説明

長尾商事株式会社により出願された特許

1 - 2 / 2


【課題】自動車用羊毛製品及びその製造方法において、羊毛を主体(60重量%〜80重量%)として、羊毛の大きな空隙率による断熱性・防音性と、不燃性・吸湿性・VOC吸着性とを十分に生かすこと。
【解決手段】原料となる羊毛2とバインダー繊維3としてのポリ乳酸繊維とを計量・混合し(S10)、混合物を開繊機内で開繊して(S11)、開繊された繊維がカード機へ供給されてカードウェブに形成され(S12)、成形機において積層されてフリースとして連続的に成形され(S13)、更に加熱機に供給されてポリ乳酸繊維の融点以上に加熱され、ポリ乳酸繊維は溶融して羊毛繊維同士を接着するバインダーとして機能し(S14)、カレンダーロールによって更に高温での加熱及び加圧が行われ(S15)、一旦冷却された後(S16)、再び加熱され(S17)、プレス成形されて(S18)、所定形状の自動車用羊毛製品1が得られる。 (もっと読む)


【課題】羊毛マットにおいて、羊毛100%とすることで羊毛の大きな空隙率による断熱性・防音性と、不燃性とを十分に生かすことができ、成形性にも優れていること。
【解決手段】原料となる羊毛2とバインダー繊維3としてのポリ乳酸繊維とを計量・混合し(S10)、混合物を開繊機内で開繊して(S11)、開繊された繊維がカード機へ供給されてカードウェブに形成され(S12)、カードウェブは積層されて、所定幅・所定厚さのフリースとして連続的に供給されて(S13)、加熱コンベアで加熱成形され、ポリ乳酸繊維は溶融して羊毛繊維同士を接着するバインダーとして機能する(S14)。続いて、カレンダーロールによって冷却されながら加圧が行われ(S15)、更に冷却された後(S16)、所定の幅にカットされ(S17)、不織布状態の羊毛マット1が得られる。羊毛マット1の密度は30kg/m3、熱伝導率は0.035W/m・Kであった。 (もっと読む)


1 - 2 / 2