説明

ビクター工業株式会社により出願された特許

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【課題】 樹脂材料に金属粉末を添加して樹脂組成物を形成するにあたって、樹脂組成物の機械的強度の低下を抑制する。
【解決手段】 本発明に係る樹脂組成物は、水アトマイズ法により形成された金属粉末が樹脂に添加されてなる。したがって、本発明に係る樹脂組成物では、金属粉末が添加されているため、樹脂のみからなる樹脂組成物と比較して、熱伝導性、電気伝導性、電磁シールド性、耐摩耗性を向上することが可能となる。また、本発明に係る樹脂組成物では、金属粉末が水アトマイズ法により形成されているため、金属粉末の表面におけるアンカー効果が高まり、また、金属粉末の比表面積が大きくなり、さらに、金属粉末の表面自由エネルギーが高くなるため、樹脂と金属粉末との接着性が向上され、樹脂組成物の機械的強度の低下を抑制することが可能となる。 (もっと読む)


【課題】有機系フィラーにあらかじめ前処理を施すことにより、樹脂成形時のフィラーと樹脂との馴染み性を良好にして樹脂の高強度化をはかる。
【解決手段】有機系フィラーを射出成形機内の樹脂材中に混入させて樹脂材を射出成形する場合に、事前にフィラメント化された有機系繊維に対しあらかじめPCM等用のコーティング剤を施す工程、および有機系フィラーの劣化温度未満であってかつ樹脂の成形温度未満の範囲内においてあらかじめ加熱収縮させる工程のうち、少なくとも一方の工程を経る。これにより有機系フィラーの線膨張係数や面膨張係数の変動を少なくとも樹脂成形完了時に至るまで停止させることができ、また樹脂成形過程での環境温度による膨張係数の影響を受けにくくなることに加え、さらに混入した有機系フィラーの弾性係数向上による高強度化と柔軟化をはかることができ、耐衝撃性に優れた樹脂成形品を得ることが可能になる。 (もっと読む)


【課題】熱可塑性樹脂成形品の全体強度を均一にするとともに、成形品の軽量化をはかる。
【解決手段】予め3本以下の強化繊維により樹脂成形物の形状・大きさに合わせたフレキシブル織物を作成しておき、成形時にかかるフレキシブル織物を成形金型のキャビティ内に敷設した状態において可塑化された樹脂を射出注入するようにする。これにより樹脂成形製品の一部にウエルドラインを有していてもフレキシブル織物がウエルドライン部分を跨いで組成されているところから部分的強度低下の問題を全く生ずることがなく、しかも成形品の肉厚増加をするまでもなく、製品全体にわたり金属等の高強度材に近い高い強度を維持することができ、またこれによって著しい生産性の向上、ならびにコストの低減をはかることができる。 (もっと読む)


【課題】樹脂成形品の成形と表面加飾を同時的に実施し、しかも加飾層表面に対する保護層の形成工程を省略して低コストでしかも高品質の加飾樹脂成形品を得る。
【解決手段】固定側金型部と可動側金型部からなる一対の射出成形金型のキャビティ内に加飾シートを敷設し、さらに上記金型の型締め後において上記キャビティ内に可塑化された溶融樹脂を射出して前記加飾シートと重合一体化した成形品を成形する場合において、加飾シートは加飾層およびこれを担持するベース樹脂層の積層体からなり、しかもキャビティ内に射出される可塑化樹脂が成形後において光透過性を有する透明若しくは半透明のものであって、これをベース樹脂層の反対側面である加飾層の上面側に対して射出・成形するようにした。これにより視覚的に著しい深みと重厚感のある光沢や色調を表現することができ、また表面保護のための被覆工程が不要となる。 (もっと読む)


【課題】樹脂成形品の成形と表面加飾を同時的に実施し、しかも加飾シートの位置ずれをなくすことが可能な加飾樹脂成形品の製造方法を提供する。
【解決手段】加飾シート10の両幅端部に、該シートの長さ方向に向けて一定間隔毎の送り穴を形成するとともに、該送り穴に送りロール17および巻き取りロール19のそれぞれの両側に付設させた送りギアを順次噛合させて送りつつ一対の金型間におけるキャビティ内に位置合わせして加飾シートを敷設するようにした。これにより一対の金型間に送りロールより送り込まれた加飾シートを敷設する場合に、加飾シートの印刷柄等加飾柄の位置ずれがなく、常に歩留まりのよい安定した樹脂成形品を得ることができ、また樹脂成形物の成形と樹脂成形物表面に対する加飾シートの一体貼付工程とが同時的におこなわれるところから工程数が削減でき、生産性と低コスト化を実現することができる。 (もっと読む)


【課題】樹脂成形品の成形と表面化飾を同時的に実施し、また成形物樹脂の射出時に乱流のない射出を実現する。
【解決手段】加飾樹脂成形品の製造に際して下金型内に加飾シートを表面側を下にして敷設し、さらに下金型上に上金型を降下させるとともに、上金型と加飾シートとの間に成形物樹脂を射出して樹脂成形物を成形し、前記加飾シートと重合一体成形する。また成形物射出に際し、上下金型の射出側内径の少なくとも2分の1以上の開口内径幅を有する幅広の射出ゲートにより行うようにする。これにより著しい工程の短縮化と生産性の向上、および低コスト化を実現でき、また表面性状の良好な加飾樹脂成形品を得ることができる。 (もっと読む)


【課題】メッシュを埋設した樹脂成形品の強度を増し、しかも軽量化をはかる。
【解決手段】成形品の内面側に位置する片側端面に沿わせてメッシュをインサートして一体に埋設してなる。これにより外面からの衝撃を受けて成形品が局所的かつ瞬間的に内面側に膨出しようとする応力に対して内面側に一体に埋設されたメッシュが放射方向に引っ張り力を発揮して対応し、上記した外面からの衝撃を強力に跳ね返すべく作用する結果、成形品の破損を防止することができ、しかもその分だけ成形品の肉圧を軽減することができ、軽量化をはかることができるばかりでなく、樹脂材使用量の節約が可能となりコストの低減化をもはかることができる。 (もっと読む)


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