを課題とする。
【解決手段】複数のイネ種子発現遺伝子のプロモーターを単離し、GUSレポーター遺伝子の上流に各プロモーターを挿入したバイナリーベクターをそれぞれ作製し、アグロバクテリウム法によりイネを形質転換した。GUS発現量を指標として、各プロモーターによる発現部位、種子成熟過程での発現、さらに種子での発現強度を検討したところ、種子の特定部位に特異的発現活性を有し、恒常的プロモーターや既知の種子特異的プロモーターと比較して高い活性をもつプロモーターを見出した。 (もっと読む)


81 - 90 / 200