説明

独立行政法人海上技術安全研究所により出願された特許

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【課題】海峡などで海中に強い流れを生じる水域を利用して、定位置に発電設備を浮遊させるようにしながら、海中の流れの方向が変化する状況にも対処できるようにし、かつ、単一の発電機を作動させるように配設された上流側翼車と下流側翼車との相互間に生じる回転速度の差にも配慮して、効率よく低コストで、かつ安全に発電を行えるようにした潮流・海流発電装置を提供する。
【解決手段】海底1に係留された海中の浮体2に、ターンテーブルTを介して舵板R付きの柱状のケーシング4が立設されており、海中の流れWにより同方向に回転駆動される上流側翼車8および下流側翼車10の回転力が、差動歯車装置12を介し支障なく鉛直回転軸13に伝達されて、海面よりも上方の上部室4a内の発電機16を作動させる。なお、柱状のケーシング4は、上流側翼車8および下流側翼車10を流れWの上流側へ向けるように、その水平断面形状が翼型に形成されている。 (もっと読む)


【課題】本発明は、既設管の内部に配置された硬化性樹脂を含む内張り材の硬化状態を検査するための硬化状態検査方法を提供することを目的とする。
【解決手段】既設管2の内部に配置された硬化性樹脂を含む内張り材1の硬化状態を検査するための硬化状態検査方法である。この内張り材の硬化状態検査方法は、内張り材1の内面側から、内張り材1の厚さ方向に向かって超音波を発信して内張り材1と既設管2との境界部からの反射エコーを検出し、当該反射エコーの最大振幅値に基づいて内張り材の硬化状態を推定するものである。 (もっと読む)


【課題】任意の位置の流体の3次元流速を測定する。
【解決手段】超音波を所定方向に向けて送信する3つの超音波流速計10を位置が既知であって互いに別の位置に配置する。また、取り付け位置が既知で互いに別の位置に配置され超音波を受信する少なくとも3つのマイクロフォン12を設ける。超音波流速計10の送信波の方向を変更して各超音波流速計10から別の位置に配置された3つのマイクロフォン12に向けて送信し、各マイクロフォン12のそれぞれにおいて受信強度が大きくなる送信波の方向を各超音波流速計10においてそれぞれ検出し、各超音波流速計10における法線方向と、方位角の基準方向を同定する。各超音波流速計10からの送信波の方向を制御し、各超音波流速計10からの送信波の反射波を同一の位置の超音波流速計10において受信することで送信方向における任意の場所の3次元の流速を検出する。 (もっと読む)


【課題】本発明は、従来から使用されている倒立台形の側面形状を具えた船舵の下端部の改良により、簡易な手段で、船舶の直進中の舵抵抗の減少を図るとともに、微小舵角の際の当て舵抵抗も極力減少させるようにして、船舶の保針性能の向上を図れるようにした船舵を提供することを課題とする。
【解決手段】船尾1に設けられる舵2が、倒立台形状の側面形状を有する舵本体2aの下端に、翼型の縦断面を有する偏平な紡錘体としての付加物2bを外方へやや張り出すようにして備えており、同付加物2bの縦断面の中心線2cは、後方へ斜め上方に傾斜して、その傾斜角αは4〜10度に設定される。上記付加物2bにより、航行中に舵付近における船底部後方への流れを受けて揚力を発生し、その前向きの成分は推力として作用するため、舵抵抗の減少がもたらされるほか、操舵時の操縦力の増加も期待される。 (もっと読む)


【課題】試験水槽の両側に沿う主レール上の主台車に、主レールと直角をなす副レールを備え、同副レール上の副台車に設けた水平な回転盤の下方で、上記水槽内に浮かべられた模型船を、初期には上記回転盤に拘束して、各台車および回転盤により加速してから同模型船を解放し、上記の各台車および回転盤による模型船自動追尾制御状態への移行を行う際に、上記の各台車および回転盤の円滑な制御を可能にする。
【解決手段】模型船用試験水槽設備において、主台車1の走行方向と直交する方向に同主台車1上で走行する副台車2に設けられた回転盤3に、水槽H内に浮かべられた模型船を拘束する位置が、主台車1,副台車2および回転盤3の制御変数に応じ予め求められた同模型船の曳航による加速終了後の回転盤3に対する相対位置に設定されるように、模型船拘束位置調整手段が設けられる。 (もっと読む)


【課題】海峡などで海中に強い流れを生じる水域を利用して、定位置に発電設備を設けるようにしながら、単一の発電機を作動させるように配設された前後一対の水車の相互間に生じる回転速度の差にも配慮して、効率よく低コストで、かつ安全に発電を行えるようにした潮流・海流発電装置を提供する。
【解決手段】海底1に立設されて海面2よりも上方の上部室3aまで延在するケーシング3の内部に、海中の流れにより同方向に回転する前後の第1翼車6および第2翼車8を支えるための水平軸系4が設けられる。第1翼車6および第2翼車8の回転トルクは、水平軸系4における差動歯車装置9を介してケーシング3内の鉛直回転軸10に伝達され、さらに上部室3a内でを介し発電機12に伝達される。 (もっと読む)


【課題】 船舶の揺れや水面の波浪に影響されず、より正確にクロロフィルαの濃度の鉛直分布を計測できるとともに、広海域に渡って濃度分布(水平分布)を得ることのできる方法及び装置を提供する。
【解決手段】 本発明の水質モニタ方法は、水中に近紫外パルスレーザー光を照射し(S1)、近紫外パルスレーザー光で励起された、水分子から発せられる水ラマン散乱光と、水中の被モニタ物質から発せられる蛍光とを集光し(S2)、集光した光を水ラマン散乱成分と蛍光成分とに分けて各々の強度を算出し(S3)、蛍光成分強度の水ラマン散乱成分強度に対する比を算出し(S4)、算出した比を被モニタ物質の濃度に換算して表示する(S5)。船舶の揺れや海面の波浪によりレーザーの入射角度が変わってレーザー強度が変わっても、蛍光成分強度の水ラマン散乱成分強度に対する比は変わらないので、被モニタ物質の濃度をより正確に求めることができる。 (もっと読む)


【課題】 二酸化炭素スラリーを安定的に海水中へ放出できる二酸化炭素深海投入方法及び装置を提供する。
【解決手段】 二酸化炭素深海投入装置1は、ドライアイスと液体二酸化炭素とを混合して二酸化炭素スラリーを形成する混合装置50を備える。二酸化炭素スラリーは、混合装置50から延びる二酸化炭素スラリー投入管51を通って海水中に投入される。同管51の下端にはノズル60が設けられている。さらに、装置1は、液体二酸化炭素を0℃以上に加温する熱交換器20と、加温された液体二酸化炭素を所定の深さまで送る高温液体二酸化炭素投入管21とを備える。ノズル60は、二酸化炭素スラリー投入管51の下端外周を囲むとともに、同管よりも長い外管を有する。二酸化炭素スラリー投入管51と外管との間に、高温液体二酸化炭素投入管21の下端が接続しており、二酸化炭素スラリー投入管51の先端の周囲から、0℃以上の液体二酸化炭素が放出される。 (もっと読む)


【課題】本発明は、互いに接近しつつある船舶同士が、自船のこれまで記録してきた航路情報を交換しあうことにより、通過してきた各水域の状況を相手船に確実に通報できるようにして、その後の各船の安全運航に役立てうるようにした航路情報相互交換システムを提供することを課題とする。
【解決手段】洋上で互いに対向するように航行する2隻の船舶が、自船の航路に沿う暗礁の危険海域や漁場の危険海域などを通過する際に、風向風速や海流速度のデータと共に収集した航路情報を、時間の経過と共に順次記録し蓄積しておくための記憶手段2を備えており、各船舶が互いに擦れ違う際に、相手船の接近情報に基づき、相手船へ上記航路情報を自動的に発信しあうための通信制御手段7を備えることにより、各船舶のその後の安全航行に役立つことができる。 (もっと読む)


【課題】スコッチ・ヨーク機構を備えたスターリングエンジンにおいて、組立作業が容易で、組立精度がよいスターリングエンジンを提供すること。
【解決手段】本発明のスターリングエンジンは、ディスプレーサピストン71とパワーピストン72とをスコッチ・ヨーク機構90を介してクランクシャフト80に連結し、スコッチ・ヨーク機構90及びクランクシャフト80を高圧雰囲気下に維持するクランクケース50と、クランクシャフト80の両端のクランクシャフト軸受123、124及びヨーク94a、94bの動作方向を規制するガイドシャフト95a、95bを固定するクランクボックス100とを備え、クランクボックス100を、クランクケース50とは別部材で構成したことを特徴とする。 (もっと読む)


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