説明

ニチダイフィルタ株式会社により出願された特許

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【課題】従来のセラミック製の基材は、衝撃に対して壊れやすく、さらに開孔を大きくすると一層壊れやすく、一方、ステンレス薄板製の基材は、小さな流路を形成することが難しく、加えて安価に製造できず、また、ハニカム状の構造のため流路が直線的で、触媒物質と反応物質の接触可能性を高くするために、流路を長くする必要があり、構造体を小さくすることが難しいといった問題点があった。
【解決手段】本発明のオゾンガス還元触媒担持体は、1枚の金網からなる素材、又は複数枚の金網を積層した素材を焼結した多孔体を触媒担持体の基材とし、この基材の表面に、白金族金属あるいはその酸化物の触媒物質を分散担持したアルミナ薄層を形成する。 (もっと読む)


【課題】従来の触媒を用いた液中酸化物質の還元処理方法にあった問題、すなわち、触媒担持体を水圧や流速のある環境下で使用した場合に、触媒物質及び担持体が溶解、溶出又は剥離する可能性が高い点、また、触媒物質の粒径が大きいために触媒作用が十分に発揮されない点、液中酸化物質の還元処理効率を向上させることができない点を解消する。
【解決手段】本発明の液中酸化物質の還元処理方法は、1枚の金網からなる素材、又は複数枚の金網を積層した素材を焼結した多孔体を触媒担持体の基材とし、硝酸パラジウム粉末とニッケル粉末を混合した粉末材料を、プラズマ溶射装置を用いて当該基材の表面に溶射することにより、ニッケルを担持体として、パラジウム、パラジウム酸化物、あるいはそれらの混合物を触媒物質として分散担持させた触媒担持体を用い、当該触媒担持体中にオゾンが溶存した溶液、または過酸化水素が溶解した溶液を通過接触させるか、あるいはこれらの溶液中に当該触媒担持体を浸漬させて液中酸化物質を還元する。 (もっと読む)


【課題】ガソリンエンジンの排気ガス浄化装置の触媒担持体の基材として、セラミック製あるいはステンレス薄板製のハニカム構造体が一般的に用いられているが、セラミック製の基材は壊れやすい点、またステンレス薄板製の基材は安価に製造できない点、加えてコンパクトに製造することが難しいといった点を解消する。
【解決手段】本発明は、複数枚の金網を積層した素材を焼結した多孔体を触媒担持体の基材とし、この基材の表面に、触媒物質を分散担持したアルミナ薄層を形成して、排気ガス浄化装置の触媒担持体を製造する。 (もっと読む)


【課題】従来の触媒担持体の製造手法では、液相中、特に水圧や流速のある環境下での使用では、担持体が基材から、あるいは触媒物質が担持体から容易に溶解、溶出又は剥離する点、また、触媒物質の粒径が大きいために触媒作用が十分に発揮されない点、を解消する。
【解決手段】本発明の触媒担持体は、担持体となる金属粉末と、触媒物質となる遷移金属または白金族金属の粉末あるいはそれらの金属塩粉末を混合した粉末材料を、プラズマ溶射装置を用いて溶射して、ステンレスまたはステンレス合金製の金網を積層した素材を焼結した多孔質体である基材の表面に分散担持させた。 (もっと読む)


【課題】安価な加工コストにより製作することができ、かつ優れた耐久性と洗浄性を有する金属製フィルターを実現する。
【解決手段】比較的安価な加工であるエッチングにより表裏どちらか一方の面で孔径が最小となる孔を作製した複数枚の多孔板を、表裏の向きを揃え、各々の孔の位置が正確に揃うように積層し、さらにその積層体を焼結する。孔径の小さい面の側から被ろ過物を流すことで、異物粒子は表面で捕捉され、洗浄を容易にする。多孔板の積層数を増やすことにより、耐久性を増すことができる。さらに洗浄性を向上させるために、孔径を流れの方向にしたがって大きくする。各層の孔の中心軸をろ過面に対して傾けることにより、目詰まり抑制や流動抵抗の減少など、種々の機能も付加できる。 (もっと読む)


【課題】エンジンの排気がすの有害成分を除去するためのフィルタ装置において、高い流体圧によっては有害物質を含んだ排ガスがろ過部材の積層箇所から漏れてしまう点を解消する。
【解決手段】排ガスの流入出方向と直交する方向にはろ過部材2が積層され、積層されたろ過部材2の少なくとも流出方向の端部を閉塞して閉塞部2Aを形成することにより、有害物質を含んだ排ガスがろ過部材の積層箇所から漏れるてしまうことを防止する。 (もっと読む)


【課題】流体圧に対する耐圧力が弱く、初期性能を長期に亘って維持することができない点、流体の通過抵抗が大きくなり、高速ろ過が不能となる点、を解消する。
【解決手段】フィルタ1は、金属製で繊維状とされたメタルファイバー2と、金属製の線材で網状とされた金網3,5を積層して焼結した金網積層焼結体4と、を有し、メタルファイバー2の表裏面に金網積層焼結体4を配置して一体焼結した。
【効果】粘度の高い溶融ポリマーに対して十分な耐圧力を発揮して繰り返しの使用が可能でありながら、流体の透過抵抗を小さくしてろ過時間を短くすることもできる。 (もっと読む)


【課題】貫流効率の高い開放型の構成では、貫流に混じって繊維板を通過しない排気粒子も多く存在し、効率的に有害物質の除去ができないという課題を解決する。
【解決手段】排ガスフィルタ装置1は、排ガスの流入出方向と直交する方向に凹凸部(凹部5a、凸部5b)を形成した転向部材5の表裏に、平板状のろ材でなるろ過部材4を設けて積層し、かつ該転向部材5の流入及び流出部位に流路を変更するための突部5Aを形成すると共に、該転向部材5をろ材で構成した。
【効果】転向部材をろ材で構成したことで、流路を突部により転向することができると共に、該突部を含む転向部材自体によってもろ過できるからろ過面積と通気面積が格段に広くなり、貫流効率は低下することはなく、かつ排気粒子の捕捉効率が格段に向上する。 (もっと読む)


【課題】過酷なろ過条件下では、流体圧の損失、流体圧に対する強度不足、をバランスよく抑制できない点、及びろ材のサポート間隔が広い場合や局部的に高い流体圧を受けた場合においては、開孔の目開きあるいはろ材の脱落等が生じて致命的なトラブルを招く可能性がある点、を解消する。
【解決手段】金網3A〜3Cを3層以上積層した全ての層又はいくつかの層の全面を一体焼結し、かつ中間層に位置する金網3Cに放射状の複数の溝3aを形成したリテーナ3と、リテーナ3を挟んだ隣接した表層に設けられた一対のろ材2とを備えることとした。
【効果】リテーナは全面を一体焼結している層を有するから、目開きが生じることが抑制され、流体圧に対する強度が向上する。また、中間層の金網に放射状の複数の溝を形成しているから、金網を多層積層することによる分散効果を妨げることなく、流体の異方化が抑制され、従来の諸問題がバランスよく解消される。 (もっと読む)


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