説明

株式会社森生テクノにより出願された特許

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【構成】 椅子10は、座部に設けられる保冷パネル12を含み、座部表面16の温度を所定温度に保冷することによって使用者に涼感を与える。保冷パネル12は、パネル本体14を備える。パネル本体14は、セメントゲル(50)によって板状に形成され、少なくとも裏面14aに連通する連続空隙を有する。椅子10では、パネル本体14の連続空隙に保持した水を裏面14aから蒸発させることによって座部表面16が保冷される。
【効果】 座部裏面から水分を蒸発させるので、座部表面に体が密着しても表面温度を所定温度に維持でき、使用者に対して持続的に涼感を与えることができる。また、冷却用の電気機器などを用いる必要がないため、導入コストおよび運転コストを低減できる。 (もっと読む)


【構成】 保水性セメント成形体10は、多孔質体14を含み、内部に吸収して保持した水を表面12から蒸発させることによって、表面温度の上昇を抑制する。保水性セメント成形体10の内部には、pF2.7〜4.2のpF域で水を保持する第1毛管部が無数に形成される。この第1毛管部は、第1−第3空隙20,22,24が適宜連続して形成される。第1毛管部に保持された水は、表面12に拡がり易く、かつ表面12に素早く供給されるので、保水性セメント成形体10では、表面12全体に水が薄膜状に拡がる状態が維持される。
【効果】 pF2.7〜4.2のpF域で水を保持する第1毛管部を備えるので、内部に保持した水を表面に適切に供給でき、優れた表面温度上昇抑制効果を発揮できる。 (もっと読む)


【構成】 建物10は、冷輻射パネル20を用いて形成される側壁14および床16を有する。冷輻射パネル20は、セメントゲルによって形成される本体(22)を含み、本体(22)には、貯水部、毛細管部および通水部が形成される。冷輻射パネル20(側壁14および床16)は、周囲の温度が上昇すると、その表面(28)から活発に水分を蒸発させ、気化熱によってその表面温度を下げる。表面温度の低い冷輻射パネル20によって、建物10の内部の人間は、熱を奪われる状態、つまり冷輻射を受ける状態となり、涼しさを感じる。
【効果】 気化熱によって冷輻射パネルつまり側壁および床の表面温度を下げるので、側壁などを冷却するために冷却水を用いる必要がなく、常温の水を利用できる。したがって、水の冷却装置が不要となり、冷却水をつくるための電気代もかからないので、導入コストおよび運転コストを低減できる。 (もっと読む)


【構成】 植栽基盤10はセメント12内にパルプスラッジ14を混練して形成され、このパルプスラッジ14はセメント12内に連続した空間を形成し、パルプスラッジ14に接するセメント12表面が弱アルカリ性である。
【効果】 パルプスラッジ14は植物の根張空間として利用され、分解されて養分となり、その毛細管現象により水分を吸収し、しかもその微細空間構造により酸素を有するため、パルプスラッジ14は植物の根に栄養分、水分および酸素を供給する。また、弱アルカリ性の環境下により水分を腐敗し植物の生育を阻害する嫌気性微生物の発生を予防し、適切な植物の生育環境を提供する。 (もっと読む)


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