説明

サーモ フィニガン リミテッド ライアビリティ カンパニーにより出願された特許

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線形イオントラップを動作させるための方法及び装置を提供する。従来の3分割した線形イオントラップと比較して、機能においてさらなる汎用性が見込まれる線形イオントラップの構成を提供する。線形イオントラップは複数のセグメントを備え、動作中、これらのセグメントが、最初のイオン集団を少なくとも空間的に第1及び第2のイオン集団に分割し、第1のイオン集団に相当するイオンを、第2のイオン集団に相当するイオンと共に線形イオントラップからほぼ同時に放出できるようにする。個々のセグメントは効果的に独立しており、第1のイオン集団に相当するイオンを第2のイオン集団に相当するイオンとは無関係に操作することができ、これらのイオンは、同じ条件下のイオン源により発生したものである。 (もっと読む)


線形イオントラップを動作させるための方法及び装置を提供する。従来の3分割した線形イオントラップと比較して、機能においてさらなる汎用性が見込まれる線形イオントラップの構成を提供する。線形イオントラップは複数のセグメントを備え、動作中、これらのセグメントが、最初のイオン集団を少なくとも空間的に第1及び第2のイオン集団に分割する。個々のセグメントは効果的に独立しており、第1のイオン集団に相当するイオンを第2のイオン集団に相当するイオンとは無関係に操作することができ、これらのイオンは、同じ条件下のイオン源により発生したものである。その後、イオンをイオントラップから放出することができる。 (もっと読む)


【課題】質量分析器用イオントラップの分解能を改善する。
【解決手段】本発明は、第1端部電極と第2端部電極との間に位置する複数の細長い電極を備え、これら複数の細長い電極と前記第1および第2端部電極とは、トラッピング空間を構成する二次元のイオントラップを提供するものであり、更に前記複数の細長い電極および前記端部電極の第1の組および前記第2の組と電気通信するコントローラは、前記複数の細長い電極のうちの少なくとも1つに印加される周期的な電圧を徐々に変え、よってイオントラップからイオンの質量対電荷比の大きさで径方向に放出する。同時にコントローラは、前記複数の細長い電極に対する前記端部電極のうちの少なくとも1つのDCオフセットを徐々に変えるようになっている。 (もっと読む)


切換え式分岐形イオンガイドが開示される。切換え式分岐形イオンガイドは、トランクセクション、第1及び第2の分岐セクション、トランクセクションを分岐セクションに連結する接合部及び接合部のところに設けられた可動弁部材を有する。弁部材を、イオンの移動がトランクセクションと第1の分岐セクションとの間で許可されるがトランクセクションと第2の分岐セクションとの間では禁止される第1の位置と、イオンの移動がトランクセクションと第2の分岐セクションとの間で許可されるがトランクセクションと第1の分岐セクションとの間では禁止される第2の位置との間で動かすことができる。分岐形イオンガイドは、例えば、イオン流を2つの行き先、例えば2つの質量分析計相互間で制御可能に切り換えるのに利用できる。 (もっと読む)


【課題】イオンサイクロトロン共鳴質量分析計との関連で、高い質量分析を、小型で相対的に価格が低廉な質量分析計で達成するような改善を行う。
【解決手段】イオン源(11)と、イオン注入装置(12)と、特殊形付きの電極(14,16)によって限定される電場発生手段と、イオンを検出するための検出器(18)とを有する質量分析計が提供される。電極(14,16)は、それらの間に略超対数の形の場をもたらすように形造られており、それによってイオンは分析のための場のポテンシャル井戸内に捕捉される。 (もっと読む)


【課題】リニアイオントラップで生じる軸方向電界の不均一性を最小にすること
【解決手段】四極ロッドの構造上の完全性を維持しながら、生じ得る軸方向電界の不均一性を最小にするように最適にされたリニアイオントラップで使用するためのアパーチャー構造を提供する。一般に、本発明はイオンをトラップし、次にイオンを放出するためのリニアイオントラップを提供するものである。このリニアイオントラップは、長手方向に延びる軸線を有する内部トラッピング容積部を構成する複数のロッドを含む。ロッドの1つ以上は、アパーチャーを含み、このアパーチャーはロッドを通過するようにラジアル方向かつロッドに沿って長手方向に延びる。このアパーチャーは、内部トラッピング容積部からアパーチャーを通って内部トラッピング容積部の外側の領域までイオンが通過できるように構成されている。アパーチャーに少なくとも1つのリセスが隣接しており、このリセスは、ロッドに沿って長手方向に延びると共に、トラッピング領域に向いているが、このリセスはロッドをラジアル方向には貫通しない。 (もっと読む)


本発明は一般に多重反射静電システムに関し、より詳しくは、オービトラップ静電イオントラップにおける、またこれに関する改良に関する。単一の電極を模倣した動作が可能な電極アレイを有する静電イオン捕捉装置を操作する方法が提案され、この方法は、3つまたはそれ以上の電圧であって複数の電極の各電極に印加された場合に、単一の電極に電圧を印加することによって発生する電場に近似した静電捕捉電場を発生させる3つまたはそれ以上の電圧を決定するステップと、決定された3つまたはそれ以上の異なる電圧を各電極に印加するステップとを含む。さらなる改良点は、1つまたは複数の収集された質量スペクトルの強度の異なるピークから複数の特徴を測定して特質を導き出し、測定された特質を使って複数の電極に印加されるべき電圧を改善することにある。
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電極構造を備えるオービトラップ等の静電トラップが開示される。U’(r,φ,z)の形態の捕捉静電場が生成されて、トラップ内にイオンを捕捉し、イオンが等時性振動を起こすようにする。捕捉電場U’(r,φ,z)は、たとえばオービトラップの場合は超対数的である理想的電場U(r,φ,z)に摂動Wを適用した結果として得られる。摂動Wはさまざまな方法で導入でき、たとえば、トラップの形状を、理想的フィールドU(r,φ,z)の等ポテンシャルに従わなくなるように歪めることによって、あるいは歪曲場(電気的または磁気的)を加えることによって導入できる。摂動の大きさは、捕捉されたイオンの少なくとも一部の絶対位相の拡散が、イオン検出期間Tmでゼロ以上であり、約2πラジアン未満となる程度である。 (もっと読む)


本発明は、質量分析の段階のうちの少なくとも1つにイオン・トラッピングを含む質量スペクトル測定に関する。特に、排他的ではないが、本発明は、イオン貯蔵内に、分析されることになる1つのタイプのイオンの標本を蓄積し、前記イオン貯蔵内に、分析されることになる別のタイプのイオンの標本を蓄積し、前記イオンの組み合わされた標本を質量分析する質量スペクトル測定の方法であって、それぞれのタイプのイオンの以前の測定の結果を基礎としてイオンの目標数を達成するように前記1つのタイプのイオンの前記標本および/または別のタイプのイオンの前記標本を蓄積することを特徴とする。
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試料内の要素の質量スペクトルを得る方法を開示する。質量電荷比M1/Z1、M2/Z2、...Mn/Znを有する試料前駆イオンが生成され、解離場所(192)において断片化され、質量電荷比m1/z1、m2/z2、...mn/znのフラグメントイオンを生成する。フラグメントイオンは、静電型又は「オービトラップ」型のイオントラップ(130)内へ誘導され、前駆イオンのM/Z比に従った群としてトラップに入る。各群の質量電荷比は、トラップ内における、イオンの軸方向の運動によって決定される。トラップ内の電場は変形させられる。すると、異なる前駆イオンから生じた、等しいm/z比を有するイオンが分離される。これは、電場の変形によって、軸方向の運動がm/zのみではなく、他の要素にも依存するようになるからである。
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