説明

独立行政法人建築研究所により出願された特許

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【課題】従来の制振装置に較べて減衰量を増大して、制振効果を向上させる建築物の制振装置を実現する。
【解決手段】ワイヤ6、建築物4に設けられた減衰器7及び2組の滑車群11、12を備え、ワイヤ6の途中にワイヤ6と建築物4の相対的な移動量に応じた減衰力を生じる減衰器7を介装し、ワイヤ6の両端側を、それぞれ滑車群11、12を介して張設し、両端部は、建築物4の左右に固定し、ワイヤ6の両端側は、それぞれ固定した端部から、滑車群11、12を構成する複数の滑車16〜18間を蛇行するように往復して張設され、減衰器7に向けて延びている。 (もっと読む)


【課題】大規模木造建物で用いられる耐力壁(柱同寸筋かい壁)が、十分な水平耐力を発揮しつつ、靭性を確保するようにする。
【解決手段】引き寄せ金物本体2を耐力壁25の柱3に固定し、アンカーボルト7を、鉄筋コンクリート基礎5に埋め込んで固定するとともに、その上端部を引き寄せ金物本体2に締め付けて締着することにより、柱3を土台6に引き寄せて接合し、アンカーボルト7は、地震により耐力壁25に強大な水平力Pが加わった際に、固定具4による引き寄せ金物本体2と柱3の固定部30、アンカーボルト7の鉄筋コンクリート基礎5の埋め込み部33及び耐力壁25の上部横架材32のいずれかが破壊するよりも先行して降伏し、その後に所定の強度を保ちながら伸び続ける。 (もっと読む)


【課題】横架材(木材)を貫通させたねじ等の剛性部材を用いることで、横架材の、繊維直交方向の剛性及び強度に頼ることなく、前記繊維直交方向に高い剛性で荷重伝達ができるめり込み防止構造を提供する。
【解決手段】荷重を受ける部位であって横架材11(土台)の長手方向(繊維方向)に直交する繊維直交方向Zにねじ棒部材12を埋め込み、繊維直交方向Zにおいて前記荷重をねじ棒部材12が受け、前記荷重によるめり込みを防止する。ねじ棒部材12は、横架材11を貫通して埋め込まれ、繊維直交方向Zの荷重を、ねじ棒部材12を通して布基礎13に伝達する。ねじ棒部材12の上端は、横架材11の表面に沿って設けられためり込み防止板14Aに接触している。ねじ棒部材12及びめり込み防止板14Aの配置部位には、横架材11に直交する繊維直交方向Zに延びる柱15が設けられている。 (もっと読む)


【課題】 地震時における木造建築物の倒壊に至るまでの時刻歴応答解析を地震時の実際の挙動と一致するよう高精度に行うことができる木造建築物の倒壊シミュレーションプログラムを提供すること。
【解決手段】 地震時における木造建築物の倒壊に至るまでの時刻歴応答解析をコンピュータに実行させるための木造建築物の倒壊シミュレーションプログラムであって、入力ファイルに保存された、複数の節点と複数種類のバネとを組み合わせて前記木造建築物をモデル化した解析モデルの情報及び地震時の時刻歴応答解析の前提条件に基づき、個別要素法を用いて、前記解析モデルのバネの種類に応じた要素剛性マトリックスにより各バネに作用する応力を算出するステップと、各節点に接続された全てのバネに作用する応力を加算するステップと、を有する。 (もっと読む)


【課題】ゴムと金属製のプラグを併用することによって、残留変形の発生を抑制した上で、減衰性能を高める。
【解決手段】筋交い材3の下端部に、中板11の上端部が複数の固定具12にて固定されている。この中板11の下端部の表裏面にそれぞれシート状ゴム13,14の一面側(内面側)が接着剤を用いる接着または加硫接着されている。そして、各シート状ゴム13,14の他面側(外面側)それぞれに、筋交い端部の側板15,16の第1の部分15A,16Aが接着されている。側板15,16の第1の部分15A,16Aは、シート状ゴム13,14を介して中板11を挟みそれらを積層してなる積層構造を形成しており、この積層構造を金属製のプラグ18が貫通して設けられている。 (もっと読む)


【課題】 対象建物の開口部毎に侵入盗危険性を判定して、判定結果に従って侵入盗危険性ある開口部に対して有効且つ適切な防犯措置を提案し得るようにする。
【解決手段】 対象建物における地域環境、敷地環境及び防犯設備環境の評価項目による建物総合定量評価と、その開口部毎の開口部環境の評価項目による開口部個別定量評価を行って、これらの点数を加算して対象建物の開口部毎に侵入盗危険性を判定し、その結果に従って侵入盗危険性ある開口部に防犯建物部品登録開口部材を推奨する。判定は、防犯環境設計に基づきウエイト付けを行った項目毎の点数によって行い、開口部個別定量評価は、接道又は隣地からの開口部視認性及び敷地内侵入経路上の侵入障害の有無を重視する。 (もっと読む)


【課題】補強構造物の外観を損なうことがなく、また施工性に優れた繊維強化樹脂プレートの定着具及び構造物補強工法を提供する。
【解決手段】構造物の面に貼り付けられた繊維強化樹脂プレート12の端部を該構造物に定着させるための定着具1であって、繊維強化樹脂プレート12を横切るようにその表面に載置されて、該繊維強化樹脂プレート12を押さえ付ける押さえ部2と、押さえ部2の裏面両側に設けられ、構造物に埋め込まれる1対のアンカー3,3とを備えた。 (もっと読む)


【課題】従来の戸建住宅免震装置は、想定を超える大地震時に相対変位が免震支承の許容ストロークを越えてしまい、上部建物が飛び出して倒壊に至るおそれがあるため、電力を用いることなく、免震支承の許容ストローク内に確実に抑制出来る免震装置用のブレーキダンパを提供する。
【解決手段】シリンダ11のピストン13が変位するに伴い、供給された油圧により減衰力を発生するスピードバル51と、ピストン13の速度が設定速度以上に早くなるとスピードバルブ51が閉じて、高い減衰力を発生するリリーフバルブ55を備える。 (もっと読む)


【課題】 設置する際に筋交いを設ける必要がなく、構造が簡単でコンパクトであり、建物内の床下や天井裏など容易に収納でき、設置箇所の制約が少ないトーションダンパー装置を提供する。
【解決手段】 内筒2の周囲に外筒3を同心状に配置するとともに、内筒2と外筒3の間に粘弾性部材または弾性部材からなるエネルギー吸収体4を介在させて相対回転可能に一体的に結合してなるトーションダンパー装置1で、外筒3の長手方向の一部を円周方向に開口し、この円環状開口3a内の内筒2に対し一端を内筒2と一体に回転可能に固定したバー6の他端を外方へ突出させ、外筒3に同外筒3を固定するための固定具7を一体的に設ける。 (もっと読む)


【課題】通常の使用においては移動が軽く楽な状態での使用を確保することができ、且つ、地震等の異常事態や急に押された場合等の異常状態においては、安全性を確保することができるキャスターを提供する。
【解決手段】キャスターは、各種重量物の本体に一体的若しくは固定的に取り付けられる基体部材2と、該基体部材2に回転自在に設けられたローラ部材4と回転ダンパ6,6’を備える。この回転ダンパ6,6’は基体部材2側と前記ローラ部材4側との間に、ローラ部材4の回転に伴って相対回転部材30,40がケーシング24,24’に対して相対回転するように、取り付けられる。回転ダンパ6,6’は、基体部材2に対するローラ部材4の回転に対し、その回転速度に応じ、その回転速度が高速になるにつれてその回転に対する抵抗が大きくなる特性を有する。 (もっと読む)


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