説明

株式会社ミヤコンにより出願された特許

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【課題】サンゴに穿孔して棲息する小動物のすみかを提供することによって、人工護岸等で破壊された海域においてサンゴ礁の成長を待たずに生態系の復元を促進する。
【解決手段】サンゴ又は貝殻を由来とする骨材と軽焼マグネシアを微細な泡と共に配合し成型することによって、図1のようなイシサンゴ同様の多孔質を形成してなることを特徴とする人工サンゴ石である。このように、本発明の人工サンゴ石は、イシサンゴ同様の多孔質を形成してなるため、底生生物(ベントス:benthos)が多孔質中に潜り込んで棲息することができる。しかも、ポルトランドセメント系のコンクリートと違って、軽焼マグネシアは海洋汚染の恐れがなく、かつ天然のサンゴや貝殻を由来とする骨材を使用するので、底生生物の棲息に支障を来す恐れは無い。 (もっと読む)


【課題】海底に沈めてヒメジャコの養殖に用いる養殖基盤に関し、ヒメジャコの生育に適するように珊瑚又は貝殻を由来とし、かつ成型の容易な骨材を軽焼マグネシアで接合する工法を採用することによって、養殖穴を有する大量の養殖基盤を効率的に製造しかつ海底に強固に敷設可能とする。
【解決手段】珊瑚又は貝殻を由来とする骨材を軽焼マグネシアで接合し成型してなる養殖基盤であり、骨材として珊瑚又は貝殻を由来とする材料を用いているので、ヒメジャコが酸性分泌物を出して溶かすのに適している。また、有機系の接着剤ではなく軽焼マグネシアを用いて養殖基盤を成型できるので、海洋汚染や養殖貝類に悪影響を与えるなどの危険を回避できるだけでなく、養殖穴を有する養殖基盤を効率的に製造できる。 (もっと読む)


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