説明

ディナベック株式会社により出願された特許

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【課題】RNAウイルスまたはDNAウイルスのスパイクタンパク質でシュードタイプ化されている、気道上皮幹細胞へ遺伝子を導入するためのレンチウイルスベクターの提供。
【解決手段】センダイウイルスのエンベロープ糖蛋白質であるFおよびHNでシュードタイプ化したサル免疫不全ウイルスベクターを用いて、気道上皮組織幹細胞に遺伝子を導入する。ベクターを用いた気道上皮組織幹細胞への遺伝子導入は、嚢胞性線維症等の遺伝性呼吸器疾患の遺伝子治療に有用である。また、遺伝性疾患で欠損しているタンパク質を供給する生産組織として肺などの呼吸器を選択することが可能となる。 (もっと読む)


【課題】特異的な免疫応答による強力な抗腫瘍効果を有し、VEGFの機能を阻害することができ、腹膜播種を治療可能な、腺癌に対する抗癌剤の提供。
【解決手段】Flt−1遺伝子が導入された組換えパラミクソウイルスベクターを含有することを特徴とする樹状細胞、及び該樹状細胞を含有することを特徴とし、VEGFの産生を抑制し、腫瘍を縮小させ、癌による体重増加、及び腹水の産生を抑制することができ、更に腹膜播種モデルマウスの生存率を高め、生存日数を延長させることが可能な抗癌剤である。 (もっと読む)


【課題】腎性尿崩症に対する新たな治療法を創出する。
【解決手段】アクアポリン2遺伝子を保持する腎性尿崩症治療用組換えベクターとしてセンダイウイルスベクターを用い、水分再吸収の最終段階において中心的な役割を果たす遺伝子として水チャネルのAQP2を選択し、その導入による治療効果を動物モデルで検討した。リチウムで誘導したAQP2異常型腎性尿崩症動物モデル(V2Rによるリン酸化反応は異常なし)に対して、当該ベクターを尿管より逆行性に腎臓へ注入したところ、ベクター由来のAQP2を集合管上皮細胞内で発現させることに成功し、その結果、尿量が約40%減少するという治療効果が奏された。一方、同様の治療効果が、AQP2遺伝子を搭載したサル免疫不全ウイルス(SIV)ベクターを用いた場合にも認められた。 (もっと読む)


【課題】 本発明は、染色体非組込型ウイルスベクターを用いて、遺伝子導入造血細胞を含む造血細胞移植組成物を製造する方法を提供する。また本発明は、染色体非組込型ウイルスベクターを用いて遺伝子導入した造血細胞から、血液細胞を再構築させる方法を提供する。
【解決手段】 マイナス鎖RNAウイルスベクターを造血細胞に導入し、この細胞を造血細胞移植することにより、導入遺伝子を発現する血液細胞を再構築することができる。遺伝子導入造血細胞は、移植された体内において白血球、赤血球、血小板に分化することができた。本発明は、造血細胞移植における遺伝子治療における、宿主染色体損傷の危険がない安全な遺伝子導入システムを提供する。 (もっと読む)


本発明の目的は、アルツハイマー病に対する安全性および有効性の高いワクチン療法を提供することである。アミロイド遺伝子を保持するマイナス鎖RNAウイルスベクターを構築し、24〜25ヶ月齢APPトランスジェニックマウスに鼻腔内投与した。血清抗Aβ42抗体のレベルを測定したところ、コントロールよりも顕著に高かった。組織学的に検討した結果は、前頭葉、頭頂葉、および海馬のいずれにおいても、本発明のベクター投与による老人斑の顕著な減少を示した。脳内のAβレベルは顕著に低下した。さらに、本発明のベクター投与は、中枢神経系におけるリンパ球の浸潤はもたらさなかった。 (もっと読む)


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