説明

株式会社福岡養鰻により出願された特許

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【課題】
鰻の蒲焼加工で発生する残渣から油脂成分を回収する方法として、前処理に人手をかけず、DHAやEPAなどの不飽和脂肪酸の酸化・変質が少なく、安価で高品質の有用成分を得ることで学習能力増強、記憶力増強、痴呆予防などすぐれた脳機能改善効果を有する機能性油脂として、多機能性食品や医療品などの提供を図る。
【解決手段】
鰻加工残渣の苦だまや腸管のついた肝など内臓のついた中骨をそのまま原料スラリーとして、蛋白質分解酵素にて加水分解させ酵素分解塔の上部に設けた静置部から得られる油脂成分が脳機能改善効果を有する機能性油脂であることをラットへの摂食実験を行い、脳ホスファチジルコリンの脂肪酸組成を調べ、鰻の加工残渣である頭のみや中骨のみと比べて有意に高い値を示すことで鰻の内臓を含む原料が顕著に脳機能改善効果を有する機能性油脂であることを提供する。 (もっと読む)


【課題】鰻及び鰻の加工残渣の蛋白質を酵素分解し、短時間に鰻油を分離回収するプロセスを提供することで、酸化や異性化などの品質の低下の少ない鰻油が得られ、これに含まれるDHAやEPAなどの多価不飽和脂肪酸やビタミンA,D及びミネラルなどの機能性因子の免疫調節および脂質代謝調節機能をラットへの摂食試験を通じて明らかにする事で多機能性食品や医療品などの提供を図る。
【解決手段】以下の4工程で構成される高機能性鰻油調製プロセス
第1工程:蛋白質分解酵素による分解反応液を静置分離し、油脂成分を回収する。
第2工程:反応生成物を固液分離機で10μm以上の固形物を除去し、遠心分離機で油脂成分と水溶性成分とに分離する。
第3工程:水溶性成分中の蛋白質分解酵素とペプチドやアミノ酸などの反応生成物とを孔拡散式膜分離装置で分離し、蛋白質分解酵素を回収する。
第4工程:第3工程で回収した蛋白質分解酵素を第1工程へ循環させる。 (もっと読む)


【課題】
ウナギ及びウナギ加工残渣から得られる有用なペプチドやアミノ酸を利用した、肌になじみがよく滑らかさを与える化粧品を提供する。
【解決手段】
ウナギ及びウナギの加工残渣を構成する中骨とそれに付着する肉、頭や内臓などに対して酵素分解を行い、孔拡散式膜分離装置を用いて酵素及び未反応タンパク質と水溶性のペプチドやアミノ酸とを分離し、水溶性成分を濾過したりあるいは膜濾過で低分子ペプチドやアミノ酸成分を得、濃縮・脱臭工程を経た後、化粧品に配合する。 (もっと読む)


【課題】鰻の加工残さいを構成する中骨とそれに付着する肉、頭や内臓などに対して酵素反応を利用して、骨、油と油溶解成分、水溶性のペプチドやアミノ酸を作製し、それぞれを分離回収することにより、加工残さいを有効利用するための酵素分解プロセスを提供する。
【解決手段】以下の4工程で構成される連続酵素分解方法。
第1工程:蛋白質分解酵素による反応液を固液分離機で10μm以上の固形物を除去する。
第2工程:反応液を遠心分離機で油溶性と水溶性成分とに分離する。
第3工程:水溶性成分を分子量50、000以上の分子および直径20nm以上の粒子とペプチドやアミノ酸などの反応生成物とを孔拡散式膜分離装置で分離し、拡散液を濃縮する。
第4工程:第3工程で生じた該高分子成分と該粒子成分とを第1工程へ循環させる。 (もっと読む)


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