説明

株式会社ガルバート・ジャパンにより出願された特許

1 - 3 / 3


【課題】めっき浴から引き上げた溶融めっき線の表面から余剰の溶融めっき金属をしごき取るに際し、しごき取りに用いるワイピング部材の劣化がなく、長時間にわたって安定してワイピングを可能にする、溶融めっき線のワイピング装置及び溶融めっき線のワイピング方法を提供する。
【解決手段】ワイピング部材7は溶融めっき線5が通過する貫通孔8を有し、貫通孔8の軸方向と垂直な断面内で貫通孔に内接する円(内接円10)の半径がめっき線半径よりも0.02mm以上大きく、貫通孔8の表面9は金属(ワイピング部材金属)であり、ワイピング部材金属は溶融めっき金属と濡れ性が良好な金属であることを特徴とする溶融めっき線のワイピング装置である。貫通孔8と溶融めっき線5との間の隙間に金属間化合物層13が形成され、この金属間化合物層13によって溶融めっき線の表面から余剰の溶融めっき金属14をしごき取る。 (もっと読む)


【課題】絞りダイスよりも作業性に優れ、パッド方式のようにワイピング面の材質劣化に起因して、溶融金属めっき線材の表面性状を損なうことなく、パッド方式と同等の通線速度で溶融めっき線のワイピングが可能な装置及び方法を提供する。
【解決手段】ワイピング装置は複数のワイピング部材8を組み合わせてなるワイピング手段7と、押付力負荷手段12と、ワイピング手段7が摺動可能に当接されるストッパー6とからなる。ワイピング部材8は先端に弧状部13を形成するU字溝11を有し、各U字溝の弧状部13が組み合わされて溶融めっき線の通線部位16を形成し、ワイピング部材8は溶融めっき線の通線方向に直交する方向に延伸する凸部10を基部上に有し、凸部10にU字溝11を設け、押付力負荷手段12は、U字溝の弧状部13によって溶融めっき線に押付力を負荷する。ワイピング部材のU字溝の弧状部の底面がセラミックスであることが好ましい。 (もっと読む)


【課題】 異形溶融めっき線の表面の凹凸形状を適正形状に制御することで、耐滑り性及び耐食性に優れた異形溶融めっき線及びその製造方法を提供する。
【解決手段】 本発明の異形溶融めっき線は、表面に凹凸が形成された鋼材からなる異形線に溶融めっきが施された異形溶融めっき線であって、前記凹凸の高さhが0.3〜0.8mmであり、この凹凸の傾斜部の前記異形線の軸に対する傾斜角αが100〜140度であることを特徴とする。 (もっと読む)


1 - 3 / 3