説明

独立行政法人水産総合研究センターにより出願された特許

31 - 40 / 103


【課題】1990年以来,マダイ,スズキ,ブリ等の魚類イリドウイルス感染症が養殖場で大規模に発生し,しかも,患魚マダイでの斃死率は多いときには90%にも達し,その被害は稚魚から成魚にわたり広範囲で甚大なことが知られている。この感染症は今や養殖業とその関連産業の経営に警鐘を鳴らしており,その予防法の確立は急務である。
【解決手段】上記感染症の病原体ウイルスとその継代株,該感染症の予防に有効なワクチン,簡便な確定診断や早期診断に有用な診断剤,及びかかるウイルス抗原の量産法並びに精製法を提供する。技術的には,魚類イリドウイルス感染症の患魚から得られる新鮮分離ウイルスを感受性宿主で継代し,取得した馴化株を使用することにより,イリドウイルス抗原あるいはイリドウイルス由来抗原を量産すると共に精製の後,かかる抗原を有効成分として用いるワクチン及び診断剤を調製する。 (もっと読む)


【課題】安全性の高い海藻由来の抗炎症組成物の提供。
【解決手段】ハネモ属、イワズタ属及びミル属より選ばれた緑藻類、並びに紅藻類から選ばれた少なくとも1種類の海藻の抽出物を有効成分として含有する抗炎症組成物。該海藻としては、イワズタ、ミル、テングサ、ツノマタであることが好ましい。該抽出物は、熱水による抽出であることが好ましい。該組成物は、液体又は軟膏の剤型であることが好ましい。該抽出物は、リポキシゲナーゼ活性阻害作用を有し、食品又は化粧品へ適用することができる。 (もっと読む)


【課題】二枚貝飼育剤または二枚貝飼育法の提供。
【解決手段】分子量540以下であり、かつ貯蔵糖あるいは貯蔵糖を構成している糖またはセロビオースを有効成分とする二枚貝飼育剤を提供し、該二枚貝飼育剤を有効成分である糖が10mg/L以上30,000mg/L未満となるように溶解して用いる二枚貝飼育法を提供する。 (もっと読む)


【課題】アサリの遺伝子変異検出方法および当該方法を用いたアサリの種または産地の判別方法の提供。
【解決手段】アサリのミトコンドリア遺伝子および/核遺伝子のマイクロサテライト領域を比較することで、アサリの遺伝子変異が検出できることを見出し、アサリの遺伝子変異検出方法の提供を可能とした。 (もっと読む)


【課題】成熟前のブリ類の遺伝的性を、ブリ類を殺すことなく確実に判別すること。
【解決手段】ブリ類の遺伝子的性に連鎖する遺伝子マーカーから作成したプライマーを用いて、ブリ由来の核酸を鋳型とした核酸増幅反応法を行い、得られた増幅産物を解析することにより、ブリ類の遺伝的性を判別する。プライマーは、5’−TTTCATTGTGGCGCTCAG−3’の内、少なくとも10個の塩基から成るオリゴヌクレオチド部分、及び、5’−GGTTGTAATGTGTCCCAG−3’の内、少なくとも10個の塩基から成るオリゴヌクレオチド部分より成る。 (もっと読む)


【課題】ブリやカンパチなどハダムシ対策が必要な魚類の養殖用に用いられる生簀網を、簡単な操作で養殖魚の入れ替えをすることなく、空気中で乾燥させることにより、ハダムシ除去のための作業が軽減できる養殖方法を提供すること。
【解決手段】ブリやカンパチなどハダムシ対策が必要な魚類の養殖用に用いられる、2つの生簀網の上端部を養殖魚が通過しうる通路で連結し、3日程度の間隔で、一方の生簀で魚類を養殖し他方の生簀は空中に引き上げて、交互に乾す。 (もっと読む)


【課題】水晒しを行なわず、冷凍変性防止剤等の添加物を一切使わず、ゲル化形成能が高く、長期間にわたり低温変性を生じない微細化魚肉を製造する方法、該方法によって得られた添加物を一切含まない微細化魚肉、又は冷凍微細化魚肉、又は該微細化魚肉から製造された練物を提供すること
【解決手段】ATPの消失した魚肉を微細化手段で微細化しながらATP水溶液(pH-7.0)を添加する微細化魚肉の製造方法。ATP含量の高い魚肉を短時間で微細化することを特徴とするATPを保持した微細化魚肉の製造方法。 (もっと読む)


【課題】有用生理機能の可能性が大きい新規なn-4PUFAやn-7PUFAを含む脂質及びその製造
方法を提供すること。
【解決方法】メタン酸化細菌を共生する(深海性)二枚貝である、Bathymodiolus属二枚
貝(cold-seep mussel)、シンカイヒバリガイ(Bathymodiolus japonicus)、ヘイトウ
シンカイヒバリガイ(Bathymodiolus platifrons)の肉片を細かく粉砕し、クロロホルム
−メタノール混合溶液により脂質成分を抽出して新規なn-4PUFAやn-7PUFAを含む脂質を得
る。 (もっと読む)


【課題】オオバアサクサノリを迅速に判別する方法、およびそのための新規なプライマーを提供する。
【解決手段】ミトコンドリアATP6遺伝子に関連したミトコンドリアDNA部分塩基配列を増幅するプライマーを用いてノリ由来のDNAを増幅し、得られる増幅産物の多型を識別することからなるオオバアサクサノリの判別方法。 (もっと読む)


【課題】食用貝であるタイラギの殻体表面に、フジツボ、イガイ、カサネカンザシや粘着ホヤ、複合ホヤ等の海洋性生物が付着するのを確実に防御する方法及びそれに使用する防御器具を提供すること。
【解決手段】事前に防汚効果を持たせた通水性素材を貝の殻体に密着させて使用することで、(1)付着時期にあるフジツボ浮遊幼生が付着基盤に付着する際の「好適付着流速の阻害」、(2)付着基盤となる貝殻表面の微生物フィルム形成を阻害することにより、フジツボ、イガイ、カサネカンザシ等の蛋白質由来の「付着嗜好の阻害」、(3)加えて「粗密な形状」から平滑性を好む粘着ホヤ、複合ホヤ等を防御する (もっと読む)


31 - 40 / 103