説明

株式会社味香り戦略研究所により出願された特許

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【課題】
味は時間経過とともに変化していくのが普通である。しかし、このような味の経時変化に対応した動的な味のデータを提供できなかった、という第一の課題がある。また、味によって個人が感じる感想は、その食の環境によって大きく違う、という第二の課題もある。
【解決手段】
上記第一の課題を解決するために、味覚データの経時変化を関数として格納するデータベースを提供する。またさらに、上記第二の課題を解決するために、その飲食物の味覚データを、その飲食物識別子と、その飲食物に対する「おいしい」、「苦い」、「好き」、「嫌い」などの飲食感想情報として格納する第二のデータベースを提供する。なぜならば、味の感想はその人の居住地域や生活時代の食文化による味の記憶や味に対する慣れなどによって大きく変化するからである。 (もっと読む)


【課題】
従来の味覚分布マップなどに示される味データは、センサ感度の低下などで生じる測定クールごとの誤差を抑えるため、ある特定の商品を基準として算出した相対値であって、したがってその基準となる商品の味データが変化した場合にその他の商品の味データも相対的に変化してしまう、という課題がある。
【解決手段】
上記課題を解決するために、本発明は、味覚センサを用いた味データの計測のための校正サンプルであって、定められた標準成分からなる素材を味のリファレンス材料として保持する保持部を有する味データ作成用校正サンプル構造体を提供する。この校正サンプル構造体は、基本的に容易かつ半永久的に再現することが可能な校正サンプルを保持しているため、経年などによる味データの変質と、それに伴うその他の商品の味データの変化、といった事態の発生を抑えることができる。 (もっと読む)


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