説明

財団法人富山県新世紀産業機構により出願された特許

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【課題】チップ上に保持された1万を超える抗原刺激に対するリンパ球の反応性を、同時に測定し、各細胞についてその状態を個別に把握できる方法およびこの方法に用いる手段を提供する
【解決手段】基体の一方の主表面に複数のウェルを有し、ウェルは1つの細胞のみが入る大きさであるマイクロウェルアレイ。ウェルの周辺の主表面に、ウェルに格納される細胞が産生する物質と結合性を有する物質の被覆層を有する。上記マイクロウェルアレイのウェルに、被検体細胞を細胞の培養液とともに格納し、被覆層およびウェルを培養液に浸漬して、培養液に含まれる物質のウェルから被覆層への拡散が可能な状態で細胞を培養し、被検体細胞に含まれる目的細胞よって産生される物質に特異的に結合する標識物質を、被覆層に供給し、被覆層の物質に結合した、目的細胞によって産生された物質を、標識物質により検出して、目的細胞を特定する、目的細胞のスクリーニング方法。 (もっと読む)


【課題】L-メチオニンに対して基質特異性を有する改変型フェニルアラニン脱水素酵素を用いた、被検試料に含まれるL-メチオニンの高感度かつ簡便な分析方法、及び血液試料に存在するL-メチオニン以外のアミノ酸による測定誤差を抑制できる方法を提供する。
【解決手段】被検試料を、分岐鎖アミノ酸の少なくとも一部をオキソ酸に変換し得る処理に供する工程、処理後の被検試料を、改変型フェニルアラニン脱水素酵素と、レサズリン、ジアホラーゼ、および酸化型ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド(NAD+)を含む反応液とともにインキュベーションする工程、及びインキュベーション後の反応液の発色を検出する工程を含む、被検試料に含まれるL-メチオニンの分析方法。L-メチオニンを分析するための被検試料に含まれる可能性がある分岐鎖アミノ酸の少なくとも一部をオキソ酸に変換することを含む、分岐鎖アミノ酸の被検試料中の量を低減する方法。 (もっと読む)


【課題】L-メチオニンに対して基質特異性を有するフェニルアラニン脱水素酵素を進化分子工学的手法により作出して、メチオニンの酵素蛍光定量法に適した機能改変アミノ酸脱水素酵素を提供する。作出した機能改変アミノ酸脱水素酵素を用いた、被検試料(血液試料)に含まれるL-メチオニンの分析方法を提供する。
【解決手段】フェニルアラニン脱水素酵素(EC 1.4.1.20)のメチオニンに対する基質特異性を改善するように、少なくとも3つのアミノ酸が修飾された改変酵素、およびそれをコードするDNA。このDNAを複合材料のベクターで形質転換した形質転換体を培養し、培養物からフェニルアラニン脱水素酵素(EC 1.4.1.20)のメチオニンに対する基質特異性を改善するように、少なくとも3つのアミノ酸が修飾された改変酵素を採取する改変酵素の調製方法。前記改変酵素またはタンパク質を用いて、被検試料に含まれるL-メチオニンを分析する方法。 (もっと読む)


【課題】細胞のマイクロウェルへの分注率、及び細胞の利用率が高く、浮遊細胞の除去作業が容易なチップホルダを提供すること
【解決手段】一方の主表面にチップを保持するためのチップ保持部と、このチップ保持部の周囲に設けられた周囲壁とを有する基板、及び開口を有する板状物であって、前記開口の周縁から一方の主表面方向に突出する可撓性のスカート部を有する液漏れ防止枠を含むチップホルダ。前記スカート部は、その開口面が前記チップ保持部に保持されるチップの主表面より小さい。前記液漏れ防止枠は、前記基板の周囲壁に脱着自在に装着でき、かつ周囲壁への装着時には、前記スカート部を前記チップ保持部に保持されたチップの主表面に圧接した状態とすることができる。 (もっと読む)


【課題】チップ上に保持された多数の細胞の状態、例えば、抗原刺激に対するリンパ球の反応性を、同時に測定し、各細胞についてその状態を個別に把握できる方法を提供する。
【解決手段】複数の細胞を複数の位置に独立して保持した細胞チップ上の、前記複数の位置の少なくとも一部の位置からの蛍光をイメージセンサにより検出し、検出した蛍光強度を、位置毎に記録し、記録した蛍光強度または蛍光強度からの換算値を表示することを含む細胞状態の計測方法。少なくとも前記検出および記録を経時的に繰り返し行う。 (もっと読む)


【課題】交流インピーダンスを測定するDNAの一塩基多型を検出する方法を提供する。
【解決手段】(1)プローブDNA(SプローブDNA)を固定した電極表面において、非固定プローブDNA(BプローブDNA)およびターゲットDNAを、ハイブリダイゼーションおよびライゲーションし得る条件下におき、次いで(2)電極表面の交流インピーダンスを測定するDNAの検出方法。SプローブDNAとターゲットDNAとは、少なくともSプローブDNAの非固定末端の一塩基を除き相補的であり、BプローブDNAとターゲットDNAとは相補的であり、かつSプローブDNA、BプローブDNAおよびターゲットDNAは、ターゲットDNAとハイブリダイズしたSプローブDNAの非固定末端とBプローブDNAのSプローブDNA側末端とが連続するような塩基配列をそれぞれ有する。 (もっと読む)


【課題】L-フェニルアラニン、L-ロイシン、L-バリン、L-イソロイシンおよびL-メチオニンに対して基質特異性が広いアミノ酸脱水素酵素を作出することによって、これらアミノ酸の血中異常濃度が確認されている先天性代謝異常症および前記アミノ酸の血中異常濃度が確認され得る疾病の検出あるいは1次スクリーニングの手法として適当な手段を提供する。
【解決手段】フェニルアラニン脱水素酵素(EC 1.4.1.20)のメチオニンに対する基質特異性を改善するように、少なくとも1つのアミノ酸が修飾された改変酵素、およびそれをコードするDNA。このDNAを複合材料ねベクターで形質転換した形質転換体を培養し、培養物からフェニルアラニン脱水素酵素(EC 1.4.1.20)のメチオニンに対する基質特異性を改善するように、少なくとも1つのアミノ酸が修飾された改変酵素を採取する改変酵素の調製方法。前記改変酵素またはタンパク質を用いて、被検試料に含まれるL-メチオニンを分析する方法。 (もっと読む)


【課題】生物試料に含まれる目的遺伝子の量が、1回の逆転写反応で得られるcDNA量として300コピー未満と、極微量な場合であっても、PCR法等により増幅可能な程度にまでcDNA量を増幅できる方法を提供すること。
【解決手段】生物試料に含まれるmRNAから目的遺伝子を逆転写する方法。前記生物試料に含まれる目的遺伝子の量が、1回の逆転写反応で得られるDNA量として300コピー未満であり、生物試料を逆転写反応に供し、さらに以下の(1)および(2)を1回以上繰り返す。
(1)得られた反応生成物を、反応生成物に含まれるmRNAが直鎖状になるように変性処理する、
(2)直鎖状にしたmRNAを含む反応生成物を逆転写反応に供する。 (もっと読む)


1個の抗原特異的Bリンパ球を用いた抗原特異的抗体産生ハイブリドーマの作製方法及びモノクローナル抗体の製造方法を提供する。抗原特異的抗体産生ハイブリドーマの作製方法は、ある抗原に特異的に反応するBリンパ球(抗原特異的Bリンパ球)を1個選択し、選択した抗原特異的Bリンパ球を培養し、培養により増殖した抗原特異的Bリンパ球をミエローマ細胞と融合させハイブリドーマを作製することを含む。この方法により作製されたハイブリドーマを用いて、モノクローナル抗体を製造する。
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【課題】1つの細胞からでも、特定の遺伝子を、煩雑な操作を必要とせず、かつ効率よく、単離、増幅する方法を提供する。
【解決手段】(1)生物試料を逆転写反応に供し、RNA-DNA複合体を調製し、(2)得られたRNA-DNA複合体のDNA鎖の3'端にポリNを形成するテーリング反応を行い、(3)ポリNを形成したRNA-DNA複合体のDNA鎖を鋳型とし、かつオリゴ-dNアダプターを一方のプライマーとして2本鎖DNA合成を行い、(4)得られた2本鎖DNA 中のオリゴ-dNアダプターを含んでいる1本鎖DNAを鋳型とし、かつ上記アダプターに含まれる配列を一方のプライマーとしてさらにPCRを行うことを含む、生物試料に含まれる目的遺伝子を増幅する方法。(1)において調製したRNA-DNA複合体を、逆転写反応の基質と分離することを含む精製をすることなしに(2)においてテーリング反応を行う。(2)におけるテーリング反応は、ポリ鎖を形成するdNTPの濃度を、それ以外のdNTPの濃度の2倍以上とする。 (もっと読む)


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